モスクワで出逢うチェーホフ〜モスクワ芸術座日本公演2024特集!

2024-01-30

ロシア文化フェスティバルblog 1月更新!

チェーホフ(Антон Павлович Чехов 1860ー1904)は、ロシアを代表する劇作家であり小説家です。ロシア南部ロストフ州の黒海沿岸の港湾都市タガンログで生まれ、その後モスクワ大学医学部を卒業し、医者として働きながら、たくさんの作品を残しました。

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△なかでも『かもめ』をご存知の方は多いのではないでしょうか。こちらは2008年(右)と2020年(左)に「モスクワ芸術座」で観劇した『かもめ』のパンフレット

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△赤の広場からトヴェルスカヤ通りを進むと、すぐ右手側に見えてくるモスクワ芸術座。劇場と同じ建物内にあるカフェの名もチェーホフです。サンクトペテルブルクの劇場での初演に失敗した『かもめ』を上演し大成功を収めてから、かもめはこの劇場を代表するエンブレムになりました。

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△偉大さ、尊敬の大きさを表すような巨大な銅像の多いモスクワでは珍しく、劇場の向かいのチェーホフ像の若き日のしなやかで線の細いシルエットや、どこか物憂げで悩ましげな思索にふける表情に惹かれてしまいます。

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△モスクワでも最も人気と歴史を兼ね備えた劇場のひとつであるモスクワ芸術座。設立者のコンスタンチン・スタニスラフスキーとヴラジーミル・ネミロヴィチ=ダンチェンコの像も、カメルゲルスキー横町の入り口で迎えてくれます。(関連ブログ☆モスクワ通信『スタニスラフスキーの家博物館』を訪ねて

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△チェーホフの名を冠した地下鉄チェーホフスカヤ駅には、QRコードが設置されており、ダウンロードするとチェーホフ作品のオーディオブックをお楽しみいただけます。(プーシキン記念シェレメチェヴォ空港ではプーシキン作品が楽しめたりとロシアの流行のひとつですね。関連ブログ☆モスクワ通信『プーシキンがお見送り&お出迎え!シェレメチェヴォ空港』

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△乗り換えのための通路には巨大なチェーホフ像……と思いきや、実はこちらは文豪マクシム・ゴーリキー像。栞がわりに読みかけの本に挟んだ指が、モスクワっ子たちに撫でられてピカピカ金色に光っています。地上は、モスクワの目抜き通りのトヴェルスカヤ通りなのですが、ここはかつてゴーリキー通りと呼ばれていました。モスクワ芸術座は89年、チェーホフ記念モスクワ芸術座とゴーリキー記念モスクワ芸術座の二つの独立した劇団になりました。

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△2023年4月にリニューアルオープンしたチェーホフの家博物館(Дом-музей А.П. Чехова)。チェーホフが暮らしたとされる建物がモスクワ市内には数ヶ所あり、記念プレートなどを見つけることもできますが、ここはチェーホフが1886年から1890年に実際に暮らした部屋が博物館としてそのまま残されており、文豪の息遣いを感じることができます。(館内のお写真は博物館ギャラリーより)

チェーホフは30歳のときに馬車でシベリアを横断しサハリン島を目指して旅に出ます。地の果ての流刑地へ旅立った理由は今も謎に包まれていますが、その帰路は船旅で、途中に日本に寄港する計画もありましたが、コレラの流行により叶いませんでした。

1892年から99年までチェーホフが7年住み、『かもめ』や『サハリン島』、『ワーニャおじさん』などの作品を執筆したモスクワ郊外メリホヴォには今もチェーホフの屋敷が博物館として公開されています。医者でもあったチェーホフは現地の農民に無償で医療を施していました。『かもめ』のニーナのモデルとなった女性にはここで出逢ったと言われています。

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△メリホヴォは現在モスクワ州チェーホフ地区にあり、同地区とその中心都市チェーホフのエンブレムにもかもめが使われています。

さらにその後、クリミア半島のヤルタに移り住み、晩年は結核の治療のためドイツのバーデンワイラーで療養し、そこで亡くなりました。

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△お墓はノヴォデヴィチ墓地にあります。(関連ブログ☆モスクワ通信『まるで彫刻の森!ノヴォデヴィチ墓地アルバム』

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△モスクワ中の、そして日本や世界の劇場で、チェーホフの作品は繰り返し上演され愛され続けています。モスクワでは、チェーホフの名前のついた桜色のワインや、チェーホフの作品世界が描かれたTシャツなど、ユニークなお土産も探すことができます。

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△また、偉人の名前を名付けることが多いロシアの地方都市でも、チェーホフの名前のついた場所やチェーホフにまつわる銅像に出逢う機会があります。
たとえば、こちら黄金の輪スーズダリのアートホテルのなかにある『子犬を連れた奥さん』の銅像は、チェーホフ生誕155周年記念に建てられました。また、2019年5月に大統領令でロシア各地44の空港に偉人の名前が冠せられたなかで、サハリンのユジノサハリンスク空港にチェーホフの名がつけられました。

見どころがたくさんのモスクワ散策ですが、自分なりのテーマを見つけて歩いてみると自分だけのお気に入りスポットや新しい発見がありそうです。まずは5月、チェーホフ『決闘』とモスクワ芸術座に出逢ってみてください!

【公演情報】

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ロシア文化フェスティバル 2024 IN JAPAN モスクワ 芸術座 日本公演 2024

稀代の文豪チェーホフ 隠れた傑作 『決闘』
名優たちの舞台で日本初上演!

公演日程
2024年
5月28日 17:30開場 18:00開演
5月29日 17:30開場 18:00開演
5月30日 17:30開場 18:00開演
5月31日 12:30開場 13:00開演

東京・かめありリリオホール
JR亀有駅南口下車徒歩1分

チケット
8,000円(全席指定)
2023年10月10日 (火)発売

【モスクワ通信】ロシアの顔!アリョンカ・チョコレートとバレンタインデー

2022-02-21

ロシア文化フェスティバルblog更新!)

ロシアのお土産として不動の一番人気を誇る、アリョンカ・チョコレート!看板娘アリョンカの顔が目印のチョコレートショップ兼カフェが、2017年頃からモスクワの街中やモール内、空港などに一気に増えました。

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«Красный Октябрь»(クラースヌィ・オクチャーブリ:赤い十月)の看板商品で、プラトークを巻いた愛らしい少女 «Алёнка»(アリョンカ)の顔は一度見たら忘れられません。

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△アリョンカは、ロシアの女性の名前エレーナ(Елена)の愛称形で、世界初の女性宇宙飛行士ワレンチナ・テレシコワの娘の名前にちなんで名付けられたと信じられていましたが、公式サイトによるとそれは伝説のようです。

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△もともとは、ヴィクトル・ヴァスネツォフ(Виктор Васнецов)の『アリョーヌシュカ(Алёнушка)』をパッケージに使用する予定だったそうですが、この少女が悲しげな様子を醸し出していることから取りやめになりました。(画像左・公式サイトより)しかし、販売予定の日は迫り、当初は公式な包み紙のないまま、新年や3月8日国際婦人デー、5月1日、5月9日・・・というようにロシアの祝日に合わせて異なるパッケージが使われていました。(画像右は、当時新年をテーマにしたパッケージ)

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△その後1960年代に、“ロシアの顔”とも言える現在のパッケージになりました。スーパーやお土産屋さんでも必ずといっていいほど置いてあるアリョンカですが、もちろんここでは味も種類も全商品がずらり。私の注目のフレーバーはСладкая Мозаика(スイート・モザイク)で、板チョコのなかにカラフルなマーブルチョコレートが入っています。

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△ソ連時代の1964年に採択された食糧計画のなかで手頃な価格のミルクチョコレートを作ることになり、コンクールの結果「クラースヌィ・オクチャーブリ」工場がその名誉を勝ち取り完成させたのが「アリョンカ」。モスクワ川沿いにある赤煉瓦の工場は、モスクワ川クルーズでも見どころのひとつになっていますが、現在は工場は別の場所へ移り工場跡は博物館やレストランなどの入ったアート・スポットになっています。

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△店内は量り売りで好きなチョコレートを好きなだけ購入できます。

1849年にアルバート通りではじまったドイツ人エイネム(Фердинанд Теодор фон Эйнем)がはじめたお菓子屋さんからはじまったクラースヌィ・オクチャーブリのほかにも、«БАБАЕВСКИЙ»(ババエフスキー)や«Рот Фронт»(ロットフロント)など、ロシアを代表するチョコレート菓子工場の直営店になっており、各社を代表するお菓子の包み紙がパッチワークのようになっているデコレーションが素敵ですね。

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△あかずきんちゃんに、りす、スターリン建築の建物に、宇宙、バレエ・・・ソ連時代から変わらないという包み紙のなんともいえない可愛らしさ!日本の甘さ控えめチョコレートとはまた違うカカオのコクとしっかりした甘さが特徴です。

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△同じくクラースヌィ・オクチャーブリの «Мишка косолапый»(ミーシュカ カサラープィ:ゆっさゆさ歩く熊さんというような意味)という熊が描かれているチョコレートも定番です。ウエハースが軽い食感のこのチョコレート、トレチャコフ美術館に所蔵されている画家イヴァン・シーシキンの名画『松林の朝』をモチーフにしています。

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△バレエが描かれたチョコレート«Вдохновение»(ヴドフノヴェーニエ:インスピレーションの意)はお土産にもぴったり。

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△可愛らしい化粧箱に詰めてもらうこともできます。

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△店内にはカフェも併設されており、ピロシキやケーキなどを注文することができます。飲み物を注文するとチョコレートが1個ついてきました。

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△キッズスペースには店内で販売されているお菓子やキャラクターがモチーフになった無料ゲームもあります。

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△チョコレート菓子以外のお土産やグッズも充実しています。例えばこちらのマトリョーシカ型の紅茶缶には、さまざまな種類の茶葉が入っています。紅茶を飲み終わった後も飾っておきたい!

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△人気チョコレートの包み紙の柄のトートバッグやパスポートケース、キーホルダーなど。私のお気に入りのココア・パウダーはお菓子作りにも重宝します。

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△アリョンカのボーイフレンドのクージャや、旧ソ連圏のアリョンカ(画像はベラルーシのアリョンカ)など、レアなアリョンカに出会えるチャンスも。

さてロシアはもちろん海外では、2月14日のバレンタインに女性が男性にチョコレートを贈り、3月14日のホワイトデーには倍返し!なんて話をするといつも驚かれます。

ロシアでも2月14日はバレンタイン・デーですが、愛する人たちの日というイメージで、恋人たちだけでなく愛する家族で集まって過ごしたり、お花やちいさな贈り物を渡して愛を伝えあいます。

日本の「バレンタイン」のように、女性が男性をお祝いする日といえば2月23日の「祖国防衛の日(男性の日)」。チョコレートに限らず、お花やちょっとしたプレゼントを贈るのが一般的です。人気のあるお花はカーネーションで、デコレーションやポスターにもよく見かけます。一方、男性が女性をお祝いするのが、3月8日の「国際婦人デー(女性の日)」で、街にはお花を抱えた男性がいっぱい!もちろん、最も人気のあるお花はバラ・・・お値段的にはやっぱり倍返し!?女性たちの華やかな笑顔とカラフルなお花で、モスクワの街にひと足早く春がやってくる日です。

【モスクワ通信】ロシアの年末年始って?新年&クリスマスの過ごし方

2022-01-24

ロシアでも日本と同様に1月1日に新年を祝いますが、なんとロシア正教のクリスマスは1月7日!そうお伝えすると多くの方が「え!まさか!?」と驚かれます。あなたの常識を覆すロシアの、世界の物差しでは測ることの出来ないロシア文化独自の持つ魅力を象徴しているように感じます。今回は、年末年始になると必ず聞かれるこの疑問にお答えします。
 
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そのためカードに「新年、明けましておめでとう!&メリークリスマス!」と書かれていたり、その年の干支と一緒にロシア版のサンタ・クロースが描かれていたり、ニューイヤーコンサートにツリーが飾られていたり・・・。多くのキリスト教の国が一年で最も大切な日として祝う12月25日は、ロシアでは普段通りに過ごす1日で、そのまま年末まで勤務する会社も多く、年越しからがロシアの長い新年休暇のはじまりです!
 

【ロシア流のカウントダウンって?】

世界中で盛大に祝われるカウントダウン!ロシアでは、新年が近づくと赤の広場のスパスカヤ塔の時計が映し出され、TVで大統領から国民へ挨拶がはじまります(Новогоднее обращение к гражданам России)。0時ちょうどになると2022年のはじまりを告げるクレムリンの鐘が12回、凍った夜空を震わせるように鳴り響きました。広大な面積を持つロシアでは国内でもいくつかの時差があるため、東から順番に新年をリレーしていきます。

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△赤の広場のシンボルのひとつにもなっているスパスカヤ・タワーの時計。毎年夏にはスパスカヤ・タワーの名前が冠された国際軍楽祭も開催されます。(関連☆モスクワ通信『毎年恒例!ロシア国際軍楽祭と戦勝記念日、そして新たに誕生した軍主聖堂』)このスパスカヤ・タワーの時計は、ロマノフ王朝時代にリニューアルされ、モスクワで初の鐘が鳴る時計となりました。ロシアの建築家バジェン・オグルツォフ(Бажен Огурцов)とスコットランドの技師クリストファー・ギャロウェイ(Christopher Galloway)によって設置されました。(関連☆【モスクワ通信】新たな一面を発見!モスクワのなかのイギリスをピックアップ

 

新年の3点セットといえば?

新年を迎えるテーブルに欠かせないものといえば、ロシア版ポテトサラダ『オリビエ』(салат «Оливье»)、オレンジ(мандарины)、そしてシャンパン(шампанское)で乾杯!

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△シャンパンとオレンジでデコレーションされたグム百貨店の食材店ショーウィンドー

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△オリビエサラダは、フランス人の血をひくモスクワの料理人オリヴィエが発案した料理で、もともとはエゾライチョウやザリガニなどが入っていましたが、ソ連時代に手に入りやすい食材にアレンジされ、大衆に広がりました。今ではじゃがいもや玉ねぎ、人参、ハムやソフトタイプのサラミ、茹で卵にキュウリのピクルスなどをサイノメに切り、ロシアのクリーミーで酸味の少ないマヨネーズをたっぷり加えて和えたサラダです。日本のポテトサラダはここからきている、という説も!?

 

【クリスマス・ツリーではなく、ニューイヤー・ツリー⁉︎】

ロシアでは“クリスマス・ツリー”でなくニューイヤー・ツリー(новогодняя ёлка)と呼びます。新年を迎えるために飾るので、門松みたいなもの?!

秋の収穫祭やハロウィンの時期が終わると、モスクワの街は冬のイルミネーションでライトアップされるようになり、新年を前にあちらこちらに美しいツリーが飾られるようになります。派手にお祝いするのが大好きなロシア人、デコレーションも毎年とってもゴージャス!秋から冬へどんどん日が暮れるのが早くなり長い冬がやってきますが、イルミネーション散歩はロシアの冬の夜の楽しみのひとつです。

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△おとぎの国みたいにライトアップされたグム百貨店に、

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△モスクワの冬の風物詩、屋外スケート場はいつも大人気!

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△そして、赤の広場の巨大なもみの木は、毎年楽しみにしている方も多いようです。

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△欧米のクリスマス・マーケットをイメージした市も毎年恒例になりました。(関連☆モスクワ通信『新しいモスクワ歳時記!季節を楽しむフェスティバル』

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△氷の滑り台や回転木馬には子どもたちの長い列が。湯気のたつ屋台からは美味しそうな香りが漂ってきます。ロシアでは年末年始に親しい人同士でちいさな贈り物をする習慣があるので、干支のついた小物やお菓子、キャンドルやツリーの飾りなどのお店も並んでいます。

前回のブログでもご紹介しましたが、ロシアでは生のもみの木を飾る家庭も多いんですよ。(関連ブログ☆【モスクワ通信】本物のもみの木のツリーを飾ろう!

 

【子どもたちにプレゼントを運ぶのはロシア版サンタクロースのジェッド・マロース!】

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△ロシア版のサンタクロースともいえるのが、スラブ民話から登場したДед мороз(ジェッド・マロース)、直訳したら「寒波おじいさん」という感じでしょうか。欧米をはじめ日本で知られるサンタクロースとはちょっぴり違っていて、赤鼻のトナカイでなく3頭立ての馬車“トロイカ”にのってやってきます。大きなプレゼントの袋のほかに魔法の杖を持ち、その横には可愛い孫娘のСнегурочка(スネグーラチカ)「雪娘」がいます。服装だって少し違います。サンタクロースはズボンの裾を、黒い皮ブーツのなかに押し込んでいますが、ジェッド・マロースは、ワーレンキ(ロシアのフェルト製の長靴)を履いています。サンタクロースはボタンで留める赤い上着を着ていますがジェッド・マロースは、不思議な模様が刺繍された丈の長い毛皮外套を着ています。

新年の子どもたちの楽しみといえば、この時期、多くの劇場で子どもたち向けに催されるプログラム『ニューイヤー・ツリー』です。ストーリーのなかで、あるいはステージ後に、ジェッド・マロースとスネグーラチカが登場!

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△一緒に歌ったり踊ったり、クイズや記念撮影を楽しんだりできるイベントがあったり、イベントを盛り上げるジェッド・マロース&スネグーラチカの出張サービスがあったり、お店で仮装できるコスチュームも売られています。

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△フィンランド ではなくロシアの北ヴェリーキー・ウチューグに住んでいるというジェッド・マロースに手紙を出せる封筒も売られていました。

 

【ロシアにもあるの?年末年始にお馴染みの映画やTV番組】

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△新年に観る毎年恒例の映画といえば・・・これ!『運命の皮肉』( Ирония судьбы или с лёгким паром!1975年エリダール・リャザノフ監督による作品で、大晦日に仲間とサウナで飲んでいるうちにすっかり酔っ払ってしまった主人公の男性が、モスクワからレニングラード(現在のサンクトペテルブルク)へ。旧ソ連時代には、同じような名前の住所やそっくりの建物が多かったため、タクシーに住所を告げ帰宅したと勘違いして女性の部屋に入ってしまったことから起こる騒動を描いたラブ・コメディ。また、日本でも大晦日恒例の歌番組がありますが、ロシアでも歌あり笑いありで家族揃って楽しめる人気TV番組『青い灯(Голубой огонёк)』があります。1962年からつづく長寿番組で、第1回目のゲストはユーリー・ガガーリン宇宙飛行士だったそう!

 

ロシアのクリスマスは1月7日、さてどう過ごす?

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△そして1月7日のクリスマスには、ロシア正教の信者の方は教会のミサへ。(関連ブログ☆モスクワ通信『ロシア正教のクリスマス礼拝とニコライ・ヤポンスキーのイコン』)伝統的なクリスマスの食べ物として、ドライフルーツやナッツ、小麦などを混ぜて作る甘いお粥「クチヤ」を食べる家庭もあるそうです。

このあと、ロシアでは旧正月も祝われ、これが終わるとようやく長い新年休暇も終わり。本格的に仕事はじめという方も多いようです。

私にとって忘れられない年越しは飛行機のなか。アエロフロートでモスクワから日本へ向かう機内で、偶然に隣の席になった女性が、バックからちいさなツリーの置物とみかんを2つ出してテーブルに乗せ、「一緒に新年を祝いましょう!」とにっこり。0時になった瞬間に薄暗かった機内はパッと明るくなり、サンタ帽を頭に乗せたキャビンアテンダントの方がシャンパンを配ってくれました。もちろん、機内食にはオリビエサラダ、機内では映画『運命の皮肉』が流れていました。