【英国のお気に入り】初めてのライス・プディングと英国式ホームパーティー

2022-02-08

英国へ来て驚いたことのひとつは、英国人の皆さまがとっても気軽にお宅に招き入れてくれること。アフタヌーンティーの国というイメージが強かったので、すこし格式ばって高級なティーカップで紅茶をいただくようなお招きを想像していましたが、普段のおつきあいはとてもアットホーム。「ハーイ!」と挨拶したら、ふたことめには「さぁ、どうぞ入って!紅茶を一杯いかが?」

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友人たちとのホームパーティもとても寛いだ雰囲気。たとえば20時に来てねと言われていても、みんなゆるゆると自分のペースで到着するので、21時過ぎまでドリンクを片手にクリスプスをつまんでおしゃべり。(☆【英国のお気に入り】イギリス味のクリスプス!ロシア味のチップス!

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初めて会う友人同士を紹介したりもらったワインを味見したりしながら、ホステスの奥様は下ごしらえの終わっているサラダや前菜を温め直したり、盛り付けしたり・・・「ユリが来るから、ロシア風のサラダを作ったのよ。」美味しそうなビーツのサラダ、レシピはどちらもオットレンギの料理本からだそう。(☆ロンドンではオットレンギが旬!イギリスNo.1キャロットケーキを求めて

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△イギリスのお宅は素敵な暖炉があることも特徴のひとつ。この暖炉まわりの空間にずっと憧れていました。都心部では安全面からすでに実際に暖炉を使用することができない場所も多く、マントルピースのようになっていることも多いのですが、少し郊外の一戸建てではこうして今も薪をくべて燃える火がお部屋を温めてくれます。お庭ではホストの旦那様が炭火焼のお肉を焼いてくれていました。

そのうち子どもたちが「おやすみ」のキスをしに階下へおりて来ました。6時半頃に先に別のメニューで夕食をとっていた子どもたちは、今宵はお楽しみのスリープオーバーです。ホームパーティーにやってきたご夫婦も信頼できるシッターさんにお子様を預けて来ていました。家族で過ごす時間も大切にしつつ、こんな日はきちんと大人の時間と子供の時間が分かれています。 

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△ほろ酔いで皆が自分のプレートに食事をとって着席したらもう22時近く。食べたりしゃべったり、飲んだり笑ったり・・・夜はゆったりと更けていきます。

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△デザートには、初めてのライス・プディング!少女時代からよく本に登場していたライス・プディングですが、英国人のお宅でお手製のものをいただくのは初めて。本のなかでは(甘いお粥のようなデザート)と解説されていて想像するとあまり食べる勇気が湧きませんが、オーブンからはカスタードが焼けるのようなとってもいい香りが漂ってきて、お鍋からひと匙スプーンですくって口に運ぶと、ミルクとお砂糖で煮たお米の優しい甘さとジューシーなコンポートがよく合います。

すっかり酔っ払って御宅を出たのは深夜1時過ぎ。子どもが生まれてからは夜の外出はぐっと減りますし、遅くまでゆっくりお酒を飲んだりする機会は少ないので、夜風に吹かれながらの帰り道、なんだか不思議な気持ちになりました。

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日本でもロシアでも「ダイコン」、イギリスでは「ムーリ」?はじめての「サンファイア!」

2022-02-07

日本とロシアでは同じ名前なのにイギリスでは違う呼び方がある、そんな野菜といえば・・・大根!

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△日本でもロシアでも「ダイコン」ですが、イギリスでは「Mooli」。日本よりもほっそりしています。

関連☆【モスクワのスーパーマーケット探検】 〜野菜編〜

スーパーでもときどき見かけるダイコンですが、地元の八百屋さんでは扱いがなくて、ラディッシュで代用したりもしています。

さて、イギリスならではお野菜やイギリスで人気のあるフルーツでは、これまでケール(☆【英国のお気に入り】ビタミンの宝庫!ケールの苦味を飛ばすには?)やルバーブ(☆【英国のお気に入り】鮮やかな赤といえば?ルバーブのヴァレーニエとビーツのスムージー)をご紹介しましたが、八百屋さんにはまだ日本やロシアでは購入してお料理したことのないものがたくさん!

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△たとえば、今日初めて購入したのは「Chard」と呼ばれる野菜。昨日お招きいただいたホームパーティのホット・サラダに入っていて「これはなあに?」と尋ねたのが出会いでした。茎がカラフルなレインボーチャードもあって、おもてなし料理にも使えそう!?(☆【英国のお気に入り】初めてのライス・プディングと英国式ホームパーティー

ロシアではビーツの茎と葉を初めていただきましたがとっても美味しくてお気に入りでした。

一方、日本でもロシアでも見かけず、英国ではじめていただいたのは、こちら!イギリスの海外に育つ植物だそうで、ほんのり塩味がする不思議なサンファイア(Samphire)。お魚料理の脇にソテーしたものが添えられていました。

 

イギリスとロシア、女性として初の・・・【イギリスの学校生活】

2022-02-05

現地校のYear6で学んでいる息子の宿題は、「わぁ、懐かしい!小学校でおなじことを学ぶのね」という内容と、「あら、発見!イギリスではこんなことを学ぶのね」という内容の両方があります。たとえば、ガスバーナーの使い方とか、空の雲の種類とか、水の循環、細胞のしくみ、地殻変動などは、私の知らない英単語が並んでいますが、「ああ積乱雲ね」なんて頭の中で自動変換されながら、同じことを学んでいて嬉しくなります。一方、産業革命やイギリスの天気、イギリスの河川の名前など地理や歴史は、初めて知ることが多く興味津々です。

先日の帰り道は、まだ女性が男性と同じように教育を受けたり職業をもったりすることが出来なかった時代にイギリスで社会を変えた女性、新たな分野を開拓した3人の人物について教えてもらいました。フローレンス・ナイチンゲール(☆“クリミアの天使“フローレンス・ナイチンゲール博物館ともうひとりの天使マリア・シーコール)、監獄における囚人の人権や、子供や女性の生き方を変えたエリザベス・フライ、そして女性参政権のために戦ったエメリン・パンクハストです。エリザベス・フライのポートレートが以前ポンド紙幣に描かれていたことから、「あなたなら誰を紙幣にしますか?」というのを絵に描くことが宿題でした。

さて、ロシアにもそんな女性がいるかしら・・・?と考えてみました。

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数学者 ソフィア・カバレフスカヤ(Софья Васильевна Ковалевская 1850ー1891)

数学者の家系に生まれ、幼い頃から数学に興味を持っていたソフィア。ソフィアの子供部屋には、絵本の代わりに大学で使うような数学本の1ページを切り取ったものが貼られていたという神童エピソードも伝えられています。

当時のロシアでは、女性が高等教育を受けることが出来なかったため、西ヨーロッパの大学で学び1874年に博士号を取得します。数学者として活躍したソフィアは、ロシアおよび北ヨーロッパでは女性初となる教授となりました。なりふり構わず勉強のみに打ち込んだ女性ではなく、外見もとても美しく、愛する伴侶や子供にも恵まれ女性として豊かな生活を送り、文学にも才能を発揮してたくさんの美しい詩も残しています。病に冒され41歳という若さで亡くなってしまったため、彼女の名は広く世界に知られているとは言えませんが、女性たちのために扉を開いた重要な人物としてロシアでは今も教科書にも必ず登場しています。

 

(ちなみに数学では、掛け算や分数が日本とイギリスでは少し違っていて、九九を暗唱して掛け算をする解き方ではありませんし、分数の読み方が日本と異なっていて、日本の感覚で見る私はちょっと戸惑います。)

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