【英国のなかのロシア】東インド会社のよりも前にあった、モスクワ(ロシア)会社の名残り、貿易の礎ムスコヴィ通り

2022-03-19

ロンドン地図のなかで、ロシアとゆかりのある名前の場所をいくつかご紹介してきましたが(関連☆【英国のなかのロシア】〜まとめ〜 (2022.02更新!))今回ムスコヴィ通り(Muscovy street)を散策してみましょう。

Muscovy Company (Muscovy Trading CompanyRussia Companyとも呼ばれていました。ロシア語では Московская компания)は、イングランドではメアリー1世、モスクワ大公国ではイヴァン雷帝の時代の1555年にロシアとの貿易を行っていた英国の会社です。後のアジアとの貿易を行う「東インド会社」はよく知られていますが、実はもちろん、ロシアとの貿易を行うモスクワ会社(ロシア会社)もありました。

その貿易会社があった場所がこのエリアだったことが、Muscovy streetという通りの名前から感じることができます。ちなみに、モスクワでMuscovy Companyがあった場所はモスクワ中心部トヴェルスカヤ通り付近で、英国の教会(聖アンデレ聖公会教会)も建設され、このあたり一帯がモスクワにおけるイギリス人のコミュニティーの中心となっていたそうです。これについては、「モスクワのなかの英国」で詳しくご紹介していますので、ぜひあわせてお楽しみください。(関連ブログ☆【モスクワのなかのイギリス】〜まとめ〜 

△さて、Muscovy streetの目の前は、白い敷石が敷かれた広場になっています。フォーシーズンズ・ホテルを背景にイギリスの政治家で作家のサミュエル・ピープス(Samuel Pepys)の銅像があり、そのまわりにピープスの代表作『サミュエル・ピープスの日記』に関するユニークなモチーフの敷石を見ることができます。

△ペストが大流行した1665年のロンドン

△ペストは、ネズミとノミが媒介する感染症だそう。

△そして1666年にはロンドン大火が起こります。(関連☆ペスト禍のロンドン大火、コロナ禍の・・・平和と復興へのモニュメント

△火事現場シティ・オブ・ロンドンの近くに住んでいたピープスは、1660年から1669年までの日記のなかでこの火事についても詳細に記録しています。当時、ワインやパルメザン・チーズを地下に埋めたのだとか。

 

△「今日はこれで練習おわりっと」

『サミュエル・ピープスの日記』ぜひ読んでみたいです。

【英国のお気に入り】林檎はふじ?アントノフカ?それともピンク・レディ?

2022-03-17

「1日1個の林檎は、医者を遠ざける!」青森・津軽生まれの私にとって、りんごは大好物。

△弘前のりんご公園にて。約80種、2300本もの林檎の木があるそうで、りんご狩り体験はもちろん、美味しいりんごを味わうレストランや物産館も。

日本にもさまざまな種類があって(銘柄の名前をつけたアイドル“りんご娘”さんも活躍していらっしゃるみたい)、どれもそれぞれに美味しいのですが、イギリスにも見たことのない銘柄がたくさん!

△最近のお気に入りは「Pink Lady Apples」ハッピーな発色のいいピンク色!甘みと酸味のバランスや歯応えもいいかんじ。

△こちらも名前に惹かれて・・・「Best of British Apples」青森の葉取らずりんごのように、葉っぱの模様がしっかり残っているのが特徴です。

△「Best of British Apples」と比べると、「ピンクレディ」のほうがちいさめです。

 

さて、ロシアの林檎の代表格は、ちいさな青林檎のアントノフカ。酸味が強いのですが、パスチラというお菓子には欠かせない林檎です

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【モスクワのスーパーマーケット探検】〜フルーツ編〜 量り売りの青果コーナー

ロシアでは郊外の菜園付き別荘ダーチャで、夏に採れた野菜や果物を瓶詰めの保存食にして長い冬の間のビタミン源にするのですが、このちいさな林檎の漬物も爽やかな美味しさで絶品でした。「ふじ」に比較的似ているのは「Gala」でしたが、ロシアの品種のなかには、皮だけでなく中身まで「ピンクレディ」のようにピンク色の小林檎もあって割ってみてびっくりしたことも!

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【モスクワ通信】ジャム<ヴァレーニエ<コンポート

【ロシア土産】ダーチャ・シーズンの幕開け!瓶フタは・・・ロシア土産!?

びっくりといえば、もうひとつ思い出すこと。日本では食べやすく包丁でむいていただくことが多い林檎ですが、ロシアやイギリスではそのまま丸かじりのスタイルが主流です。ロシアの学校給食のデザートに林檎だけでなく丸ごとの洋梨や桃が出て、みんな皮ごと洋梨や桃を食べるのにそういえば息子はとても驚いていたっけ・・・くるくると林檎の皮をむきながら、父がよく林檎の皮をうさぎの耳のように切ってくれたのが嬉しかったことも思い出しますが、こういうところが日本らしい特徴で、日本人の好きなところです。

【英国のお気に入り】お土産や贈り物にも!ティータイムを彩るティータオル

イギリスでお土産のコーナーへ行くとよく見かけるのが、ティータオルとマグカップ!さすが紅茶大国♪と思って見ていました。たとえば、イギリス伝統のサーカスへ行ったときにも、ティータオル&マグカップ(☆伝統的なイギリスのサーカスGIFFORDSへ!イギリスとロシアのサーカスあれこれ)、スノードロップを見に行ったときにも、ティータオルとマグカップ。(☆【英国のお気に入り】満開のスノードロップを探しに・・・

そして、こちらはずっと気になっていたお店Cologne&Cottonの美しいティータオル!キッチンと心をパッと明るくしてくれるカラフルなこのティータオルのシリーズはフランス製、幸せの青い鳥が飛んでいます。

産業革命の英国でうまれ、ティーポットやカップなど食器類に指紋がつかないように磨いたり、冷めないように包んだり・・・ティータイムに重宝されてきました。日本の布巾にくらべると大判で、華やかなデザインが多いのも特徴です。

毎週通っている息子の音楽学校の近くにあるMarylboneエリアのこのお店は、ほかにも気になっている理由がありました。それは・・・

△ディスプレイに可愛らしいマトリョーシカ と玉ねぎ屋根の教会のオルゴールが置かれていること。

クリスマスにもとっても素敵に飾っていました。

△そういえばロシアでも、マトリョーシカ 柄のお気に入りのティータオルがありました。(関連ブログ☆【ロシアのお土産】マトリョーシカのロシア布地なら«Трехгорная мануфактура»

朝、起きてニュースをチェックするのが怖い毎日。まさかと思っていたことが起こってしまい、寝ている間にもっと怖いことが起こっていたら・・・

もうなるべくニュースは見ないようにしよう、そう決意しても、やっぱり気になってしまって気づくとスマホに手を伸ばし、そして見るたびに悲しいニュースが心のなかにつもっていきます。

こんなときだからこそ、美しいティータオルに包んだマグカップで毎朝温かいミルクティーを淹れて、前を向いて笑顔で1日をはじめなければと思う今日です。