台風の目、モスクワ生活

2022-03-05

ロシアの大切な友人知人たちと、日々メールを交換しています。はじめは、今の状況のなかで生活や体調を気遣いながら、そして日々のちょっとした変化や気づいたこと、なによりも積み重なっていく辛く悲しくどうしようもない心のなかのもやもやを共有しあって。

春休みの時期を迎えて、いつもはモスクワ市民の憩いの場となるゴーリキーパーク(関連☆【ゴーリキー・パーク】〜まとめ〜)。冬には、園内全体が巨大な屋外スケート場に変身し、現代美術館Гараж ガレージ(GARAGE)では魅力的な展覧会が開催されています。2018年には村上隆さんの展覧会もありました。(☆冬の屋外スケート&GARAGEの村上隆展〜【ゴーリキー・パーク】【モスクワの美術館】

しかし、現在は美術館は閉館しており、再び開館する日はいつになるのか、誰にも分からない状態です。

2月26日に美術館が発表した声明には、この悲劇が終わるまですべての展覧会が延期されることが記されています。この予期せぬ悲しい出来事に際して、これまで展覧会を準備してきたアーティストたちに対しての謝罪と感謝、そして平和を祈る言葉で締め括られています。

 

モスクワ生活時代に息子とよく足を運び、成長に合わせて新しいバイオリンを購入したお店サンクトペテルブルクの老舗弦楽器工房Горонокからもメールが届きました。☆【ヴァイオリン備忘録】楽器の買い替え(1/4→1/2)

そこには、ロシア国内でロシア人がバイオリンを製作しているため、お店の営業は今後も継続していくつもりであること。けれども、経営悪化のために値上げを決断しなければならないこと。さらに、外国製品の輸入は難しくなり、現在の在庫もすぐになくなってしまうことが予測されるため、必要なものは急いで購入しておくことをお勧めすることが記されていました。

関連☆【ヴァイオリン備忘録】ロシアの音楽教育と音楽学校

 

モスクワの生活は今のところまだ落ち着いているようです。市内の交通機関もいつもどおり、小売店やスーパーマーケット、レストランも通常営業していて、輸入品を中心に値上げや欠品が見られるものの、食品や日用品はきちんと入手できるとのことでした。その後、いざというときのためにと蕎麦の実や砂糖などの買いだめで混雑がみられるところも・・・

インターナショナルスクールのなかには、コロナ禍を経て再びオンライン授業へ戻ってしまった学校もあるようです。モスクワ日本人学校も例年よりも早めの卒業式が行われたそうです。

台風の目のように、今はまだ落ち着いているというモスクワの生活。世界を巻き込んで激化していくこの恐ろしい台風がいつどのように進路を変えどんな被害を及ぼすのか分からない不安も抱えています。

【イギリスの学校生活】助けてホームズ!ワールド・ブック・デー2022

2022-03-03

3月3日、日本では雛祭りが祝われましたが、こちらイギリスの学校ではワールド・ブック・デー(World Book Day)を記念して、いつもの制服ではなくお気に入りの本の主人公に仮装して登校しました。昨年はハリー・ポッターのコスチュームを選んだ息子でしたが(関連☆【イギリスの学校生活】ハリー・ポッターに変身!英国のWorld Book Day ワールドブックデー)、今年は・・・

△シャーロック・ホームズ!言わずと知れたイギリス生まれの偉大な探偵です。

△シャーロック・ホームズ博物館へ出かけ(関連☆【英国のなかのロシア】シャーロック・ホームズ博物館の名探偵マトリョーシカ)、

△英国グラナダTV版の『シャーロック・ホームズ』も観て、予習は万全!?

その明晰な頭脳と推理力で、国家間の一大事も解決してきたホームズの銅像の前を通るたびに、シャーロックが現れていつものように最善の策で解決に導いてくれないかしら、と心のなかで祈るような気持ちでいます。

△リアル・ウォーリーを探せ!?通学路には、本から飛び出してきたキャラクターがたくさん。夢の競演です。

ブックデーには他にも、大好きなDaunt booksが学校に出張本屋さんを開いてくれて、ベテラン店員さんに相談に乗ってもらいながら子どもたちがEnglishのレッスンを使って、お小遣い15ポンドで好きな本を購入できる機会がありました。(関連☆世界一美しい本屋 Daunt Books Marylebone で宝探し!

【ロシアナの本棚】『また、桜の国で』

2022-03-02

ニュースが届くたびに胸が締めつけられるようで、何をしていても心がざわざわとして安まりません。なるべく頭のなかを無にしてやるべきことをやるようにして、心にぽっかりと空いた穴を読書が満たしてくれます。この数日、心に寄り添い、慰めてくれた1冊。

須賀しのぶ著『また、桜の国で』

素晴らしかったショパン・コンクールの感動は今も色褪せず、ショパンの音色とともに浮かび上がるポーランド に戦禍のウクライナが重なります。歴史をもとにしたフィクション、のはずなのに、どんどん現実とシンクロしていくようで恐怖を感じます。

【日本のなかのロシア】ショパン・コンクールで快挙!ピアニスト反田恭平さん

【フランスのなかのロシア】〜作曲家ショパンゆかりの地 モンソー公園&ヴァンドーム広場〜

ロンドンのなかのショパン