【イギリス国内旅】東山魁夷の世界・・・!野生の馬に出会えるニューフォレストへ

2021-09-14

(2021.08)野生の馬に出会えるニューフォレスト(New Forest)へ。

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△ロンドンのウォータールー駅から鉄道(South Western Railwayに乗り約1時間40分)でBrockenhustへ、そして今回は5月から9月まで運行している観光バスを利用してみました(車で訪れる方が多いようでキャンピングカーも見かけました)。基本の緑コース。海沿いをまわる青コース、森の奥深くへさらに足を伸ばす赤コースの3つのルートがあります。hop-on hop-offの乗り降り自由なので、ポイントで上手に乗り換えをしながら1日バスを楽しむこともできそうです。ロンドンも東京のように、鉄道で2時間も行けば、あっという間に豊かな自然と魅力的な田舎町が広がっています。

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△爽やかな風を感じながら緑のトンネルのなかを進みます。(イギリスは左側通行なので、バスの左側の座席は少し枝葉が近く危険な場所もあるため右側の座席がおすすめです。一番前は眺めは最高!風除けがあって居心地がいいのですが、お写真を撮りたい方にとってはシールドが邪魔してしまいます。)

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△ちょうど紫色のヒースの花が咲いていて、紫色の絨毯が広がります。2階建てバスからの眺めはまた違う迫力があります。

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△そのなかを野生の馬が・・・あちらにも!こちらにも!ここには、ウィリアム征服王が狩りに訪れたおよそ900年前から変わらぬ景色が残っており、馬や牛、ロバや羊、豚などの野生の動物や貴重な植物に出会うことができます。

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ちいさな町や、ピクニック&お散歩に適したポイント、キャンプ場、ベリー農園やガーデン、蒸気機関車に乗れる場所などを経由しながら進みます。

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△リンドハスト(Lyndhust)の町でバスを降りてみました。

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△たくさんの馬が気持ちよさそうに草を食べながらひなたぼっこ。ここに駐車して、サイクリングやウォーキングで森の奥へ向かう方も多いようです。

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美しい馬に誘われるように、森の奥へ奥へ・・・

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森の住人であるたくさんの馬と自分しか存在しない空間になると、しんとした森のなかで、ぶるぶるっという馬の啼き声、大地から草を喰むぶつっぶつっという力強い音、さわさわさわ・・・と木の葉が揺れる音や、ぴーひゅるるるとどこかで小鳥たちの鳴く声がいつもよりも大きく響き、どこからきてどこへ行くのか分からないような、森の一部になってしまったような、こころもとない気持ちになります。すると音もなく後ろから馬がまた1頭ぬっと現れて、悠々と尾を振りながら目の前を通り過ぎて行きます。

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△まるで大好きな東山魁夷の絵の中に入ってしまったようなひとときでした。(写真はWikipediaより)

→つづく☆【イギリス国内旅】不思議の国のアリスのモデルが眠る!ニューフォレストの古き良き田舎町リンドハスト

【英国のお気に入り】これぞイギリス玉取!ポロ観戦

2021-09-13

インディアン・サマーと呼んでよいのでしょうか、夏が戻ってきたような日差しの強い週末、はじめてのポロ観戦に行ってきました!(ロシアにも同じようにまるで夏が戻ってきたかのように温かな秋の小春日和のことをバービエ・レータ бабье летоと呼びます。“バーバ”は年配の女性を指すのですが、子育てなどの忙しい時期を終えた女性たちが、またもう一度青春がやってきたかのように生き生きと輝く時期のようだからでしょうか。)

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△この日訪れたのはハム・ポロ・クラブ(Ham Polo Club)です。11時30分開場で、12時試合開始でした。

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事前に購入していたチケット(£10)を受付で見せると、あとは自由にピクニックしながらポロ観戦を楽しめます。車でいらしている方は、後ろを開けて、ソファ代わりにしたり、テーブル&イスを広げて、大きなピクニック用のハンパーを広げている方も。ピクニックスペースには、小さなお子様づれや犬と一緒の方も多かったです。

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△クラブハウスでグラス・シャンパンを片手に優雅に観戦する方も。

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△スポンサーに「ファべルジェ」の文字を発見!ロシア⁉︎

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試合の間には、観客がフィールドに入って、馬の蹄で掘り返されてしまった芝生を足で踏んでならすのが恒例!

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△また、選手たちがフィールドへやってきて、ポロ・ポニーをなでさせてくれたりも。

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△もちろん、ポロのポロシャツを着てきました。お料理が趣味に加わった息子が頑張ったランチボックス!最近のお気に入りのケールサラダも。(【英国のお気に入り】ビタミンの宝庫!ケールの苦味を飛ばすには?)。さて、「日本ではポロは人気なの?」と尋ねられてちょっと調べてみると、

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△なんと三代目・歌川広重の作品に『イギリス玉取』がありました。(お写真はWikipediaより)

もともとはペルシャではじまったものが、中央アジア、旧ソ連圏のタジキスタンやカザフスタン、アゼルバイジャンなどへ、さらにインドからイギリスへ・・・現在では、アメリカ、イギリス、アルゼンチンで競技人口が多いようです。

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野生の鹿に出会える緑豊かなリッチモンドパークの近く。ハム・ハウスなどの邸宅や(☆春のハム・ハウスでイースターのエッグ・ハント!)美しいお庭も多く、この日もオープンガーデンを開催していました。

イギリスの国章はもちろん、ポロに競馬に、騎馬警察に(☆イギリスは馬、ロシアは・・・熊?それともチェブラーシカ!?)、馬のサーカス(☆伝統的なイギリスのサーカスGIFFORDSへ!イギリスとロシアのサーカスあれこれ)、ナショナル・ギャラリーのStubbsの描いた馬に(☆【英国のなかのロシア】はじまりはロシア人のコレクション!英国が誇る西洋絵画の殿堂ナショナル・ギャラリー)、野生の馬に出会えるニューフォレストに(☆【イギリス国内旅】野生の馬に出会えるニューフォレストへ)・・・馬はやっぱり私にとってイギリスを象徴するもののひとつです。

【英国のなかのロシア】娘マーガレットはロシアへ嫁ぎ・・・秋のフェントン・ハウス

2021-09-11

ブリティッシュ・ガーデンの秋を訪ねて、フェントン・ハウス(Fenton House)へ。

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およそ17世紀~18世紀の美しい建物が並ぶ閑静な住宅街ハムステッドの一角にあります。

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もともとは裕福な商人の邸宅だったそうで、その後さまざまな人に受け継がれ、1793年に商人フィリップ・フェントン(Philip Fenton)がこの屋敷を購入しました。もともとはヨークシャー出身で、当時のロシア(現在のラトビアの首都リガ)に拠点をおいてバルト海を中心に英国との貿易などで成功していたというフェントン氏が亡くなった後、甥にあたるジェームズ・フェントン氏が相続しました。ジェームズ・フェントン氏は、リガ で結婚し7人の子供に恵まれました。

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△ジェームズ・フェントン(左)の長女マーガレット(右)はリガ で生まれました。1796年に家族とともにこの英国のフェントン・ハウスへやってきて、結婚までここで暮らしました。1814年にEdward Clive Bayleysと結婚し、サンクトペテルブルクで新婚生活を送りました。6人の子供に恵まれましたが、唯一の男の子だったエドワードを出産した後の1821年に、マーガレットは39歳の若さで亡くなってしまい、スモレンスク墓地に埋葬されました。このポートレートは、フェントンハウスで暮らしていた1805年頃に描かれたものだそうです。マーガレットの生涯も、そしてサンクトペテルブルクでの日々もとても興味があり、いつかまた調べてみたいです。

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どの部屋のインテリアも美しく、調度品にも陶器のコレクションにもうっとりしてしまいます。実は残念ながらフェントン氏のコレクションではないのですが(!)、ナショナル・トラストの素晴らしい鍵盤楽器コレクションがこのフェントン・ハウスで展開されています。どのお部屋にもみたことのないような美しいピアノが置かれていて見事にアクセントになっています。さらにはピアノ・ミュージアムといっても過言ではない屋敷内では、17〜18世紀のハープシコードなどをピアニストが実際に演奏している音色が常に聴こえてくる粋な演出も。数曲ごとにお部屋と演奏するピアノを変えるため、音色の違いも楽しめます。作曲家メンデルスゾーンが1829年9月4日に7歳の少女(Miss Honora Tayler)のために書いたというCapriccio in E minorの楽譜も展示されていました。

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△レディ・ビニング(Lady Binning)はこのフェントン・ハウスの最後の所有者で、その後はナショナル・トラストが管理してミュージアムとして公開しています。お部屋ごとに落ち着いたパステルカラーに塗り分けられた壁、カーテンや刺繍などファブリック類もとても女性らしい優しい雰囲気でまとめられたインテリアで、優美な曲線を描くまろやかな色合いの調度品、そして陶器コレクションをはじめとするロマンチックな小物の数々・・・どのお部屋にもお気に入りの愛するものたちが大切に陳列され、居心地良くまとめらていました。

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△ドイツのマイセンのものが多いよう。マーガレットがロシア・サンクトペテルブルクから持ち込んだインペリアル・ポーセリンはないかしら・・・?なんて気になりつつ鑑賞しましたが、見つけられず。

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秋の草花でいっぱいのガーデンへ・・・

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△四季それぞれの美しさがありますが、秋のお庭の可愛らしさは特別です。アップル・ピッキングも大人気!(今年は残念ながら中止予定)

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△たくさんの種類のりんごや洋梨、キッチンガーデンにはかぼちゃも。

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△かつては外壁に時計がついていたためクロック・ハウス(Clock House)と呼ばれていました。(正面の白い丸の部分が時計跡)このあたりではじめに登場した赤煉瓦造りの建物だったそうです。

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△かごいっぱいの可愛らしいもぎたての小さな林檎は「ご自由にどうぞ!」甘酸っぱいりんごを齧りながらの庭園散策もまた素敵です。

Fenton House
住所: Hampstead Grove, Hampstead, London, NW3 6SP
URL:www.nationaltrust.org.uk/fenton-house-and-garden