ケンジントン庭園からはじまった物語『ピーター・パン』の銅像

2022-02-10

夏の緑も冬の水鳥も、四季折々の美しさを楽しめるケンジントン・ガーデンズ(☆【イギリスでしたい100のこと】ロイヤル・パークで自然を愛でる)。ロイヤル・パークのひとつで、ケンジントン宮殿があり、ダイアナ妃にまつわるスポットが沢山あることは知られていますが(☆〜ケンジントン・ガーデンズでダイアナ元妃の記念スポットめぐり〜新しい銅像と記念庭園、記念プレイグラウンド、記念噴水)、今日はピーターパンの銅像を見にきました。

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ピーター・パンPeter Pan)は、スコットランドの劇作家&童話作家ジェームス・マシュー・バリー(Sir James Matthew Barrie)の戯曲『ピーター・パン:大人になりたがらない少年(Peter Pan; or, the Boy Who Wouldn’t Grow Up)』や小説『ピーター・パンとウェンディ(Peter and Wendy)』の主人公の名前です。

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誰もが知っているのこのお話が、英国のものだと知ったのはつい最近のこと(☆【英国のなかのロシア】英国の紳士クラブ「The Reform Club」でランチ会)。ピーター・パンはこのロンドンのケンジントン・ガーデンズでベビーカーから落ちて迷子になってしまい、永遠の少年となってネバーランドに住むことになります。

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少年時代に不幸な事故で兄を亡くし、悲しみにくれる母を慰めようという心から、この永遠に大人にならない少年ピーターパンが誕生したというストーリーを聞いたときには思わず涙がこぼれ、夢と冒険がつまった子ども向けのファンタジーというイメージだけではない何か胸を締め付けるような感覚はこのせいだったのか・・・と妙に納得もしました。ました。ピーター・パン関連作品の著作権は、ロンドン最大の子供病院である「グレート・オーモンド・ストリート子供病院」に寄贈され、病院にもピーターパン像が置かれて子どもたちを勇気づけているのだそうです。

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【英国のなかのロシア】英国の紳士クラブ「The Reform Club」

2022-02-09

(2021.12)英国の名門紳士クラブ(Gentlemen’s Club)The Reform Club

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ロンドンにあるジェントルマンズ・クラブのなかでも特に有名な場所で、歴代会員にはウィンストン・チャーチル元英国首相や(関連☆)、『シャーロック・ホームズ』を書いた作家コナン・ドイルなどが名を連ねます(関連☆【英国のなかのロシア】シャーロック・ホームズ博物館の名探偵マトリョーシカ)。『ピーターパン』を書いたスコットランド出身の作家ジェームス・マシュー・ バリーも会員だったこと、今日初めて知りました(関連☆ケンジントン庭園からはじまった物語『ピーター・パン』の銅像)。 

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△フランスのジュール・ヴェルヌ作の冒険小説『八十日間世界一周』(フランス語: Le tour du monde en quatre-vingt jours、英語: Around the World in eighty Days)のなかにも登場しています。イギリス人資産家フィリアス・フォッグがフランス人執事のパスパルトゥーを従えて、世界を80日間で一周しようと旅に出る物語ですが、独身の紳士フィリアス・フォッグ卿はこの「リフォーム・クラブ」のメンバーであること以外は全く謎、という設定でした。旅は、リフォーム・クラブでの議論からはじまり、ここで幕を閉じるのです。(※ちなみに、『八十日間世界一周』の前に出版されたジュール・ヴェルヌの作品は『三人のロシア人と三人のイギリス人のアフリカ旅行(Aventures de trois Russes et de trois Anglais dans l’Afrique australe)』)

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△(お写真は公式サイトより)本日の会場は美しい図書室(Library)。1841年に Sir Anthony Panizziによって創設され、歴代メンバーの著書や寄付などを含めて貴重な本が85,000冊以上並んでいます。特に19世紀の英文学が充実しているそうですが、建築、アート、政治、歴史・・・幅広いジャンルを誇っています。幼い頃から“本の虫”で図書室をこよなく愛する私にとって、360度本に囲まれた夢のような空間。

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△着席して振り向くと、私を誘う一冊の背表紙・・・! 

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△前菜:London smoked salmon, marinated fennel and cucumber メイン:Pan-fried sea bass, Brixham crab mash, pine nuts, caper&lemon salsa デザート:Poached pear&clementine, meringue, blackcurrent sorbet 

 

さて、モスクワにはプーシキンも通った!トヴェルスカヤ通りの旧イギリス・クラブ(Английский клуб на Тверской)がありました。帝政時代には貴族たちの社交の場となっていて、1831年から1917年までイギリス・クラブとして使われていました。(ロシアにおけるイギリス紳士のためのクラブは、まずサンクトペテルブルクに誕生し、続いてモスクワにできたそうです。)文豪たちの作品にも数多く登場しているイギリス・クラブは、1917年の2月革命の後に革命博物館となり、現在はロシア現代史博物館(Музей современной истории России)となっています。詳しくは、関連ブログ☆【モスクワのなかのイギリス】〜まとめ〜 7をご覧ください。

【英国のお気に入り】初めてのライス・プディングと英国式ホームパーティー

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英国へ来て驚いたことのひとつは、英国人の皆さまがとっても気軽にお宅に招き入れてくれること。アフタヌーンティーの国というイメージが強かったので、すこし格式ばって高級なティーカップで紅茶をいただくようなお招きを想像していましたが、普段のおつきあいはとてもアットホーム。「ハーイ!」と挨拶したら、ふたことめには「さぁ、どうぞ入って!紅茶を一杯いかが?」

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友人たちとのホームパーティもとても寛いだ雰囲気。たとえば20時に来てねと言われていても、みんなゆるゆると自分のペースで到着するので、21時過ぎまでドリンクを片手にクリスプスをつまんでおしゃべり。(☆【英国のお気に入り】イギリス味のクリスプス!ロシア味のチップス!

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初めて会う友人同士を紹介したりもらったワインを味見したりしながら、ホステスの奥様は下ごしらえの終わっているサラダや前菜を温め直したり、盛り付けしたり・・・「ユリが来るから、ロシア風のサラダを作ったのよ。」美味しそうなビーツのサラダ、レシピはどちらもオットレンギの料理本からだそう。(☆ロンドンではオットレンギが旬!イギリスNo.1キャロットケーキを求めて

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△イギリスのお宅は素敵な暖炉があることも特徴のひとつ。この暖炉まわりの空間にずっと憧れていました。都心部では安全面からすでに実際に暖炉を使用することができない場所も多く、マントルピースのようになっていることも多いのですが、少し郊外の一戸建てではこうして今も薪をくべて燃える火がお部屋を温めてくれます。お庭ではホストの旦那様が炭火焼のお肉を焼いてくれていました。

そのうち子どもたちが「おやすみ」のキスをしに階下へおりて来ました。6時半頃に先に別のメニューで夕食をとっていた子どもたちは、今宵はお楽しみのスリープオーバーです。ホームパーティーにやってきたご夫婦も信頼できるシッターさんにお子様を預けて来ていました。家族で過ごす時間も大切にしつつ、こんな日はきちんと大人の時間と子供の時間が分かれています。 

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△ほろ酔いで皆が自分のプレートに食事をとって着席したらもう22時近く。食べたりしゃべったり、飲んだり笑ったり・・・夜はゆったりと更けていきます。

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△デザートには、初めてのライス・プディング!少女時代からよく本に登場していたライス・プディングですが、英国人のお宅でお手製のものをいただくのは初めて。本のなかでは(甘いお粥のようなデザート)と解説されていて想像するとあまり食べる勇気が湧きませんが、オーブンからはカスタードが焼けるのようなとってもいい香りが漂ってきて、お鍋からひと匙スプーンですくって口に運ぶと、ミルクとお砂糖で煮たお米の優しい甘さとジューシーなコンポートがよく合います。

すっかり酔っ払って御宅を出たのは深夜1時過ぎ。子どもが生まれてからは夜の外出はぐっと減りますし、遅くまでゆっくりお酒を飲んだりする機会は少ないので、夜風に吹かれながらの帰り道、なんだか不思議な気持ちになりました。

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