【英国のお気に入り】妖精をさがして・・・!英国絵画の殿堂テート・ブリテンへ

2022-06-13

(2022.02)イギリス絵画の殿堂テート・ブリテンのなかのお気に入りの展示室『FAIRY ROUND』。

△リチャード・ダッド(Richard Dadd )の『お伽の樵の入神の一撃(The Fairy Feller’s Master-Stroke)1855−64』もあります。

△イギリス・ロンドン出身のロックバンドQueenの曲『 The Fairy Feller’s Master-Stroke(邦題:「フェアリー・フェラーの神技」)は、なんとフレディ・マーキュリーが、このダッドの絵をみてインスピレーションを得て作った曲なのだとか!

ヴィクトリア時代のイギリスではシェイクスピア(William Shakespeare)の『真夏の夜の夢( A Midsummer Night’s Dream)』のシーンをはじめ、多くの画家たちが妖精がどんなふうに見えるのか、想像力をふくらませて妖精の世界を描きました。

△『パック(Puck)1841』

△『バッカス祭の情景(Bacchanalian Scene)1862』

リチャード・ダッド(1817-1886)は幼い頃から絵の才能に恵まれ画家として活躍しましたが、精神を病んで父親を殺してしまい、精神病院へ。死ぬまで約42年間もの間、精神病院で絵を描き続けました。

ヴィクトリア時代には私が好きなものが詰まっていて、このヴィクトリアン・フェアリー・ペインティングもそのひとつ。産業革命の波のなかで、原始的なものやあるがままの自然の美しさ、摩訶不思議な未知のものへの想いがフェアリーに形をかえて絵画のなかでどこまでも自由に羽を広げていったのかもしれません。

△コティングリー妖精事件の写真!イギリスのコティングリーに住む16歳のエルシー(Elsie)と9歳の従姉妹フランシス(Frances)が撮影した写真になんと妖精が・・・!後に、5枚のうちの4枚は捏造だったと白状した2人ですが、5枚目だけは本物だと話しているそう。真相はいかに!?

△『シャーロック・ホームズ』シリーズの作者であるサー・アーサー・コナンドイルもこれを信じていたとか。(☆【英国のなかのロシア】シャーロック・ホームズ博物館の名探偵マトリョーシカ

△山田五郎さんのYouTubeチャンネル『オトナの教養講座』【父殺し】妖精を描く殺人画家!?リチャード・ダッドとは?【イギリス妖精文化】でも取り上げられていましたが、イギリスのケルトの伝統のなかの妖精と、日本の岩手の河童を比較していてユニーク!日本には「うつのみや妖精ミュージアム」と福島の「妖精美術館」があるそうで、ぜひ訪れてみたいです。

妖精絵画の大ブームが起こるまでのイギリスの流れや画家たちも興味深かったですが、何より面白かったのは、スコットランドの画家ジョセフ・ノエル・ペイトンの『オーベロンとティターニアの諍い』のなかに何人妖精がいるのか・・・この絵が大好きだった『不思議の国のアリス』の作者ルイス・キャロルが数えたというエピソード。

関連ブログ

☆ケルト民族のフェアリーたちが登場する今年のストーリー”The Hooley”が素敵だったイギリスのサーカス 伝統的なイギリスのサーカスGIFFORDSへ!イギリスとロシアのサーカスあれこれ

☆妖精たちの森!【英国のお気に入り】妖精が現れるブルーベルの森へ・・・!Highgate Wood

さて、ロシアでも超自然的な世界はとても人気があり、日本にいるときよりもずっと、そういう不思議なものや科学では証明できない現象が信じられている国民性である気がします。森のなかを歩いていると私はそういう力を感じることが多くて、モスクワでも少し歩けば森がありましたし、イギリスにも。もしかして森との近さが、妖精との近さと通じるものがあるのかしら?とふと思いました。

ロシアで妖精といったらこの妖精を思い出しました。

【ロシアの伝統】乳歯が抜けたら現れる?歯の妖精!

【英国のなかの日本】テーマはPLATINUM!草月ロンドン支部の花展

2022-06-11

生け 草月ロンドン支部の展示会、今年のテーマは『PLATINUM』!エリザベス女王のプラチナ・ジュビリーと草月四代目家元の勅使河原茜氏の家元就任20周年、そしてロンドン支部の15周年の記念を兼ねたのようです。(Sogetsu School of Ikebana – London Branch https://www.facebook.com/sogetsulondon/)

 

日時:6月11日(土)11時〜16時
会場:Rosalyn Hill Chapel
   3 Pilgrim’s Place, London NW3 1NG
入場料:無料

【関連ブログ】ロシアでも素晴らしい草月モスクワ支部の展示会を訪れました。

【ロシアのなかの日本】シューセフ記念国立建築博物館で草月モスクワ支部25周年の生け花展

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【日露交流年】ロシア・アンティーク・サロンで日本の根付け展

【日露交流年】レーニン図書館でモスクワ国際学生日本語弁論大会!

日露交流年の閉会式でもG20会場となったホテル・ニューオータニ大阪では、草月の美しい生け花が各国首脳を迎えました。

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【英国のなかのロシア】おすすめレストラン!マルクスが『資本論』を書いた場所でうなぎサンドイッチ!

ドイツの哲学者・経済学者カール・マルクスが『資本論』を書いた建物は現在、知る人ぞ知る人気シェフが腕を振るうレストラン『クオ・ヴァディス(Quo Vadis)』になっています。

△建物にはブループラークもついていて、マルクスが1851〜1883年までここで暮らしたことが記されています。ここで家族とともに極貧生活を送りながら、毎日大英博物館の図書館へ通って『資本論』が完成していきました。

 

△メニューも可愛い!

△名物はうなぎサンドイッチ⁉︎スモークド・イール・サンドイッチ(Smoked Eel Sandwich)は、くせのない柔らかなうなぎを軽くスモークしてぴりりと効いたホースラディッシュとあわせたここだけの味。

 

△2階からは、会員のプライベート・ダイニング空間になっています。

△マルクス発見!

ロンドンには他に、マルクスの巨大な頭像がついたお墓を見ることができます。

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△166cmある私でも、横に並ぶとこんなに大きい!(関連ブログ☆【英国のなかのロシア】西にマルクス、東にリトビネンコ!彫刻庭園のようなハイゲート墓地

先日訪れたウィリアム・モリス・ギャラリーでは、なんとモリスも社会主義に傾倒していき、「社会主義同盟」を結成して機関紙を創刊、マルクスの『資本論』を熟読し、独自の社会主義の理想を掲げていたことを初めてしりました。(関連☆ウィリアム・モリス・ギャラリー

ロシアでもモスクワ市内でマルクス像とエンゲルス像を見ることができます。マルクス像にはやはり「万国の労働者よ、団結せよ」と刻まれていました。(関連☆【モスクワの街角】朝焼けの革命広場とマルクス像【モスクワの街角】エンゲルス像)ロシアに大きな影響を与えた人物です。

思想家ゲルツェンを中心に、バクーニン、ベリンスキー、スタンケーヴィッチ、マルクス、ツルゲーネフらが登場するトム・ストッパード脚本、蜷川幸雄演出の舞台『ザ・コースト・オブ・ユートピア』(The Coast of Utopia)は、人生で忘れられない舞台のひとつです。(☆【イギリスのなかのロシア】ロシアの哲学者ゲルツェンの暮らした家

☆おまけ☆

レストランの横には、モーツァルトのブループラークもあります。(☆【夏の自由研究】ロンドンのなかのモーツァルトを訪ねて〜まとめ〜

Quo Vadis https://www.quovadissoho.co.uk

住所:26-29 Dean St, London W1D 3LL