昨年こちらでもご案内しました、世界の朝ご飯を楽しめるWORLD BREAKFAST ALLDAYへ行ってまいりました。1、2月はロシアの朝ごはん!
おなかを空かせて目覚めた朝、まるで朝日を浴びるために窓を開けるように、中央のちいさな扉を両手で引いて店内へ。
裏面にイングリッシュブレックファーストなどの定番メニューもありますが、やはり注目は表面いっぱいのロシアメニュー。
朝ごはんプレート1650円以外に、ボルシチやデザート、飲み物も。ロシア風に⁈カフェでも朝からアルコールがありました。ロシア地ビールБалтикаバルチカもありましたが、800円とかなり高価。日本では仕方がないのでしょう。(ロシア地ビールについて☆関連過去記事はこちら)
飲み物は、ベリージュースのморсモルスと蜂蜜とスパイスを溶かしたあったかいсбитеньズビーチェニにしてみました。モルスはお店ですり潰しているというだけあって濃厚で、すぐりも入っていました。ズビーチェニは、寒い冬に屋台で湯気をたてていたのを見つけ、凍った身体を温めるために足踏みしながら飲んだのを想い出しました。(モルスについて☆関連過去記事 大好きモルス、ロシアンスイーツつるこけももの砂糖衣がけ)
そして、こちらがロシアの朝ごはんプレート。
蕎麦の実のカーシャは、ロシアの声の社食のものは蕎麦の味が強く口のなかでパサパサ粒を感じますが、こちらのは白くふっくらと粒が大きくてねっとりと優しい口当たりに仕上がっていました。また、お砂糖をたっぷり入れてオートミール風に食べるロシア人もいるのですが、こちらのカーシャは甘くはありませんでした。(カーシャについて関連過去記事☆ロシア・スーパー探検!その1)
他にもロシア人の大好物キノコのマリネ。とても丁寧に味付けされている印象でした。ロシア料理はどれも比較的味付けはシンプルで、素材の旨味に塩や酢、砂糖、ニンニク、レモンなどを加えただけのお料理も多いため、出汁をとったりする和食の奥深い味に驚く方も多いようです。
ビーツのサラダは、ロシアでよくあるダイス状にカットされていました。上に香草укропврディルが乗っていましたが、ロシア料理はとにかくなんでも、この香草たっぷり!タイ料理のパクチーまで強烈ではありませんが日本のものよりロシアのものは野性味が強い味なので、ご旅行ではちょっと苦手な方も…。こちらでもそういった配慮もあるのでしょうか、混ぜずに乗せてありましたが、香草本来の形も楽しめていいですね^_^
ブリヌイはロシア風クレープとも呼ばれています。もっちり厚手の生地で、甘いデザート感覚はもちろん、こちらのようにサーモンやイクラ、スメタナなどを包んで食べるのがいかにもロシア風ですよね!
カッテージチーズとサワークリームとヴァレーニエ(果物の果肉が感じられるくらいに煮込んだコンポートみたいなもの)を合わせたデザート。帰国して一番恋しいロシアの味は?と尋ねられたらтворог。カッテージチーズとサワークリームとヨーグルトと生クリームを合わせたような乳製品で、乳脂肪分のパーセンテージによって味わいが違い(日本の生クリームみたいにロシアでは牛乳もパーセンテージごとに種類豊富)、こっくりと濃厚で美味しいんです。このтворогにヴァレーニエを合わせて、私もよく朝ごはんにしていました!
ちなみにテーブルには三角形に折られた小さなロシア紹介が!開いていくと…
記念に持って帰ることができます。店内もロシア宇宙モチーフのポスターがあったり、ロシアラジオ(この日は、クラスノダールのKIDS FM)が流れていたりと雰囲気を楽しめます。
ボルシチにピロシキ、ロシアンティというような日本人にも親しみのある定番ロシアメニューではなく、普段なかなか食べる機会がないメニュー盛りだくさんでワンプレートにした意欲作!
ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか?
ご馳走さまでした!
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