【英国のなかの日本】クイーンズ・ギャラリーで『日本の芸術 JAPAN: Courts and Culture』開催中

2022-06-21

バッキンガム宮殿のクイーンズ・ギャラリー(The Queen’s Gallery, Buckingham Palace)では『日本の芸術 JAPAN: Courts and Culture』開催中。(~2023年3/12)日英350年間の外交関係を貴重な写真や資料で振り返り、皇室と王室で大切にされてきた両国が誇る芸術品を愛でることができる展示になっています。

△衛兵交代を前にたくさんの人が集まるバッキンガム宮殿前

△王室コレクションを一般公開するために1962年にエリザベス女王と故エジンバラ公フィリップ殿下によって開館。2002年にリニューアルされました。

 

△日本から英国への初めてのディプロマティック・ギフトとして、1613年にジェームズ1世に贈られた甲冑は、ロンドン塔で展示されていました。(☆世界遺産ロンドン塔を満喫!おすすめレストランと夜の鍵のセレモニー

 

△1975年、三木武夫総理から女王に贈られた四角い花瓶は陶芸家の濱田 庄司のもの。イギリス人陶芸家バーナード・リーチとともにコーンウォール州セント・アイヴスに築窯して、ロンドンで個展をひらくなど、英国で陶芸を広めました。自作の犬の毛のブラシで塗った青緑色の釉薬が使われています。

 

 

△(左)1670年の地図に日本が書かれています。(右)ヴィクトリア女王の息子にあたるアルフレート王子は、王室として初めて1869年に日本を訪問しました。

△後のジョージ5世が王子時代1881年10月に日本を訪れたときの日記。人力車や箸での食事、甲冑の試着などに着いて書かれているそう。日本でドラゴンとトラの刺青をしたことはコロナ時に参加したレクチャーで知りました。(☆Superdry 極度乾燥(しなさい)と日本の「彫り物」文化)日本の骨董品店で購入したポット&カップも。

△ヴィクトリア女王の息子アーサー王子が奥様とともに1890年に訪日した際の日記。押し花や芸者の写真、皇居での晩餐会メニューなども・・・。

△帰国後、ヴィクトリア女王の前で日本にインスパイアされた活人画(tableau vivant)を披露した時の様子。

△1921年に昭和天皇が訪英した際の晩餐会では、ラムのオリエンタル風などがメニューに記されており、バンドが『マダム・バタフライ』を演奏したそうです。ウィンザー城のステートメントアパートメントには記念の紋章が残されていました。(☆【英国のなかのロシア】日帰り旅 英国女王が週末をすごす世界最大最古のウィンザー城でみつけたロシア)(☆【英国のなかの日本】ロイヤル・オペラ・ハウスで『蝶々夫人』

 

△夕暮れどき、グリーンパパークから見たバッキンガムパレス。1897年に英国に渡り、この町がすっかり気に入り、40年間英国で絵を描き続けた牧野 義雄の一枚。「長い年月と霧が建物を美しくしている」

 

△クイーンズ・ギャラリーなので、まだまだジュビリー・グッズがたくさん!

 

△ヴィクトリア駅周辺もプラチナ・ジュビリー にあわせてコーギーをモチーフにしたアート・トレイル!

【英国のお気に入り】【イギリスの学校生活】デヴォン式?コーンウォール式?クロテッドクリームとスクール・トリップ

2022-06-20

5日間のレジデンシャル・トリップから元気いっぱいに帰宅した息子。真っ黒に日焼けして、また少し大きくなったかな?

大きなコーチに乗って、みんなお揃いにしたパーカーを着て出かけますが、行き帰りのドライブスルーと遊園地ではお小遣いの10ポンドで自由にお買い物ができます。「ドライブスルーでお菓子を買って、遊園地でスラッシュを飲んで(関連☆イギリスでかき氷はじめました!ロシア人は常温がお好き?)、あとはマグネットを買ったよ!」ロシアでもイギリスでも、旅先ではお気に入りのマグネットを購入してコレクションしている息子。

△昨年Y5のときは、地図の右デヴォンの森へアスレチックやアーチェリー、キャンプ・ファイヤーの5日間で、今年Y6ではコーンウォールの海でマリン・スポーツの5日間。デヴォンとコーンウォールといえば・・・クロテッドクリーム!

△クリームティーの焼き立てスコーンに添えられたクロテッドクリームとジャム。このクロテッドクリームの町として有名なのがデヴォンとコーンウォールなのです。イギリス南西部、海辺に豊かな牧草地が広がるこのふたつの町では、それぞれデヴォンシャー・クリーム、コーニッシュ・クリームと呼んで自慢のクロテッド・クリームを作っているのですが・・・

△クロテッドクリームを先にのせてその上にジャムがデヴォン式。一方、先にジャムをのせてその上にクロテッドクリームがコーンウォール式なのだそう!スコーンの熱でクロテッドクリームがとろりと溶けるのがすきで私はデヴォン派ですが、たっぷりクロテッドクリームをのせられるコーンウォール式も捨てがたい!

そんなおしゃべりですっかり盛り上がり、肝心の仕事の話は後回し・・・

△クリームティーが美味しいカフェThe English Rose Café and Tea Shop

英国の花バラの食器や壁紙につつまれて。関連☆英国の花バラ、満開!リージェンツ・パークのバラ園〜イギリスとロシアの好きなところ〜

△コーンウォールの海では、みんなで海岸へ出かけて夕日が沈むのを眺めたそうです。青春!

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イギリスはクロテッドクリーム!ロシアは生クリーム⁉︎イギリスとロシアのアイスクリーム事情 2

【英国のなかの日本】ロイヤル・オペラ・ハウスで『蝶々夫人』

2022-06-19

ロイヤル・オペラ・ハウス(ROH)ではプッチーニのオペラ『蝶々夫人(マダム・バタフライ Madama Butterfly)』上演中!

ロシアの劇場ではメインキャストはロシアが育てたロシア人芸術家が多い印象ですが、こちら英国では外国人も大活躍しており、たとえばロイヤル・バレエでは熊川哲也さんや吉田都さんなども有名です。今回のオペラ『蝶々夫人』では日本人ソプラノのさんが中村恵理さんが!ちょうどマンチェスター旅行で、『蝶々夫人』を演じられる劇場ポスターを拝見したところでした。

 

△劇場ロビーホールには、時代別にロイヤルオペラハウスの当時の様子を見ることができました。(左 1804年、右 1847年)

もともとは、ボリショイ劇場で活躍しているロシア人のディアナ・アリエワ(Diana Alieva)が飾る初日の公演を予約していたのですが、visaの関係で渡航が難しくなり、アルメニア人のリアンナ・ハロトゥニアン(Lianna Haroutounian)が蝶々夫人を演じました。

世界中で上演されてきた名作オペラ、♪さくらさくらなど日本の旋律も叙情豊かに響く音楽はもちろん素晴らしいですが、外国人の目からみた日本の美にいつもとても興味があります。でも、すべてを捧げた愛が報われない悲劇のラストはいつも涙が止まらず・・・

長崎を舞台に実話がもとになっていると言われていますが、見目麗しいピンカートンのモデルは実はロシア人だったという説もあります・・・

△日が長く、遅くまで明るいこの時期のイギリスは、テラスが気持ちいい!

△なかには素敵なレストランも。

日本人ソプラノ歌手の三浦環さんは、1915年に日本人初の蝶々夫人役としてロイヤル・オペラ・ハウスで演じました。一方、ロシアのボリショイ劇場で日本人初の蝶々夫人を演じたのは、1978年のことで、歌手の東敦子さんだそうです。

終演後はすっかり暗くなり、ライトアップ!

△夜のコヴェント・ガーデン。ロイヤル・オペラ・ハウスから終演後にたくさんの人が出てきて、馬車が行き交い、花売り娘が・・・『マイ・フェア・レディ』が始まりそう。(☆【ロシアナ映画館】舞台はロンドン!モデルはジェーン・バーデン!?『マイ・フェア・レディ』

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