【中世ドイツ、ソ連、そしてロシア!融合の飛び地カリーニングラード】バルト海へ!猫好きにはたまらない保養地ゼレノグラツクで夏を満喫

2020-05-02

燦々と降り注ぐ8月の太陽・・・急に海が見たくなりました!カリーニングラードから鉄道や車で約1時間、国境手前の町ゼレノグラツク(Зеленоградск)へ。

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△潮の香り、かもめの声、海を目指して一直線!

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△そして、ついに、海ーーーーー!!!!! 写真奥はリトアニアとの国境へつづき、ユネスコ世界遺産にも登録されているクルシュー砂州(Куршская коса)になっています。

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△海沿いは可愛らしいモニュメントでいっぱい!鳥の餌のガチャガチャも。

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△潮風を感じながらゴーカートや自転車でサイクリング!

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△夕陽を眺めながらのブランコも素敵!

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△Памятник серому балтийскому тюленю (Grey seal monument)

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△子どもたちが遊べる場所もたくさん!ファミリーでこの保養地を訪れ、海に入ったり、砂浜に寝転んだり、海辺のアトラクションで遊んだり、海の家でご飯を食べたりして思い思いに夏を満喫しているようです。

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△ビーチバレーで盛り上がる砂浜のコートは緑豊かな公園とつながっていました。

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 △公園には、きのこのモニュメント&解説が

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△チェーブラーシカとゲーナにも会えました!海が遠いモスクワですが、今年は特に冷夏でなかなか夏らしい気分も味わえずにいたので、ゼレノグラツクで夏を満喫しました。

さて、海でたっぷり遊んだ後は、鉄道駅まで町を探検します!

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△まるでドイツのような可愛らしい街並み。アートな銅像やモニュメントもたくさん!

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△・・・かと思うと、ここにもレーニン像!

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△ゼレノグラツクの猫の銅像(Памятник зеленоградским котам) ゼレノゴルスクといえば猫!街中、猫と猫のモチーフでいっぱいです!

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△いくつ見つけられるかな?あっちにもこっちにも、探せば探すほど猫、猫、猫!

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△もちろん、通りにもお土産屋さんにもカフェにも、本物の猫ちゃんたちがたくさんいて、猫好きにはたまらない町なのです。猫ちゃんのご飯を売る自動販売機も。

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△ゼレノゴルスクのなかの日本!このキャットハウス、尾道市と書いてありました。調べると、猫の博物館(Музей кошек «Мурариум» )もあるとのことでぜひ行ってみたかったのですが、残念ながら閉館時間。白夜なのでこんなに明るいですが、すでに19時です。

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△The Museum of Local History of Zelenogradsk

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△鉄道駅に到着!売店でおやつにポンチキ(ロシアのドーナツ)を買いました。ふんわりもちもち!後ろ髪を惹かれつつ、カリーニングラード市内へ戻ります。

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△カリーニングラード最後の夜。町歩きをしていて気になっていたレストランへ。こじんまりとしていますがあっという間に満席になり地元人気の高さを感じます。お料理はどれもこれも絶品でした。見どころの多いカリーニングラード、まだまだ滞在したいところですが、明日の昼すぎには鉄道でリトアニアへ出発します。明日の午前は、南の鉄道駅付近を探検したいと思います。

【中世ドイツ、ソ連、そしてロシア!融合の飛び地カリーニングラード】ロシア唯一の琥珀博物館とドイツの防空壕博物館

2020-05-01

8月10日は、町の中心を流れるプレゴリャ川沿いを散策し、ケーニヒスベルク時代、ソ連時代、そしてロシアへと歴史を紡ぐ融合の街カリーニングラードを歩きました。8月11日は、下の池の近くにある防空壕博物館と上の池のそばの琥珀博物館へ。

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△のどかな公園の中に、地下へ続く道。防空壕博物館(Музей бункер) 大人1人150ルーブル

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△第2次世界大戦でナチス・ドイツ軍が使っていた防空壕が博物館として公開されています。細長い通路の両脇に小部屋があり、展示室になっています。

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△戦時中のジオラマ。壊滅的な町の様子と、地下の防空壕の中の様子も細かく見ることができました。

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△部屋の様子も当時のままに再現されています。1945年、ここで、ドイツの司令官が降伏の決定を下しました。

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△薄暗い防空壕から外へ出ると夏の強い陽射しのもと屋外に戦車も展示されていました。

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△大学前の広場には、ドイツの哲学者カント像。ケーニヒスベルク出身で、ケーニヒスベルグ大学で教鞭をとっていた哲学者カントについては、前回のブログでご紹介したカント島の大聖堂内に博物館があります。作曲家であり、“幻想文学の奇才”ホフマン(Эрнст Теодор Амадей Гофман)は、あのチャイコフスキー作曲のバレエ『くるみ割り人形』の原作«Щелкунчик и Мышиный король» を書いた小説家で、ケーニヒスベルク大学ではカントの講義を聴講していたそうです。ケーニヒスベルグ大学は、ポーランドのクラクフ大学についで中東欧では2番目に古い歴史ある大学で、現在はカント名称バルト連邦大学(Балтийский федеральный университет имени Иммануила Канта)の一部になっています。(関連☆【ボリショイ劇場】ロシアのクリスマスはやっぱり『くるみ割り人形(Щелкунчик)』)

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△大学付近の一角にはタイムカプセル?のようなものも。9月の新学期になったら学生さんたちがコーヒーを買うのかな?コーヒーカップ型のコーヒー屋さんも夏休み中。

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△ロシアの夏の風物詩クワス屋さんは大人気!ダーチャで採れた野菜やお花を路上で売るおばあちゃんたち。寂しいことにモスクワ都心部では、クワスの屋台やタンクも、路上の小さな野菜売りも少なくなってきています・・・(関連☆夏の飲み物といえば・・・КВАС(クワス)!

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△モスクワで見かけなくなったといえば、こちらも。移動のバスやトロリー内では、乗車すると腕に乗車券をぐるぐる巻きにした女性がやってきて、乗車券を購入しました。 モスクワではすでに、日本のSUICAのようなICカードをかざします。(関連☆【モスクワの交通事情】バス事情 2017

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△市内には、赤煉瓦造りが美しい中世の城塞や城壁が点在しており、王の門、フリードランド門、フリードリフスブルク門など全部で6つある城門を巡るツアーも人気です。現在は修復されて博物館やレストランとして利用されるなど観光地化が進んでいます。ここロスガルテン門(Росгартенские ворота)は魚のレストランになっていました。

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△琥珀博物館(Музей янтаря)は、ロスガルテン門につづく塔の中にあります。世界有数の琥珀の産地として知られるカリーニングラードに、ロシア唯一の琥珀博物館として1979年に開館しました。

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△地下の奥深くに眠っている鉱物からなる他の宝石とは違い、琥珀は地上の植物の樹液(樹脂)が悠久のときを経て化石となったもの。長い歳月をかけて琥珀が誕生するまでの歴史や、虫や植物などが含まれた珍しい琥珀が展示されています。

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△4kg280gの琥珀の標本

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△トンボの羽が見える琥珀。美しい地球の恵みです。

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△琥珀を採掘している様子のジオラマ

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△サンクトペテルブルク郊外プーシキンにあるエカテリーナ宮殿には、部屋全体が琥珀で装飾された“琥珀の間”があります。かつてプロイセン王からピョートル1世に贈られた琥珀の装飾パネルが原型となり、ピョートル大帝の没後にはエカテリーナ2世が夏の宮殿であるエカテリーナ宮殿に琥珀の間を完成させて特別に好んでいたと言われています。しかし、第二次世界大戦中ナチス・ドイツ軍がソビエト連邦を侵攻し、レニングラード(現在のサンクトペテルブルク)のエカテリーナ宮殿から沢山の宝飾品と共に琥珀の間も奪われてしまいました。琥珀の間の装飾は分解されてケーニヒスベルクへ運ばれ、ケーニヒスベルク城内で保管されていました。しかし空襲で町全体が破壊されると琥珀の間は跡形もなく消滅してしまい、それから現在まで見つかっていません。今もどこかに隠されているのか、誰かが密売してしまったのか、はたまた本当に消滅してしまったのか、想像をかき立てられます。

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△琥珀の間は、その後新たに復元されることになり、1979年から24年かけて作業が行われ、選び抜かれた最高級の琥珀およそ6,000kgを用いて2003年に完成しました。困難を極めた当時の修復の様子についても紹介されていました。(関連☆【水の都サンクトペテルブルク】郊外ツァールスコエ・セロー(皇帝の村)のエカテリーナ宮殿

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△エカテリーナ宮殿の飾り箱のレプリカ(1979年)

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△ソ連時代を象徴するモチーフの置き時計。

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△琥珀で作られた原子力砕氷船レーニン・・・!(関連☆【オーロラ・スポット!北極圏ムルマンスク】街歩き③世界初の原子力砕氷船レーニン!

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△赤から橙色、黄色、緑色、茶色へ・・・美しいグラデーションで魅せる琥珀工芸美術品の傑作は見応えたっぷり!

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△可愛らしい中庭では、子供たちがコインを投げていました。

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△博物館内にもたくさんの琥珀製品のお店がありました。入り口脇では、アクセサリーの即売会も。

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△池ではヨットレースが開催されていました!カリーニングラードには、上の池と下の池と呼ばれる大きな池が2つありますが、こちらは上の池です。池の周りも琥珀のお店でいっぱいでした。

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△«Мать-Россия»像

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△今日のランチは、ショッピングモール“ヨーロッパ”のなかで見つけたビアホールでドイツ料理にしてみることに。

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△ドイツの黒ビール

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△ミュンヘ名物の白ソーセージ、ヴァイスヴルストとプレッツェル

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△Площадь Победы

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△«Борющиеся зубры»

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△ピョートル1世像。木陰のベンチで、この後どこへ行こうかと地図を広げると・・・今日みたいな夏空にぴったりの海が見たくなりました。ここから、急遽バルト海へと向かいます!

【中世ドイツ、ソ連、そしてロシア!融合の飛び地カリーニングラード】理想と現実!廃墟“ソヴィエトの家” を眺めつつお寿司・・・

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ロシアの飛び地カリーニングラードの街歩き。8月10日は町の中心を流れるプレゴリャ川沿いを散策することにしました。カント島の大聖堂(☆【飛び地!琥珀の里カリーニングラード】ケーニヒスベルク城がビジネスセンターに!廃墟“ソヴィエトの家”)からハニー・ブリッジ(Медовый мост)へ。

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△橋の欄干には、可愛らしいおじいさん(дедушка хомлин)が座っていました。

名前の通り、橋では結婚ホヤホヤの新婚カップルが数組、蜂蜜のようにあまい記念写真を撮っていました。ロシアでは結婚した2人が、ウェディングドレス姿で町の景色の美しい場所をまわり、記念写真を撮る風習があります。そして、橋の上では、永遠を誓って二人の名前を書いた南京錠をかけたりするのです。

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△ユダヤ教のシナゴーグ

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△プロイセン時代にこの辺りは魚市場として栄えていました。都市再開発により、“フィッシュ・ビレッジ(Рыбная деревня)”と呼ばれている川沿いエリアはシーフード自慢のお洒落なレストランが並んでいました。ここでランチ!

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△Мадам Бушеというお店で、ボールいっぱいのムール貝をいただきました。お客様がみんな大きな大きなアップルパイ!?のようなデザートを注文していて、ぜひそれも試してみたかったのですがお腹いっぱいで断念。

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△午後は、可愛らしい案内に誘われて、灯台の展望台へ。(1人100ルーブル)

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△展望台からは美しいカリーニングラードの町を一望できます。幸せの鳥のモニュメントの向こうに廃墟“ソヴィエトの家”。

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△展望台まで階段を登って行く途中には、ガラスの作品やアクセサリーなどが展示販売されていました。

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△ロシアはとっても銅像が多い国!地方都市を歩いているとユニークな銅像にたくさん出会います。再び川沿いを進んでいると、ナマズに出会いました。このナマズの背中についている建物が・・・川を挟んで向こう側に見えます。水門の水量を調節したりする建物のようです。

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△ハンザ時代の建築様式の建物はホテルです。

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△気持ちよさそうに風を受けて遊覧船が行き来しています。

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△バルト海に面した不凍港カリーニングラードはロシア海軍バルチック艦隊の軍事拠点にもなりました。海洋博物館には水族館があるほか、海に関するさまざまな展示を見ることができるそうです。

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△海洋調査船や潜水艦なども公開されています

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△航海する人を守り救ってくれるとされるロシア正教の聖人のひとり聖ニコライ像

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△五輪マークのスポーツ施設

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△チェーホフ記念図書館。隣の花壇も本の形!

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△カリーニングラードのなかの日本!寿司バー東京というレストランもありましたが、実は、行きたいお店がありました。ショッピングモール“プラザ”(ТРЦ Плаза)最上階のフードコートに、廃墟“ソヴィエトの家”を眺めながらお食事できる“理想”という名の寿司レストランがあると知り、ぜひここへ行ってみたかったのです。王の城だった場所に立つソヴィエトの家を背景に“理想”の2文字。しかし残念ながら、現在は別のレストランに代わってしまっていました。

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△それならば、どこか別の場所で“ソヴィエトの家”を眺めつつお寿司を食べようかと、 カリーニングラードホテル1階の和食レストランSUSHI&MOREに行ってみることにしました。

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△5人の侍ロール(Ролл пять самураев)420ルーブル。マグロ1貫100ルーブル。

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中世ドイツのケーニヒスベルクからソ連、そしてロシアへ・・・歴史を紡ぐ融合の都市カリーニングラード。

現在では古き良きプロイセンを訪ねるツアーなどドイツからの観光客も多く、都市の再開発によってドイツ風の街並みやドイツ料理&ビールを味わえるレストランが出来たり、ドイツとの協力のもとでケーニヒスベルクの歴史を知ることができる観光スポットも大切にされています。

明日は、世界有数の琥珀の産地カリーニングラードが誇る琥珀博物館とナチス・ドイツの防空壕博物館を訪れます。