【今日のロシア】山口ミルコ著『毛の力 ロシア・ファーロードをゆく』

2015-02-02

出版社に勤務後、ガンを宣告された山口ミルコさんが、その闘病生活を綴った『毛のない生活』(ミシマ社)。そして、闘病後の日々を綴った再生エッセイ『毛の力 ロシア・ファーロードをゆく』(小学館)

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著者の“ミルコ“さんというお名前は本名で、ロシア語で「世界・平和」を表す言葉「мир ミール」に由来するそうです。ロシアから木材を買い付けるお仕事をなさっていたお父様が名付けられました。闘病後、生き方を模索するなかで自身のルーツをたどるために、ロシアへ向かうミルコさん。毛皮でもよく用いられるクロテン狩猟を今も生業としている村を訪れ、動物と人間と自然が調和していた時代に思いをはせます・・・。

 

【今日のロシア】ミトン+こねこのミーシャ~ロマンカチャ―ノフ短編集~

2015-02-01

ミトン+こねこのミーシャ~ロマンカチャ―ノフ短編集~DVDが4日発売になります!

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『チェブラーシカ』で知られるロシアの巨匠Роман Качанов ロマン・カチャ―ノフ監督のアニメーションのなかから珠玉の名作短編を集めた愛蔵版DVDです。

 

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△すでに、 «Варежка»ミトン』(ソ連/1967/10分)、«Письмо»『レター』(ソ連/1970/9分)、«Мама»『ママ』(ソ連/1972年/9分)の3作はDVDになっておりました。子犬が欲しくてたまらない少女アーニャと赤い毛糸のミトンに起こる可愛らしい奇跡を描いた『ミトン』、そして海の向こうで働くパパからの手紙を心待ちにするママと少年の心の大冒険を描いた『レター』、そして愛する息子のお昼寝中に買い物へ行くママの不安な心を見事に表現した『ママ』は、それぞれ息子と私の大のお気に入り。地方での仕事で息子がはじめておばあちゃま宅へお泊まりしたときにも持っていきました。

今回は、新たにDVD初収録となる«Как котёнку построили дом»『こねこのミーシャ』(ソ連/1963/10分)、«Потерялась внучка»『迷子のブヌーチカ』(ソ連/1966/20分)に加え、日本初公開となる«Новичок»『ノビチェク~働きもののトラクター~』(ソ連/1961年/15分)も収録されています。

『ミトン』日本公式サイト
http://www.mitten-plus.jp/

【今日のロシア】「紅茶DE おもてなし教室(TEA MIE)」でサモワールお茶会

2015-01-31

紅茶DE おもてなし教室(TEA MIE)」を主宰されているミンミンマダムこと坂井みさき先生のご自宅で、新年恒例の「ガレット・デ・ロワお茶会」が開催されました。昨年2014年ソチ五輪のときには、世にも素敵な「ロシアお茶会」を開催されていてお知り合いになったのですが、今回は新年恒例のフランスお菓子ガレット・デ・ロワを頂きながら、フランスのお紅茶をロシアのサモワールで楽しむ趣向ということでお声がけ頂きました。

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△ピンク×黒のゴージャスなテーブルセッティングでお出迎えしていただきました。東京ステーションホテルでも提供されているBetjeman & Barton【ベル・ヒストワ(美しい物語)】という名のアイスティーが、美しいお茶会の物語へと誘ってくれます。ベッジュマン&バートンといえば、一番人気のひとつに【Thé Pouchikine テ・プーシキン】というロシアの文豪の名前をとった紅茶があります。以前フランスではマトリョーシカ缶も人気だったようです。

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△(お写真はこちらから)お茶会では、ガレット・デ・ロワといっしょに【バラードイルランディーズ(冬の訪れ)】もミルクティでいただきました。

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△白い器のキャンバスに、ボルシチにも使われるビーツのピンク色が可愛らしいソースで絵を描いてフランス田舎風テリーヌの一皿を完成させます。

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△マダムの世界のティーカップ・コレクションから、好きなカップを選ぶことができます。こちらはロシア・サンクトペテルブルグのインペリアル・ポーセリン(ロモノーソフ陶磁器)のもの。私は自宅で王道のコバルトネットシリーズを愛用しておりますが、今日はこちらも定番ロシアンドームにしてみました。

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△つづいて、表面12時間+裏面12時間+仕上げ15分かけて焼き上げるマダムの絶品ふわとろフレンチトーストに合わせて、湯気のたつサモワールで、柑橘系で爽やかに目覚められそうな【ロシアンブレックファースト】とパリの朝食をイメージした【マトゥン・パリジャン】を淹れます。どちらもマリアージュフレールのものですが、こちらのブランドではほかに、【RUSCHKA】というやはり柑橘系フレーバーもあります。日本では“ロシアンティー“といえば、多くの場合ジャム入りのお紅茶をイメージしますが、一方でフランスをはじめ西欧で“ロシアンティー“といえば、柑橘系のお紅茶なのです。今回のレクチャーで、フランスのブランドではほかにも「ル・パレデテ」の【GOUT RUSSE 7 AGRUMES (グー ルース セット アグリュム)】もロシアの名のつく柑橘系のお紅茶だと教わりました。

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△いつでもお湯が沸いているサモワールがあれば、好きなときに上のポットから紅茶を注ぎ、下の注ぎ口からお湯を注ぐことが出来ますから、いつでもお好みの濃さで紅茶をいただくことができます。ジャム入り紅茶も柑橘系フレーバー紅茶も美味しいのですが、いつでもいつまでも皆でサモワールを囲んでゆっくりおしゃべりを楽しめる紅茶作法こそ“ロシアンティー“です。

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△お部屋の各コーナーで、本日のお紅茶のブランドを目でも味わうことができます。こちらは日本でも人気のあるマリアージュフレールのコーナー。手前にちょこんと飾られているのは、ミンミンマダムがロシアへご旅行なさった際にご自身で絵付けされたマトリョーシカ!

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△クスミティのコーナー。1867年にサンクトペテルブルクでクスミチョフ氏が創業、亡命先のフランスで販売して世界的な人気となりました。アナスタシア、トロイカ、サンクトペテルブルグ、サモワール、ロシアンモーニング・・・ロシア風フレーバーがたくさんあります。

フランスの紅茶の歴史はもちろん、フランスを代表する銘柄の特徴的なフレーバーを、パッケージのデザイン、茶葉ブレンドの色合い、そして香りまで・・・紅茶を頂きながら楽しいレクチャーがつづきます。やはりフランスは“香りを楽しむ紅茶“が好まれ、フレーバーに深い奥行きがあります。お茶会でも、パレ・デ・テの“愛人“フレーバーやダマン・フレールの“コクリコ“フレーバーを飲み比べました。与謝野晶子がひとりシベリア鉄道に乗り、愛する夫 鉄幹を追って到着したフランスで、一途な想いを詠んだ歌にも登場するのが真っ赤なコクリコです。

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△マダムがフランスで購入されたリプトンのティーバッグ【ロシアン・アールグレイ】も柑橘系。(私が頂いたロシア土産のものとはパッケージ&ティーバッグが違っていましたがフレーバーは同じでした。過去関連ブログ☆リプトン ロシアン・アールグレイ)茶葉と一緒に、ロシアでよく売られている矢車菊の青い花びらがちりばめられていますが、まさにシャガールの“青“ですよね! 

さて、ガレット・デ・ロワは、なかにフェーヴと呼ばれる幸福のシンボルが1つはいっており、切り分けた自分のケーキのなかにそれが入っていたら大当たり!その1年をハッピーに過ごせると言われています。王冠もとてもお似合いで羨ましいです!テーブルを囲む人たちの嗜好と興味に合わせてお紅茶を厳選し、そして一緒にいただくお料理やお菓子との最高の相性を考慮して心尽くしのおもてなしをしてくださったミンミンマダム(中央)を囲んで。

素敵なお茶会をありがとうございました!