【ロシア文化フェスBlog】レーナ&ナターシャにインタビュー!

2013-05-20

『全ロシア音楽コンクール』最高位受賞者ガラ・コンサートが開催され,5月の風のように爽やかな4人のソリストが来日しました!


▲写真中央に,来日した4人の音楽家エレーナ・ローシさん、ナタリヤ・ドミトリエフスカやさん、ドミトリー・スミルノフさん、アレクサンドル・ラムさん。4人を囲んで右端が、ピアノ伴奏の塩塚美知子さん、左が新見・フェイギン・浩子さん。左端が著者

18日東大和市ハミングホール公演では、リハーサルのために午前中に到着。良いお天気に誘われてホール周辺をお散歩に出かけ、昭和の雰囲気が残る商店街では、駄菓子屋さんや和菓子屋さんの店先の人形焼に興味を持つなど、短い滞在を満喫しました。

「東京は初めてですが、自分の目で見れて嬉しい!大好きになりました。洗練された感覚に温かく迎えられて感謝しています!」と話してくださったのは、写真中央、ショートカットに紫色ドレス姿の声楽女声部門第1位ナタリヤ・ドミトリエフスカヤさん。明るい人柄で楽屋でも人気者でしたが、一歩舞台へ出ると、すでに大物歌手の貫禄たっぷりで、アンコール曲「さくらさくら」までずっと会場中の心も魅了しました。
同じく写真中央、ピンク色のドレスに身を包み初々しい笑顔で座っているのがピアノ部門第1位のエレーナ・ローシさん。真面目で謙虚な彼女は、休憩時間にも自らピアノの前に座るほど熱心で、またそれが幸せでならないという様子だったのが印象的でした。お話を伺ってみましょう!

いちのへ:ピアノをはじめるきっかけは何だったんですか? ピアノのどんなところがあなたを惹きつけるのでしょうか?

ローシ:それは幸福な偶然です。母親はバイオリンを、父はロシア民族楽器バヤンを演奏していたので、私にも音楽を習わせたいと考えていました。母ははじめはバイオリンを習わせたかったようですが、私の住んでいた環境ではあまりバイオリンの優れた教育がなかったので、偶然ピアノを習う機会を与えられました。けれど、それがきっかけで本当にピアノが好きになり、他の楽器を演奏したくないと言う程だったのです。ピアノはオーケストラのようで、いろいろな効果や音色を与えられるという考えがありますが、まさにその通りだと思います。

いちのへ:コンクール第1位というレベルまでこの楽器を演奏してきて、壁にぶつかったことはありましたか?

エレーナ:ここまでマスターするまでには、きっとどの職業でもそうでしょうけれど、”再認識しなければならない時”があると思います。子供の頃は、作曲家の意図などあまり理解できませんが、14,15歳頃になると、成長・発展しなければならないのです。何もできなくてすべてを投げ出したくなるのですが、また練習をはじめ、目標を達成出来るようになるのです。
いちのへ:どんなメロディーを演奏しているときに幸せを感じますか?

ローシ:やはりロシア人ですからロシアの作品、特に20世紀の作品、スクリャービンやプロコフィエフ、もちろんラフマニノフといった作曲家の作品が好きです。プロコフィエフの2番は”ポルシェ”と言われていますが、これも何度も演奏しています。ラフマニノフの協奏曲はすべて好きです。もちろん音楽家は様々な音楽が好きでなければなりませんが・・・バッハなども好きではないと言えませんね。
いちのへ:あなたの演奏で、日本のお客様にどんなことを一番伝えたいですか?

ローシ:演奏家にとって、作曲家が何を書いているのか、そのときに何を感じていたか、を伝えなければならないという使命があると思います。自分の感情を通じてですが、その結果として作曲家と演奏者との間に協力関係が生まれるのだと思います。毎回、聞いてくださるお客様が、その作曲家の何かまったく新しいと感じるものを得られるような演奏画できたらと願っています。

いちのへ:ありがとうございました!

【ロシア文化フェスBlog】GWにおすすめ!モスクワの二大美術館展

2013-04-25

「ロシア文化フェスティバルblogより)

「ロシア文化フェスティバル in JAPAN 2013」スタートの季節4月にはモスクワの2大美術館展プログラムがはじまります!ひとつは『国立トレチャコフ美術館所蔵 レーピン展』

大好評全国巡回中のレーピン展は、4月6日から5月26日にかけて神奈川県立近代美術館でフィナーレを迎えます。文豪トルストイやドストエフスキー、作曲家チャイコフスキーやムソルグスキー……肖像画や歴史画の名作から生き生きと帝政ロシア時代が甦ります。公式HPはこちら

(→過去Blog「レーピンが誘う芸術の秋」はこちら)

そしてもうひとつは『プーシキン美術館 フランス絵画300年』4月26日から6月23日にかけて愛知県美術館にて待望の幕開けです。

7月からは横浜で、9月からは神戸で開催が予定されているこの展覧会では、印象派モネやルノワール、セザンヌ、ゴッホ、そして20世紀のピカソやマティス……日本人に特に人気のある画家たちの作品がずらり。

現在、愛知会場限定公式FBページやTwitter(@Pushkin_Aichi)と連動してユニークな企画が進行中!

 

【教えて!ジャンヌ・サマリー】ではクイズ形式で展示作品をさらに深くお楽しみいただくための豆知識を、また【今日のジャンヌ・サマリー】ではまるでジャンヌ・サマリーのような美女たちがと同ポーズで毎日登場。ほかにも、作品をイメージしたネイルデザインコンテストやアレンジフラワーコンテストなど、ポスターにもなっている印象派ルノワール作『ジャンヌ・サマリーの肖像』がさらに身近に印象的に展開されています。

ロシア人がロシアの誇りを収集したトレチャコフ美術館のロシア絵画と、ロシア人が恋焦がれて収集したプーシキン美術館のフランス絵画。どちらも見逃せません!

公式HPは→こちら

【ロシア文化フェスBlog】この春来日!ガラ・コンサート出演者ご紹介! 〜その2〜

2013-03-28

この春おすすめのイベント『全ロシア音楽コンクール2010年優勝者ガラ・コンサート』。来日が待ち遠しいピアノ・ヴァイオリン・チェロ・女声部門の覇者をご紹介しましょう!

●ピアノ部門第1位はエレーナ・ローシさん。

1989年 カザン市生まれ。ジュガーノフ記念カザン国立高等音楽院付属中等音楽専門学校、カザン国立高等音楽院を卒業。第5回セルゲイ・ラフマニノフ記念 国際青少年コンクール第1位など受賞多数。ロシア連邦大統領奨学生として将来を期待されている美少女です。

▲モスクワでの「全ロシア音楽コンクール」ガラ・コンサート(プロコフィエフ『ピアノ協奏曲2番』)から、彼女とその演奏がどのように進化したのか・・・目が離せません!

●つづいて、ヴァイオリン部門第2位(第1位なし)はドミトリー・スミルノフさん。

▲1994年サンクトペテルブルグ生まれ。4歳でヴァイオリンを始め、現在はリムスキイ=コルサコフ記念サンクトペテルブルグ国立音楽院付属中等音楽専門学校学校に在学中。伝説的ヴァイオリニストのイダ・ヘンデルの奨学生として、カーネギーホールなど海外の名だたるコンサートホールや一流演奏家と共演していらっしゃいます。2006年D.オイストラフ記念モスクワ国際ヴァイオリンコンクール優勝など受賞多数。

▲ペテルブルグの街のように優雅で繊細な雰囲気を持つスミルノフさんの演奏。日本でもファンが増えそうですね!

●そして、チェロ部門第1位はアレクサンドル・ラムさん。

1988年ウラジオストク市生まれ。現在はチャイコフスキー記念立モスクワ国立音楽院の学生です。第1回ケンブリッジ国際コンクール第1位ほか受賞多数で、モスクワで開催される国際フェスティバル『PrimaveraClassica」にも何度も参加しており、観客による特別賞に輝いた実績を持っています。

▲ラムさんのYouTubeチャンネルはこちら。幅広いレパートリーを持ち、つねに新しい姿をみせてくれます。

●最後に、独唱部門からは女声第1位のナタリヤ・ドミトリエフスカヤさん。

1987年キスラボツク生まれ。ラフマニノフ記念国立ロストフ音楽院独唱科を卒業後、ロストフ国立音楽劇場のソリストとして迎えられ、活躍していらっしゃいます。第1回ガリーナ・ヴィシネフスカヤ国際オペラ芸術家コンクール第1位ほか受賞多数。

▲こちらもモスクワで行われた全ロシア音楽コンクールのガラ・コンサートでの歌声です。この響き、ぜひ生で堪能したいですよね。

ロシアから世界へ、少年少女から大人へと、音楽の翼を広げはじめた若き才能たち。今しか聴くことが出来ないであろうその音に出逢ってみませんか。