ボリショイ卒業!岩田守弘さんの半生を綴った一冊(大前仁さん著)

2019-01-25

スクリーンショット 2019-01-22 19.12.16

バレエ界の最高峰ボリショイ・バレエ団でソリストを踊った日本人の半生の記録。

ロシア・バレエの殿堂、国立ボリショイ劇場バレエ団に日本人としてはじめて入団し、「名脇役」としての名声を確立したのみならず、現在はブリャート共和国立歌劇場バレエ団で芸術監督をつとめる岩田守弘。栄光の陰で、日本人であることの壁、体型へのコンプレックスに苦しみ続けてきた人生でもあった。成功も挫折もすべて飲み込み、今も夢に向かって歩み続ける。(東洋書店新社HPより)

TUSI2718 IMG_2200

ちょうど日露交流年の枠内で『信長』モスクワ公演のためにモスクワへいらしていた岩田さんと著者の大前さんとお会いすることができました。

今までの人生で覚えている限り、誰かアイドルやミュージシャンなどのファンクラブに入ったり、追っかけをしたりしたことはないのですが、もし岩田さんのファンクラブがあれば必ず入会すると思います。ロシア・バレエそのものの素晴らしさはもちろんですが、岩田さんのお人柄や生き方そのものに惹かれているので、岩田さんが表現しつづける限り、その舞台や振り付けを担当なさった作品を観つづけていきたいと願っています。

☆東洋書店新社 https://toyoshoten.com/books/564

☆毎日新聞モスクワ支局 大前仁さんのページ https://mainichi.jp/ch181015711i/大前仁

☆岩田守弘さん公式blog https://ibashika.exblog.jp/

【日露交流年】感動ふたたび!『信長 SAMURAI』ロシア公演(国立クレムリン宮殿 小ホール)

踊ることに人生を懸けた日露の舞踊の頂点に君臨する三人が、ひとつの舞台で夢の響宴を繰り広げる『出逢い〜Встреча〜』は、2015年に熱狂的なカーテンコールを繰り返しつつ、歴史に残る初演の幕を閉じました。あの初演の感動、鳴り止まない拍手、今も忘れられません!(関連☆奇跡の『出逢い〜Встреча〜』

46866265_2557938204223108_8801849420845940736_n

そして2019年。いよいよここモスクワで、『信長 SAMURAI』が上演されます。

(以下、日露交流年の公式サイトより)日露両国を代表する3名の舞踊家、藤間蘭黄、岩田守弘、ファルフ・ルジマトフの夢が出会い、生まれた、16世紀の日本を舞台とした作品『信長 SAMURAI』。
伝統舞踊に裏打ちされた3名が、それぞれの得意技で挑む、という基本スタンスの下、各々の持つ技術力や、演技を駆使することによって、出現した新たなる世界をご覧いただきます。
ノーブルな雰囲気も漂わせるバレエの動きで、ルジマトフが演じる天下統一を目指す織田信長。岩田守弘が演じる、農民の出自ながら、必死に主人に付き従い、その地位を築く豊臣秀吉。歌舞伎舞踊に根ざす古典の日本舞踊を演じる藤間蘭黄による斎藤道三と明智光秀。
三者三様のぶつかり合いと融合を、是非ロシアのお客様と共有できることを願っています。信長の時代から存在する邦楽器のみで演奏される音楽の音色も、併せてご堪能ください。

2019年1月15~16日:サンクトペテルブルク (V.F.コミサルジェフスカヤ劇場)

2019年1月20~21日:ウランウデ(ブリヤート国立アカデミー・オペラ・バレエ劇場) ※秀吉を演じる岩田守弘さんが芸術監督を務めていらっしゃる劇場です

2019年1月24~25日:モスクワ(国立クレムリン宮殿 小ホール)

まさに日露交流年にふさわしい素晴らしいプログラムです!

公式サイト ロシアにおける日本年2018

IMG_2147

IMG_2172

IMG_E2168

IMG_2165

IMG_2166

第一部は、3人の舞踊家それぞれによる舞台。まずは、日本舞踊を代表して、藤間蘭黄さんが東明流『都鳥』。若き皇帝たる貫禄と絶対的な気品を称え、神々しいほどの存在感です・・・!つづいて、岩田守弘さんは、『ВСЁ НЕ ТАК』ヴラジーミル・ヴィソツキーの曲の力強く郷愁溢れるメロディーが流れ出すと会場が一気に沸き、熱く拳を握り、心をひとつにして、その世界に惹き込まれます。最後にファルフ・ルジマトフによる『РЕКВИЕМ(モーツァルトのレクイエム)』。鍛錬された肉体は、筋肉のひとつひとつまでが芸術品のようで、長い手足は自由自在にしなって表現し、まるで悪魔にとりつかれたかのような鬼気迫る演技。

そしていよいよ、第2部では、その天才3人の競演がはじまります・・・!

日本での初演のときの副題は〜出逢い〜でしたが、そこから時を重ねて、3人のさらなる成熟した今を表現できるよう、ロシア公演の『信長 SAMURAI』に進化を遂げていました。終演後、一緒に観劇したロシア人の友人は「この感動を表す言葉が見つからない。どんなにわたしたちが感動したか、どんなに唯一無二の印象を受けたか・・・この舞台をこのひとときを観客として客席で私たちと一緒に味わってみてほしい!としか言えない」と熱く語っていました。

TUSI2718

終演後に楽屋に伺い、久しぶりに岩田守弘さんや藤間蘭黄さん、奥様で舞踊評論家の桜井多佳子さんなど『ロシア文化フェスティバル IN JAPAN』を通して、また「ロシアの声」を通してお世話になっている皆様にお会い出来て嬉しいひとときでした。

【モスクワのレストラン】Ц.Д.Л (ツェー・デー・エル)文学者の家

2019-01-24

モスクワのなかでも最高級のレストランとして長く愛され続けてきた «Ц.Д.Л.»(Центральный Дом литераторов) (ツェー・デー・エル)文学者の家。

IMG_2613

IMG_2609

△1889年に建てられたこの貴族のお屋敷は、1897年からオルスフィエフ伯爵家のものとなり伯爵夫人のサロンとして使われていました。1917年ロシア革命後は、建物は国有化されましたが、1934年にはマクシム・ゴーリキーの要請により、Центральный Дом литераторов(文学者の家)の建物になりました。文学者の家は、トルストイの『戦争と平和』や、ミハイル・ブルガーゴフ『巨匠とマルガリータ』にも登場しているそうです。

IMG_8127

△ソ連時代、作家協会に所属することは、今では想像もつかないほどの最上級のステータスだったそうです。

IMG_8126

IMG_8129

IMG_8128

IMG_8146

IMG_8122

ソ連時代〜今日まで、ここを訪れたたくさんの著名人が紹介されているギャラリースペース。

IMG_8123

IMG_8124

IMG_8136

 

△詩人ボリス・パステルナーク、バレリーナのマイヤ・プリセツカヤ、歌手のアーラ・プガチョワ、国外からもフランスのパントマイムアーティストのマルセル・マルソーやイタリアの俳優イヴ・モンタンなど・・・・華麗なる顔ぶれ!

IMG_8140 

△Дубовый зал(オーク・ホール)前方にはステージが設けられ、シャンデリアとステンドグラスがゴージャスな雰囲気を醸し出す中、この夜はハープのコンサートを楽しみました。

IMG_8148

IMG_8135

△この2階席へつづく階段の手すりに寄りかかりながら、ブラート・オクジャワのコンサートを聴いたのですね・・・!ほかにも、Каминный зал(暖炉のあるホール)や、Кабинет Графа(壁にならぶリトグラフが美しいキャビネット)、シガー・ルームにシークレット・ルーム、バルコニー、オルスフィエフ伯爵家ミュージアムなどたくさんのホールや個室があります。

IMG_8106

黒パン“ヴォロジンスキー“と白い花びらのようにサーブされたバター

IMG_8109

△たっぷりのオリーブと酸味が魅力のスープ、ラソーリニク

IMG_8111

△魚のスープ、ウハー

IMG_8112

△伝統的なキャベツスープ、シー

IMG_8110  

△ユニークな盛り付けのオリビエ・サラダ

IMG_8113

△サーモン・ステーキには黒米が添えられて

IMG_8115

△ビーフストロガノフ

IMG_8116

△ロシア風の焼きロールキャベツ

IMG_8117

△キエフ風カツレツ

IMG_8120

ロシアへ会いに来てくれた両親との最後の晩餐に、どこか特別のレストランをと思いここを選んだんですと伝えると、とても喜んで温かくおもてなししてくださいました。『ロシア文化フェスティバル IN JAPAN』のパーティで、栗原小巻さんに愛読書を伺い、薦めていただいたことがきっかけで、この2度目のロシア旅の前にトルストイの『戦争と平和』を読破しすっかり魅了された母にとっては特に、忘れられない夜になりました。

 «Ц.Д.Л.» cdlart.ru/