【今日のロシア】「紅茶DE おもてなし教室(TEA MIE)」でサモワールお茶会

  • URLをコピーしました!

紅茶DE おもてなし教室(TEA MIE)」を主宰されているミンミンマダムこと坂井みさき先生のご自宅で、新年恒例の「ガレット・デ・ロワお茶会」が開催されました。昨年2014年ソチ五輪のときには、世にも素敵な「ロシアお茶会」を開催されていてお知り合いになったのですが、今回は新年恒例のフランスお菓子ガレット・デ・ロワを頂きながら、フランスのお紅茶をロシアのサモワールで楽しむ趣向ということでお声がけ頂きました。

スクリーンショット 2015-01-30 23.15.51

△ピンク×黒のゴージャスなテーブルセッティングでお出迎えしていただきました。東京ステーションホテルでも提供されているBetjeman & Barton【ベル・ヒストワ(美しい物語)】という名のアイスティーが、美しいお茶会の物語へと誘ってくれます。ベッジュマン&バートンといえば、一番人気のひとつに【Thé Pouchikine テ・プーシキン】というロシアの文豪の名前をとった紅茶があります。以前フランスではマトリョーシカ缶も人気だったようです。

スクリーンショット 2015-01-30 22.42.17

△(お写真はこちらから)お茶会では、ガレット・デ・ロワといっしょに【バラードイルランディーズ(冬の訪れ)】もミルクティでいただきました。

スクリーンショット 2015-01-30 16.55.31

△白い器のキャンバスに、ボルシチにも使われるビーツのピンク色が可愛らしいソースで絵を描いてフランス田舎風テリーヌの一皿を完成させます。

スクリーンショット 2015-01-30 23.21.35

△マダムの世界のティーカップ・コレクションから、好きなカップを選ぶことができます。こちらはロシア・サンクトペテルブルグのインペリアル・ポーセリン(ロモノーソフ陶磁器)のもの。私は自宅で王道のコバルトネットシリーズを愛用しておりますが、今日はこちらも定番ロシアンドームにしてみました。

スクリーンショット 2015-01-30 16.49.37

△つづいて、表面12時間+裏面12時間+仕上げ15分かけて焼き上げるマダムの絶品ふわとろフレンチトーストに合わせて、湯気のたつサモワールで、柑橘系で爽やかに目覚められそうな【ロシアンブレックファースト】とパリの朝食をイメージした【マトゥン・パリジャン】を淹れます。どちらもマリアージュフレールのものですが、こちらのブランドではほかに、【RUSCHKA】というやはり柑橘系フレーバーもあります。日本では“ロシアンティー“といえば、多くの場合ジャム入りのお紅茶をイメージしますが、一方でフランスをはじめ西欧で“ロシアンティー“といえば、柑橘系のお紅茶なのです。今回のレクチャーで、フランスのブランドではほかにも「ル・パレデテ」の【GOUT RUSSE 7 AGRUMES (グー ルース セット アグリュム)】もロシアの名のつく柑橘系のお紅茶だと教わりました。

スクリーンショット 2015-01-31 1.55.13 スクリーンショット 2015-01-31 1.58.26

△いつでもお湯が沸いているサモワールがあれば、好きなときに上のポットから紅茶を注ぎ、下の注ぎ口からお湯を注ぐことが出来ますから、いつでもお好みの濃さで紅茶をいただくことができます。ジャム入り紅茶も柑橘系フレーバー紅茶も美味しいのですが、いつでもいつまでも皆でサモワールを囲んでゆっくりおしゃべりを楽しめる紅茶作法こそ“ロシアンティー“です。

スクリーンショット 2015-01-30 16.37.28

△お部屋の各コーナーで、本日のお紅茶のブランドを目でも味わうことができます。こちらは日本でも人気のあるマリアージュフレールのコーナー。手前にちょこんと飾られているのは、ミンミンマダムがロシアへご旅行なさった際にご自身で絵付けされたマトリョーシカ!

スクリーンショット 2015-01-31 0.31.01

△クスミティのコーナー。1867年にサンクトペテルブルクでクスミチョフ氏が創業、亡命先のフランスで販売して世界的な人気となりました。アナスタシア、トロイカ、サンクトペテルブルグ、サモワール、ロシアンモーニング・・・ロシア風フレーバーがたくさんあります。

フランスの紅茶の歴史はもちろん、フランスを代表する銘柄の特徴的なフレーバーを、パッケージのデザイン、茶葉ブレンドの色合い、そして香りまで・・・紅茶を頂きながら楽しいレクチャーがつづきます。やはりフランスは“香りを楽しむ紅茶“が好まれ、フレーバーに深い奥行きがあります。お茶会でも、パレ・デ・テの“愛人“フレーバーやダマン・フレールの“コクリコ“フレーバーを飲み比べました。与謝野晶子がひとりシベリア鉄道に乗り、愛する夫 鉄幹を追って到着したフランスで、一途な想いを詠んだ歌にも登場するのが真っ赤なコクリコです。

スクリーンショット 2015-01-30 23.18.59

△マダムがフランスで購入されたリプトンのティーバッグ【ロシアン・アールグレイ】も柑橘系。(私が頂いたロシア土産のものとはパッケージ&ティーバッグが違っていましたがフレーバーは同じでした。過去関連ブログ☆リプトン ロシアン・アールグレイ)茶葉と一緒に、ロシアでよく売られている矢車菊の青い花びらがちりばめられていますが、まさにシャガールの“青“ですよね! 

さて、ガレット・デ・ロワは、なかにフェーヴと呼ばれる幸福のシンボルが1つはいっており、切り分けた自分のケーキのなかにそれが入っていたら大当たり!その1年をハッピーに過ごせると言われています。王冠もとてもお似合いで羨ましいです!テーブルを囲む人たちの嗜好と興味に合わせてお紅茶を厳選し、そして一緒にいただくお料理やお菓子との最高の相性を考慮して心尽くしのおもてなしをしてくださったミンミンマダム(中央)を囲んで。

素敵なお茶会をありがとうございました!

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次