【ロシア文化フェスティバル IN JAPAN】【ロシア文化フェスBlog】2015オープニングに、スタニスラフ&ネミロヴィチ=ダンチェンコ名称モスクワ音楽劇場バレエ

2015-05-12

いよいよ2015年もオープニングセレモニーが迫ってまいりました。今年のオープニングを記念して上演されるのは、Московский академический Музыкальный театр имени К. С. Станиславского и В. И. Немировича-Данченко スタニスラフスキー&ネミロヴィチ・ダンチェンコ記念音楽劇場のバレエです。

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というわけで今回は、ロシアでも大人気のこちらの劇場についてご紹介いたします!

 

△劇場のロゴマーク

▲建物は以前火災にあいましたが、2006年にリニューアルオープン!モスクワ都心部にあり、最寄り駅は地下鉄プーシキンスカヤ駅。

▲豪華絢爛のボリショイ劇場に比べると、こぢんまりして落ち着いた印象。内装はブルー×ホワイトでシックにまとまっています。


▲ホール天井には、シャンデリアがきらめいています。


▲幕間にはこちらのホールで、ドリンクや軽食、アイスクリームなどを
頂くことができます。

今日も世界中で実践されている演劇メソッド”スタニスラフスキー・システム”を確立した演劇界の巨匠コンスタンチン・スタニスラフスキーと劇作家ウラジーミル・ネミロヴィチ=ダンチェンコによって1941年に創設されたため、この演技理論を大切に、ダンサーを俳優と捉えて役を深め、演劇的な表現で魅了する舞台に定評があります。


▲チャイコフスキーのオペラ『エヴゲニー・オネーギン』

開演前から幕は上がり、想像力をかきたてられるこんな舞台が広がっています。舞台セットかと思いきや、実は本物の役者さんたち!開演とともに動き始め、パントマイム的な要素も織り交ぜて進行する斬新な演出。

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△バレエ「Каменный цветок(石の花)」

原作はバジョフが編集したウラル地方の民話集「孔雀石の小箱」のなかのひとつで、ソ連初のカラー映画の原作として、日本でも有名な作品です。

このほか劇場HPではオペラ・バレエそれぞれの演目の内容や名シーン写真、ダンサー紹介、劇場での上演情報などが、ロシア語&英語でご覧頂けます。(☆オペラ演目はこちら ☆バレエ演目はこちら

今回オープニングに合わせて上演されるのは、1941年の劇場創立から30年間にわたってこの劇場の芸術監督を務めたブルメイステル演出による名作『エスメラルダ』と『白鳥の湖』です。

http://stanmus.ru/performance/30#photos

△『Эсмеральда エスメラルダ』についてはこちら

△『Лебединое озеро 白鳥の湖』についてはこちら

2010年に東京Bunkamuraオーチャードホールで開催されたロシア文化フェスティバルIN JAPAN オープニングセレモニーでも、スタニスラフ&ネミロヴィチ=ダンチェンコ名称モスクワ音楽劇場によるバレエ ガラ・コンサートが大好評でした。今年はどんな感動を届けてくださるのでしょうか・・・今から待ち遠しいです!

【ロシア文化フェスBlog】バレエ・日本舞踊 夢の響宴〜ファルフ・ルジマトフ&藤間蘭黄&岩田守弘のВстреча 出逢い〜

2015-03-25

(ロシア文化フェスティバルblogより)

ロシア文化フェスティバル IN JAPAN第10回目の記念となる今年2015年の公式プログラムが完成。心に響く芸術のひとときを届けてくれる厳選されたプログラムは公式サイトのこちらのページでも公開中です。

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そのなかから、今回は数年前から企画されてきた一大プロジェクトであり、チケット完売必至の注目イベントをご紹介致します。

バレエ・日本舞踊 夢の響宴〜舞踊様式を超えて響き合う奇跡のコラボレーション〜 ファルフ・ルジマトフ&藤間蘭黄&岩田守弘 「出逢い〜Встреча」「信長ーNOBUNAGAー」
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〜数々の伝説の舞台を残すバレエ界の大スター、ルジマトフ。歌舞伎舞踊の後継者であると同時に、あくまでも古典技法を用いた創作で注目を集める藤間蘭黄。世界最高峰のボリショイ・バレエでの活躍を経てロシアのバレエ団を率いる岩田守弘との「出会い」。それはロシアと日本との、またバレエと日本舞踊との「出会い」となる。大の日本びいきで“自分はサムライの生まれ変わり”と言うほど武士に興味を抱くルジマトフが信長を、強烈な個性を持つ岩田守弘は秀吉を、藤間蘭黄は斎藤道三、明智光秀などを踊り分ける。男性のみの出演者に対し、演奏者(鼓、笛、琴など)は女性のみ。全く新しい舞台と出会える公演となる。〜

10月の公演にむけて、今年1月には、藤間蘭黄さんのFacebookページにて、ルジマトフさんと岩田さんとともに順調に振り付けがスタートした様子が貴重なショット公開とともにファンに報告されていました。

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ファルフ・ルジマトフ氏(写真上・右側)はロシアが誇るバレエダンサーでありロシア人民芸術家の称号を与えられています。 2007年5月にレニングラード国立バレエ(現ミハイロフスキー芸術バレエ)芸術監督に就任し、その手腕も高く評価されていましたが、2009年10月「踊ることに専念したい」との決意で芸術顧問(アドバイザー)へ。クラシックからモダン、そしてジャンルを超えたさまざまなコラボレーションで類い稀な存在感を発揮し、岩田守弘による振り付けの「阿修羅」初演につづいて、今回は日本舞踊と出会い、信長を舞うことになります。ミハイロフスキー劇場バレエのプロフィールページはこちら

藤間蘭黄氏(写真上・左側、写真下・右側)は江戸時代から続く「代地」藤間家の後継者である日本舞踊家です。リサイタル「闌黄の会」は20回を重ねるほか、数々の劇場公演やTV番組に出演しています。NHK大河ドラマや時代劇の所作指導を担当したり、留学生を対象としたワークショップを開催するなど、日本舞踊の未来のためにその普及活動にも積極的に力を注いできました。ロシアをはじめ世界各国での海外公演も高い評価を受けており、自ら企画・出演をこなすほか、創作バレエの振り付けや演出でも才能を発揮しています。公式サイトはこちら

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岩田守弘氏(写真上・左側)は1990年にロシア国立モスクワアカデミー舞踊学校に留学、モスクワ国際バレエ・コンクール第1位金賞をはじめ数々の舞台で高い技術力と豊かな表現力が認められ、国立ロシア・バレエ団でソリストを経て、ボリショイ・バレエにおいて外国人初にして唯一の第一ソリストとして活躍。振付家として日本をテーマにした『魂』などの自作バレエも発表、ロシア政府より友好勲章も授与されています。2012年からはロシア ブリヤート共和国の首都ウラン・ウデにある国立ブリヤートオペラバレエ劇場の芸術監督に就任。さらに2014年に岩田守弘芸術財団を設立するなど、前人未到の活躍をつづけています。劇場のプロフィールページはこちら 公式ブログはこちら

ロシア文化フェスティバルIN  JAPANを通して出会った御三方によるコラボレーションは、まさにフェスティバル10周年にふさわしい夢の響宴です。

バレエ・日本舞踊 夢の響宴〜舞踊様式を超えて響き合う奇跡のコラボレーション〜 ファルフ・ルジマトフ&藤間蘭黄&岩田守弘 「出逢い〜Встреча」「信長ーNOBUNAGAー」チケットお申し込みはいよいよ4月10日より。詳細は下記ご参照ください。

【チケットお申し込み】

4月10日(金)よりロシアン・アーツへお申し込み下さい。

TEL:03-5919-1051/FAX:03-3355-8901

E-mail:russian-culture@view.ocn.ne.jp

【ロシア文化フェスBlog】日本とロシアの交流のはじまり!戸田造船郷土資料博物館〜後編〜

2015-02-09

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興味深い展示のなかでも「これはすばらしい!」と特に中村喜和先生がご興味を示されたプチャーチン提督の肖像画。戸田村滞在当時(52歳)のときのもの。「油絵は珍しいですね。これはぜひとも東京で多くの人に見て頂きたい!」好奇心からまるで少年のように目をきらきら輝かせ、瞬く間に展示ケースの内側に入り込んで、虫食いや額縁の側面の傷など何か新たな発見はないかと丹念にご覧になる中村先生。 

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△「戸田でのロシア人の風俗とヘダ号進水式の状況は、たしかにパネルにすると見やすいですね。」どんな展示方法にすべきか、細かいところまで先生のご意見も伺いながら展示予定の品を確認していきます。

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△ほかにも、双眼鏡や燭台などプチャーチンが残していったものや、

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△もともと墨絵だったものに絵心のあるロシア人が彩色を施したという日ロ合作の掛け軸、

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△ディアナ号船内で使用されていたじゅんたんやトランク、花形テーブルなど・・・どれもこれも、ここでしか見ることが出来ないものばかり。

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「このように素晴らしい博物館をぜひ多くの方に知ってもらうための良い機会になればと願っております!」併設されている駿河湾深海生物館での打ち合わせにも熱がはいります。

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夏には海水浴と海の幸を楽しむロシア人もよく訪れるというこちらの博物館。2階のプチャーチン提督像の目線の先からも、お天気の日には美しい富士山を楽しむことができます!ここで日本とロシアの交流がはじまったことを確かに感じられる一見の価値ある博物館です。

さて、博物館からも近い、日露交渉の舞台跡地にある大行寺からまっすぐにのびている、通称“プチャーチン・ロード”では毎年、戸田港まつりに合わせてパレードが開催されています。(今年は7月18日予定)プチャーチン提督に扮したロシア人も参加し、提督が宿泊したとされる宝泉寺での供養祭やロシア軍艦でィアナ号の乗組員のお墓の前でセレモニーも行われます。

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(△お写真は元気に町おこし!NPO法人戸田どっとこむさんより)

なお、このプチャーチン・ロード以外にも、日本には、鹿児島に“ゴンザ通り“、宮古島に“ネフスキー通り“があるんですよ。

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最後には、沼津市明治資料館で『嘉永七甲寅歳地震之記』の実物を拝見しました。これにはさすがの中村先生も「まさか、本物を見る日がやってくるとは・・・!」と感無量のご様子。繊細な手描きの書物は保存状態もよく、美しい彩色に驚きます。愛おしそうに1ぺーじ1ページ薄紙をめくりながら、「これは何を歌っていると思いますか?」など中村先生によってストーリーが広がっていきます。記念展ではそんな中村先生のレクチャーにも是非ご期待ください!