【ロシアナの本棚】『また、桜の国で』

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ニュースが届くたびに胸が締めつけられるようで、何をしていても心がざわざわとして安まりません。なるべく頭のなかを無にしてやるべきことをやるようにして、心にぽっかりと空いた穴を読書が満たしてくれます。この数日、心に寄り添い、慰めてくれた1冊。

須賀しのぶ著『また、桜の国で』

素晴らしかったショパン・コンクールの感動は今も色褪せず、ショパンの音色とともに浮かび上がるポーランド に戦禍のウクライナが重なります。歴史をもとにしたフィクション、のはずなのに、どんどん現実とシンクロしていくようで恐怖を感じます。

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