【今日のロシア】輸入雑貨店nico

2015-02-28

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そろそろ梅の花も満開の東京・湯島天神の向かいにある輸入雑貨店nicoさん。

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△お店入り口は通りに面した1階。(はじめB棟の建物のなかへ迷い込んでしまったのですが、ここがまたソ連アパートみたいな不思議な建物でした。)店内の構造もユニークで、入り口をはいるとまず正面に地下へつづく階段が現れます。左手にはちいさなウェルカムスペースがあり、この日は冬物の毛糸製品がディスプレイされていました。

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世界各国の小物がカラフルにディスプレイされた螺旋階段をおりていきます。ここはアジア?ロシア?はたまた南米!?無国籍空間が広がります。

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ロシア、ウズベキスタン、イギリス、ブラジル、アルゼンチン、メキシコ、タイ、ベトナム、バングラディシュ、韓国、ウイグル、日本・・・世界中からセレクトされた雑貨は、どこを見ても面白いものばかり。そのなかに発見するロシア雑貨は、ハバロフスクで買い付けをなさっているそう。

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今や日本にも増えてきたロシア雑貨店ですが、広いロシアのどのエリア、どんなジャンルを得意としていらっしゃるかによって雰囲気もかなり異なります。ハバロフスク雑貨は、今やモスクワやペテルブルグなどの大都市では見つけることができないような、どこかノスタルジックな日用品が魅力です。

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たとえば、売れ筋商品を伺ってみると、「やっぱりマトリョーシカ!」と答えてくださるロシア雑貨屋さんが多いのですが、こちらでは・・・

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 △ロシアのおばあさんがよく着ている花柄ワンピースや、その下に履いているパンツやシュミーズなんだそう!!!ロシアのおばあさんはいつまでもズボンではなくスカートを、そして無地よりも花柄を好んでお召しになるのがなんとも可愛らしいのですが、日本で売られているのは初めて見ました。自分で手づくりするための布地もありました。

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△試着室はモンゴルのゲルをイメージして手づくりなさったという店主の三澤礼子さん(隠れてしまいました)。花柄スカーフで頬かむりしているおばあちゃんの姿に惹かれてロシアに興味を持たれたのだそうです。

 

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 △ほかにも、世界各国のレトロデザインなマッチは人気があるようです。ソ連時代には、こんなふうにひとつずつ異なるデザインラベルのマッチがはいっているセットもよく売られていました。

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 △ハバロフスクの先住少数民族であるナナイ族の雑貨も。日本でいうとアイヌのような感じでしょうか。かつて黒沢明監督によって映画化された日ソ合作映画『デルス・ウザーラ』にも登場しました。

 

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△ロシアのキオスクみたいなカッサ(レジ)も注目です。ОТКРЫТО(営業中)の看板は、実際にハバロフスクのお店で使用されていたものだそうです。キノコ狩りが大好きなロシアならでは!?食べられるキノコと食べられないキノコの分類表もなんともいえない味を醸し出しています。

 

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△ソファーの奥、階段下には隠れ小部屋があり、ギャラリースペースになっています。企画展については小部屋のご案内をどうぞ。(足がみえていますが息子はここがお気に入りで、頭をぶつけながらずっとここで遊んでいました。)

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 △この作品を手がけたイラストレーターひろせべにさんと店主の三嶋さんは、10年以上通っているという極東ハバロフスクの買い付け&お散歩日記を昨年2014年にちいさな冊子にまとめました。

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ハバロフスクのバスの内装(花柄やヒョウ柄など!)や市場の渋いおじいさん&可愛いおばあさんコレクションなどを三澤さんならではの目線でまとめたこの本のなかで、“年々ロシアの人たちに親近感がわいてきて、自分のルーツはロシア人なのでは?と思う程ですが、見た目が真逆なので、たぶん気のせいです。”“私はロシアに行って、ロシアの人たちのやさしさとたくましさを見る度に、勇気をもらっています。”と書いていらっしゃいます。

 

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〒113-0034 東京都文京区湯島4-6-12 湯島ハイタウンB棟103号室
TEL+FAX 03-5802-5463
営業時間 12:00-19:00 月・火曜定休(祝日の場合は営業)
お問い合わせ info@nico-store.net

 

 

 

 

 

 

【今日のロシア】オーロラ2015春

2015-02-27

アエロフロート日本語版機内誌「オーロラ」2015年春号。Special Editionは、春のほほえみと題して、清少納言の「春はあけぼの」のロシア語訳をはじめ、すべてが輝くロシアの春を歌った詩が紹介されています。

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△写真で紹介されていたのはノヴォジェーヴィチ修道院。ちょうど春にお散歩したことを懐かしく思い出しました。過去関連ブログ☆Новодевичий монастырь(ノヴォデヴィチ修道院)

長く厳しい冬のあとに訪れる待ち焦がれたロシアの春の躍動感は、感じたことのないものでした!朝、通勤時に眺めた木の若芽が、帰宅時には小さな葉っぱになっているような、そんな生命力に溢れています。

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 △さらに、モスクワとペテルブルグの二大都心にお店を構える高級スーパー、エリセーエフの店の歴史についても中村喜和先生が寄稿していらっしゃいます。宮殿のような店内でロシアのあれこれをお買い物できるのは、本当に楽しいひとときでした。ご旅行の方のお土産探しにもオススメです。

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м. Пушкинская, ул. Тверская, 14 

тел.: (495) 650-46-43

 

 

【日本のなかのロシア料理】新宿中村屋ボルシチしゃぶしゃぶ

2015-02-26

昨年2014年10月に美術館やテナントも入ってリニューアルオープンした新宿中村屋ビル。以前こちらのサイトでもご紹介いたしました噂の“ボルシチしゃぶしゃぶ“を頂いてまいりました!世界中でここでしか食べられない日露合作メニュー!

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△ロシアはもちろん、インドや中国、フランスなど各国料理を取り入れて商品展開してきた新宿中村屋さんならではのメニューが用意されている最上階レストランGranna(グランナ)。注目のメニュー「ボルシチの和牛しゃぶしゃぶ鍋 シチリアバター&サワークリーム添え」は、ディナーはアラカルトで2300円、ランチは事前予約のうえ6500円のコースメニューのメインとして頂くことが出来ます。

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本日のランチコースは、キャビアと蟹のサラダ、フォアグラボールの前菜やウニの茶碗蒸し、魚料理に真鯛のポワレ、そしてついに・・・!

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ボルシチしゃぶしゃぶ登場!

テーブルの上の土鍋には、ぐつぐつと煮えたボルシチ風トマトスープ(中村屋のボルシチは、ビーツではなくじっくり煮込んだトマトで赤みをだしています)。すでに下茹でしてあるお野菜やソーセージなどをいれてポトフのようにしてから、そこに、和牛をさっとくぐらせます。

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しゃぶしゃぶ〜♪とろけるお肉!野菜と肉の旨味がたっぷりのスープであったまります。

添えられているシチリアバター(ニンニクとパセリ入り)やサワークリームを落として、味の変化も楽しめます。昭和2年から提供していらっしゃるという中村屋のボルシチは、もともと塊肉ではなく薄切りのお肉を使用していたそうで、厨房でそのボルシチスープとお肉を偶然にもしゃぶしゃぶしてみたら意外にも美味しかったので考案されたようです。

以前の中村屋でも、パーティの裏メニューとして“ボルシチしゃぶしゃぶ“が登場したことがあったそうですが、新生・中村屋の看板メニューのひとつとして新たに加わったのだそうです。

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△ご一緒したのはサンクトペテルブルグを中心にアーティストもののマトリョーシカなどを扱うロシア雑貨マリンカ店主の鈴木真理子さんとムソルグスキーの熱い魂を継承するピアニストの木曽真奈美さん。

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ビル3階には中村屋サロン美術館も併設されており、中村屋の歴史を知り、ゆかりの展示をみることができます。「己の生業を通じて文化・国家(社会)に貢献したい」という想いで相馬愛蔵・黒光夫妻によって創業された中村屋は、明治の末から大正にかけて、女優 松井須磨子や彫刻家 高村光太郎、画家 竹久夢二や劇作家 秋田雨雀をはじめ美術、演劇、文学などさまざまな分野の芸術家が集まり“中村屋サロン“と称されていました。

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△ミュージアムショップで売られているエロシェンコのポストカード

そしてそのなかに、日本の盲学校で学ぶために大正3年に来日したエスペランティストで盲目の詩人ワシーリー・エロシェンコがいました。ロシア文学好きでロシア語が堪能であった中村屋創業者の相馬黒光さんの呼びかけもあって、お店で朗読会が開かれたり、エロシェンコが中村屋のアトリエに住まわせてもらうようになったりと深い交流がつづくなかで、中村屋にボルシチが生まれました。(公式サイト内の創業者ゆかりの人々より)

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△地下2階にはカジュアルなレストランMannaマンナもあり、こちらでもボルシチをオーダーできます。また、地下1階のショップBonnaボンナでは、ボルシチ缶詰やアグレッツィ(きゅうりの漬け物)も購入可能です。(ピロシキは現在ビル内では販売していないとのことでした。)

過去関連ブログ☆【今日のロシア】館山限定!中村屋ロシアケーキ