【英国のなかの日本】テーマはPLATINUM!草月ロンドン支部の花展

2022-06-11

生け 草月ロンドン支部の展示会、今年のテーマは『PLATINUM』!エリザベス女王のプラチナ・ジュビリーと草月四代目家元の勅使河原茜氏の家元就任20周年、そしてロンドン支部の15周年の記念を兼ねたのようです。(Sogetsu School of Ikebana – London Branch https://www.facebook.com/sogetsulondon/)

 

日時:6月11日(土)11時〜16時
会場:Rosalyn Hill Chapel
   3 Pilgrim’s Place, London NW3 1NG
入場料:無料

【関連ブログ】ロシアでも素晴らしい草月モスクワ支部の展示会を訪れました。

【ロシアのなかの日本】シューセフ記念国立建築博物館で草月モスクワ支部25周年の生け花展

【ロシアのなかの日本】シューセフ記念国立建築博物館で草月の生け花展

日露交流年をはじめ、日本関連のイベントでは文字通り華を添えてくださる生け花!

【日露交流年】ロシア・アンティーク・サロンで日本の根付け展

【日露交流年】レーニン図書館でモスクワ国際学生日本語弁論大会!

日露交流年の閉会式でもG20会場となったホテル・ニューオータニ大阪では、草月の美しい生け花が各国首脳を迎えました。

【日露交流年】閉会式記念コンサート&クロージング・レセプション

【英国のなかのロシア】おすすめレストラン!マルクスが『資本論』を書いた場所でうなぎサンドイッチ!

ドイツの哲学者・経済学者カール・マルクスが『資本論』を書いた建物は現在、知る人ぞ知る人気シェフが腕を振るうレストラン『クオ・ヴァディス(Quo Vadis)』になっています。

△建物にはブループラークもついていて、マルクスが1851〜1883年までここで暮らしたことが記されています。ここで家族とともに極貧生活を送りながら、毎日大英博物館の図書館へ通って『資本論』が完成していきました。

 

△メニューも可愛い!

△名物はうなぎサンドイッチ⁉︎スモークド・イール・サンドイッチ(Smoked Eel Sandwich)は、くせのない柔らかなうなぎを軽くスモークしてぴりりと効いたホースラディッシュとあわせたここだけの味。

 

△2階からは、会員のプライベート・ダイニング空間になっています。

△マルクス発見!

ロンドンには他に、マルクスの巨大な頭像がついたお墓を見ることができます。

IMG_3813

△166cmある私でも、横に並ぶとこんなに大きい!(関連ブログ☆【英国のなかのロシア】西にマルクス、東にリトビネンコ!彫刻庭園のようなハイゲート墓地

先日訪れたウィリアム・モリス・ギャラリーでは、なんとモリスも社会主義に傾倒していき、「社会主義同盟」を結成して機関紙を創刊、マルクスの『資本論』を熟読し、独自の社会主義の理想を掲げていたことを初めてしりました。(関連☆ウィリアム・モリス・ギャラリー

ロシアでもモスクワ市内でマルクス像とエンゲルス像を見ることができます。マルクス像にはやはり「万国の労働者よ、団結せよ」と刻まれていました。(関連☆【モスクワの街角】朝焼けの革命広場とマルクス像【モスクワの街角】エンゲルス像)ロシアに大きな影響を与えた人物です。

思想家ゲルツェンを中心に、バクーニン、ベリンスキー、スタンケーヴィッチ、マルクス、ツルゲーネフらが登場するトム・ストッパード脚本、蜷川幸雄演出の舞台『ザ・コースト・オブ・ユートピア』(The Coast of Utopia)は、人生で忘れられない舞台のひとつです。(☆【イギリスのなかのロシア】ロシアの哲学者ゲルツェンの暮らした家

☆おまけ☆

レストランの横には、モーツァルトのブループラークもあります。(☆【夏の自由研究】ロンドンのなかのモーツァルトを訪ねて〜まとめ〜

Quo Vadis https://www.quovadissoho.co.uk

住所:26-29 Dean St, London W1D 3LL

【英国のなかのロシア&日本】マレーヴィチと楽吉左衛門のコラボ!黒の宇宙

2022-06-10

15代樂吉左衛門(直入)とカジミール・マレーヴィチのコラボによる展示会がロンドンのAnnely Juda Fine Art Galleryで開かれています。(~7/9)

日本の伝統美に新感覚を加えたロンドンならではの展覧会。

青空が四角く切り取られた天窓に白い四角で構成されたギャラリー、そこに楽焼とマレーヴィチの黒い宇宙がどこまでも深く広がっていきます。

1879年にキエフ近郊の村で生まれたカジミール・マレーヴィチ(Малевич Казимир)は、『黒の正方形』など前衛芸術運動ロシア・アヴィンギャルドの画家として知られます。

△会場では、楽茶碗が完成するまでの工程を映像で見ることができます。鴨川の上流の河原でとれるという漆黒の石が工房の庭に置かれているところ、ご夫婦で向かい合って釉薬をかけていく様子、そして自然や宇宙とおなじように、すべての碗が全く異なる表情をもって唯一無二の存在としてこの世に誕生していきます・・・!

△マレーヴィチのドローイングとともに

楽焼の公式サイトでは、マレーヴィチからインスパイアされたこの一連の作品についてのコメントが紹介されています。(→こちら)それによると、マレーヴィッチとの出会いは、2015年にサンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館とモスクワのプーシキン美術館で行われた『Raku: The Cosmos In a Tea Bowl』展だったそうです。初代長次郎から16代吉左衞門の樂家各歴代170点あまりを網羅する大規模で素晴らしい展覧会だったそう。その際にロシアを訪れ、どうしても見たいと願ったものこそ、トレチャコフ美術館所蔵のマレーヴィチの『黒の正方形』だったそうです。「この黒く一応に塗られた正方形は、思想として私自身の中に根を下ろしてきた」と書かれています。

 

Annely Juda Fine Art 

https://www.annelyjudafineart.co.uk

Address: 23 Dering St, London W1S 1AW

IMG_6408

△こちらがマレーヴィチの『黒の正方形(Чёрный квадрат)』(☆【トレチャコフ美術館】新館で色の魔法!

△こちらもトレチャコフ新美術館で見ることができるマレーヴィチの絵『Пейсаж под Киевом』1930年に描かれたキエフ近郊の風景です。マレーヴィチの初期の頃の作品には美しい故郷を描いた作品もあります。ロシアとウクライナの間で未曾有の悲劇が起こり、力を失っていたときに、偶然モスクワから送られてきたこの絵が私の心に寄り添ってくれました。(☆心の洗濯!モスクワより、マレーヴィチの描くキーウ(キエフ)