【今日のロシア】ふぉりくろーる。のロシア絵本展レポート

2015-01-11

昨日ご案内いたしましたふぉりくろーる。のロシア絵本展へ行ってまいりました。

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会場のdessinは中目黒駅からすこし、路地をはいるとそこだけちょこんと白く切り取られた入り口の可愛らしい店構え。

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世界から集められた絵本や画集、写真集が並んだお店の奥に、ギャラリースペースがあります。ここだけぽっと温かな灯りがともり、なんだか月夜に幻想的に映えるかまくらを想い出しました。

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ロシアのおはなし・うた・なぞなぞをテーマに揃えられた絵本たち。どの1冊を手に取ってどの1ページをめくってもひとつの物語世界が広がります。そして、その本を手にしてきた人たちの物語も温もりとして感じられます。
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マヤコフスキーやマルシャークによる絵本の一画は、子供の目にも強く訴えかける色・線づかいの“教育もの”もあれば、天性の感受性を持つ子供たちにこそ本物を届けたいと願う、一流芸術家たちの気迫を感じる作品も。『しずかなおはなし』など、日本でも愛されている絵本の原書もありました。

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ロシア民話『おおきなかぶ』ウクライナ民話『てぶくろ』はもちろん、『おやゆび姫』『シンデレラ』…私たちと同様にロシアの子どもたちも幼い頃に読んだであろうアンデルセン童話のロシア版も、日本とはまた違う情感があって惹き込まれます。

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大好評につき5回目の開催だそうですが、この日もつぎつぎと吸い込まれるように男性の(!)お客様がやってきて、ある男性は何冊も小脇に抱え、またある人はしゃがみ込んでじっくり選んだ末に選び抜いた一冊を手にして、それでも名残りおしそうにして絵本を連れて帰りました。

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ロシアではストーリー以上に音感や語呂を大切にして作られた詩的な絵本も多いので、うたもなぞなぞも、ロシア人のお母さんが読んでくれたらさらにまた美しい世界が広がることでしょう…!

ソ連とロシアの絵本を扱うふぉりくろーる。さんは、ロシアのように冬は雪深い岩手にあります。かまくらのなかの不思議な温かさ、長い冬のあと雪の下からのぞく春の花Подснежник(スノードロップ)のような温かさが、ソ連とロシアの絵本にはあり、それを日本でどこよりも肌で感じられる場所にあるふぉりくろーる。さんから東京へ届いた年賀状のような展示でした。

展示絵本はふぉりくろーる。さんのblogFBページでも詳しく紹介されています。 

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なお、店内ではピンバッジや絵はがきも購入できるようになっており、「ただいまソ連の年賀状展を開催中の雑貨屋mitteさんとはしごしてください」との粋な計らいも。私の選んだ一枚は、故郷のトーリャおじさんへ宛てたモスクワの娘さんからの年賀状でした。

【今日のマトリョーシカ】ワタリウム美術館

WORLD BREAKFAST CAFEからワタリウム美術館へ。
革命後にロシア・アヴァンギャルド時代を牽引したアーティストとして、グラフィックや写真、建築や家具デザインまでさまざまな分野において、大胆かつ鮮烈な印象を与えたАлександр Лодченкоアレクサンドル・ロトチェンコの企画展が開催されてから、ミュージアムショップon Sundaysでは、ロトチェンコをモチーフにしたグッズも発見できます。

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卒論では現在も活躍されている現代アーティストを取り上げたいと大学時代に都内の本屋を巡ったときに、ここワタリウム美術館地下の本屋さんとNADIFFさんによくお邪魔しました。半地下のカフェオンサンデイズもつい長居してしまう居心地のよさで、いつの間にか卒論を忘れチャイを飲みつつ読書に耽ったりして…

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マトリョーシカにもよく出会います。
新年なのでおめでたい招き猫の福マトリョーシカ葉書。

【日本のなかのロシア料理】WORLD BREAKFAST ALLDAYでロシアの朝ごはんレポート

2015-01-10

昨年こちらでもご案内しました、世界の朝ご飯を楽しめるWORLD BREAKFAST ALLDAYへ行ってまいりました。1、2月はロシアの朝ごはん

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おなかを空かせて目覚めた朝、まるで朝日を浴びるために窓を開けるように、中央のちいさな扉を両手で引いて店内へ。

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裏面にイングリッシュブレックファーストなどの定番メニューもありますが、やはり注目は表面いっぱいのロシアメニュー。

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朝ごはんプレート1650円以外に、ボルシチやデザート、飲み物も。ロシア風に⁈カフェでも朝からアルコールがありました。ロシア地ビールБалтикаバルチカもありましたが、800円とかなり高価。日本では仕方がないのでしょう。(ロシア地ビールについて☆関連過去記事はこちら

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飲み物は、ベリージュースのморсモルスと蜂蜜とスパイスを溶かしたあったかいсбитеньズビーチェニにしてみました。モルスはお店ですり潰しているというだけあって濃厚で、すぐりも入っていました。ズビーチェニは、寒い冬に屋台で湯気をたてていたのを見つけ、凍った身体を温めるために足踏みしながら飲んだのを想い出しました。(モルスについて☆関連過去記事 大好きモルスロシアンスイーツつるこけももの砂糖衣がけ

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そして、こちらがロシアの朝ごはんプレート。

蕎麦の実のカーシャは、ロシアの声の社食のものは蕎麦の味が強く口のなかでパサパサ粒を感じますが、こちらのは白くふっくらと粒が大きくてねっとりと優しい口当たりに仕上がっていました。また、お砂糖をたっぷり入れてオートミール風に食べるロシア人もいるのですが、こちらのカーシャは甘くはありませんでした。(カーシャについて関連過去記事☆ロシア・スーパー探検!その1

他にもロシア人の大好物キノコのマリネ。とても丁寧に味付けされている印象でした。ロシア料理はどれも比較的味付けはシンプルで、素材の旨味に塩や酢、砂糖、ニンニク、レモンなどを加えただけのお料理も多いため、出汁をとったりする和食の奥深い味に驚く方も多いようです。
ビーツのサラダは、ロシアでよくあるダイス状にカットされていました。上に香草укропврディルが乗っていましたが、ロシア料理はとにかくなんでも、この香草たっぷり!タイ料理のパクチーまで強烈ではありませんが日本のものよりロシアのものは野性味が強い味なので、ご旅行ではちょっと苦手な方も…。こちらでもそういった配慮もあるのでしょうか、混ぜずに乗せてありましたが、香草本来の形も楽しめていいですね^_^

ブリヌイはロシア風クレープとも呼ばれています。もっちり厚手の生地で、甘いデザート感覚はもちろん、こちらのようにサーモンやイクラ、スメタナなどを包んで食べるのがいかにもロシア風ですよね!

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カッテージチーズとサワークリームとヴァレーニエ(果物の果肉が感じられるくらいに煮込んだコンポートみたいなもの)を合わせたデザート。帰国して一番恋しいロシアの味は?と尋ねられたらтворог。カッテージチーズとサワークリームとヨーグルトと生クリームを合わせたような乳製品で、乳脂肪分のパーセンテージによって味わいが違い(日本の生クリームみたいにロシアでは牛乳もパーセンテージごとに種類豊富)、こっくりと濃厚で美味しいんです。このтворогにヴァレーニエを合わせて、私もよく朝ごはんにしていました!

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ちなみにテーブルには三角形に折られた小さなロシア紹介が!開いていくと…

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記念に持って帰ることができます。店内もロシア宇宙モチーフのポスターがあったり、ロシアラジオ(この日は、クラスノダールのKIDS FM)が流れていたりと雰囲気を楽しめます。

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ボルシチにピロシキ、ロシアンティというような日本人にも親しみのある定番ロシアメニューではなく、普段なかなか食べる機会がないメニュー盛りだくさんでワンプレートにした意欲作!
ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか?

ご馳走さまでした!