イギリスとロシア、女性として初の・・・【イギリスの学校生活】

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現地校のYear6で学んでいる息子の宿題は、「わぁ、懐かしい!小学校でおなじことを学ぶのね」という内容と、「あら、発見!イギリスではこんなことを学ぶのね」という内容の両方があります。たとえば、ガスバーナーの使い方とか、空の雲の種類とか、水の循環、細胞のしくみ、地殻変動などは、私の知らない英単語が並んでいますが、「ああ積乱雲ね」なんて頭の中で自動変換されながら、同じことを学んでいて嬉しくなります。一方、産業革命やイギリスの天気、イギリスの河川の名前など地理や歴史は、初めて知ることが多く興味津々です。

先日の帰り道は、まだ女性が男性と同じように教育を受けたり職業をもったりすることが出来なかった時代にイギリスで社会を変えた女性、新たな分野を開拓した3人の人物について教えてもらいました。フローレンス・ナイチンゲール(☆“クリミアの天使“フローレンス・ナイチンゲール博物館ともうひとりの天使マリア・シーコール)、監獄における囚人の人権や、子供や女性の生き方を変えたエリザベス・フライ、そして女性参政権のために戦ったエメリン・パンクハストです。エリザベス・フライのポートレートが以前ポンド紙幣に描かれていたことから、「あなたなら誰を紙幣にしますか?」というのを絵に描くことが宿題でした。

さて、ロシアにもそんな女性がいるかしら・・・?と考えてみました。

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数学者 ソフィア・カバレフスカヤ(Софья Васильевна Ковалевская 1850ー1891)

数学者の家系に生まれ、幼い頃から数学に興味を持っていたソフィア。ソフィアの子供部屋には、絵本の代わりに大学で使うような数学本の1ページを切り取ったものが貼られていたという神童エピソードも伝えられています。

当時のロシアでは、女性が高等教育を受けることが出来なかったため、西ヨーロッパの大学で学び1874年に博士号を取得します。数学者として活躍したソフィアは、ロシアおよび北ヨーロッパでは女性初となる教授となりました。なりふり構わず勉強のみに打ち込んだ女性ではなく、外見もとても美しく、愛する伴侶や子供にも恵まれ女性として豊かな生活を送り、文学にも才能を発揮してたくさんの美しい詩も残しています。病に冒され41歳という若さで亡くなってしまったため、彼女の名は広く世界に知られているとは言えませんが、女性たちのために扉を開いた重要な人物としてロシアでは今も教科書にも必ず登場しています。

 

(ちなみに数学では、掛け算や分数が日本とイギリスでは少し違っていて、九九を暗唱して掛け算をする解き方ではありませんし、分数の読み方が日本と異なっていて、日本の感覚で見る私はちょっと戸惑います。)

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