みんなマトリョーシカ!?イギリスのRemembrance Day(リメンブランス・デー)

2021-11-17

(2021.11.11)今年もリメンバランス・デーがやってきました。(英国では赤いポピーのRemembrance Day&ロシアではゲオルギーのリボンの戦勝記念日)遠くから見ると、大小2枚の花びらを重ねた形がマトリョーシカに見えてしまいます。

IMG_3881 IMG_3942

11月11日はイギリスではRemembrance Day(リメンバランス・デー)。 第一次世界大戦が、1918年11月11日午前11時に終結したことを記念して、戦争で国のために戦い尊い命を失ったり負傷した兵士たちに敬意を捧げる戦没者追悼記念日となりました。戦争が終わったあとの荒地に、真っ赤なポピーの花が一面に咲いていたところから、毎年この日が近くと多くの人が赤いポピーの花を身に着けます。

IMG_3893IMG_4058

△地下鉄の入り口などで赤いポピーのグッズが売られています。

IMG_3926

△スーパーマーケットのレジ脇

IMG_3985 IMG_3986

△オンラインでは、公式ショップ以外にも、アーティストによるさまざまな作品を見ることができます。

男性は、秋色のコーデュロイジャケットの胸元にポケットチーフとポピー、ハンチング帽をおしゃれにかぶったり、ポピーに合わせて真っ赤なパンツを着こなしていたり、ピシッと決まったビジネススーツの襟にきらりと光るポピーのピンバッジをさりげなくつけていたり。女性も、ポピー柄のスカーフを胸元からちらりと覗かせたり、黒いフェルト帽のアクセントにポピーをつけたり、ふと伸ばした指先にポピーの咲いた指輪があったり・・・赤いポピーを上手にコーディネートに取り入れています。子どもたちの制服にも、毛糸で編んだポピーや、リュックサックのキーホルダーにポピー・・・

IMG_4005

△フットボールスタジアムでも、盛り上がっていた会場が一気に鎮まり、トランペットの音色が響き渡ります。

IMG_4001

IMG_3458IMG_3457

△しんと静まりかえった黙祷の瞬間

11月11日 に一番近い日曜日(リメンバランス・サンデー)の午前11時には、戦没者記念碑のあるロンドンのCenotaph (セノタフ)で、セレモニーとパレードが行われました。

IMG_4103

IMG_4115

IMG_4094

△体調を崩されていたエリザベス女王は残念ながら公務への復帰を見送られましたが、キャサリン妃をはじめ王族や政治家も参加されました。追悼の詩が読み上げられ、黙祷が捧げられます。

IMG_4120

IMG_4135

IMG_4139

IMG_4140

IMG_4141

IMG_4145

IMG_4147

関連

【ロンドンの街角】 イギリス外務省とロシアの外務省

首相官邸 ダウニング街10番地

一方、ロシアでは、戦勝記念日を祝い、命を落とした人々を追悼してゲオルギーのリボンを身につけます。

モスクワ通信『毎年恒例!ロシア国際軍楽祭と戦勝記念日、そして新たに誕生した軍主聖堂』

【ロシアの祝日】5月9日 戦勝記念日を祝うロシア!記念グッズも大公開!!

IMG_3711

△ちなみに同じ日には、The Load Mayor’s Showのパレードもありました!

【モスクワ通信】ジャム<ヴァレーニエ<コンポート

2021-11-16

ロシア文化フェスティバルblogより)

ロシアのスーパーマーケットのジャム売り場。大きな特徴のひとつは、ジャム(Джем)とコンポート(Компот)の間に、ヴァレーニエ(Варенье)のコーナーがあること。ジャムは日本でもお馴染みのように、フルーツをお砂糖と一緒に煮こみ、トーストにも塗りやすいペースト(ゲル)状になったもの。高級な海外ブランドもあればロシアのブランドもあり、ここまでは日本と一緒です。また果実がそのままの形で入った飲み物コンポートは、食堂でもよく見かけます。(関連ブログ☆【モスクワ通信】クワス?モルス?白樺ジュース?ロシアで味わってほしい飲み物を一挙ご紹介!

o0615046112409136180

そして、ロシアのスーパーでジャムよりもコンポートよりもさらに広いコーナーが割り当てられているのが、ロシア伝統のヴァレーニエ!同じようにフルーツと砂糖を一緒に煮込みますが、より果実の食感が残っています。

IMG_3025

△ロシア人のダーチャ(郊外の菜園付き別荘)で、自家製のハーブティー&ヴァレーニエのティータイム(関連ブログ☆モスクワ通信『郊外の菜園付きの別荘ダーチャでくつろぐ初夏の一日』)。ロシアではこんな風に、小皿のヴァレーニエをティースプーンですくって食べながら紅茶を飲むスタイルも昔からよく見られます。これが日本に伝わり、紅茶の中にジャムを入れてしまう“日本風ロシアンティー”に発展していったのでしょうか。

IMG_7209

△クランベリー味、黄桃味、ストロベリー味、ラズベリー味のヴァレーニエ。

IMG_7210 IMG_7023

△さまざまなブランドのヴァレーニエがありますが、レースで有名なヴォログダで作られているこちらは、レース模様のあしらわれた瓶のフタやラベルも可愛い!シーバックソーンや青すぐり(グースベリー) など日本ではあまり見かけないフルーツを使ったものもあります。最近はロシアもヘルシー志向になり“お砂糖控えめ”と書いてありますが、やっぱり紅茶が恋しくなる甘さです。

IMG_0563-600x450

△さらに珍しいものでは、きゅうりのヴァレーニエ(モスクワ通信『黄金の輪スーズダリの国際キュウリ祭り』)や松ぼっくりのヴァレーニエなんていうのも!

IMG_0722 IMG_0719

△きゅうりの青味と蜂蜜の甘みが爽やかなきゅうりのヴァレーニエ。ロシアでは、スイカやメロンだけでなく、夏にはきゅうり入りのレモネードなども見かけます。

IMG_4498-450x600 IMG_2502

△食用の松ぼっくりのヴァレーニエ。シベリア地方で滋養強壮や免疫力アップによいとされていて、まだ若い緑のちいさな松ぼっくりの芽を摘み、砂糖やレモンと一緒に煮ています。試食してみると、口のなかになんともいえない体に良さそうな渋みと皮が残るような感じで、私はちょっぴり苦手かも。ロシアにはこの松ぼっくりのヴァレーニエと同じ味の昔ながらのジュース、バイカル (Байкал)もあります。(関連ブログ☆【モスクワ通信】クワス?モルス?白樺ジュース?ロシアで味わってほしい飲み物を一挙ご紹介!

IMG_6535

△ロシアではヴァレーニエ入りの甘いピロシキも人気で、りんご(Пирожок с яблоком)やさくらんぼのヴァレーニエ(Пирожок с вишней)などが特におすすめです。

20150110-211000 スクリーンショット 2017-07-27 2.04.22

△スメタナ(ロシアのサワークリーム)やトヴォローク(ロシアのカッテージチーズ)と一緒にヴァレーニエ、朝食に人気です。またトヴォロークでつくる丸い焼きチーズケーキのスィルニキも、スメタナとヴァレニキでいただくと絶品。家庭料理ですが、ロシアではスターバックス・コーヒーでも人気フードメニューのひとつになっています。

F8B8FE8E-B3C3-4F7F-80DA-6CBFEF1D21BE

△ベラルーシの水餃子ヴァレニキは、皮が厚手でもちもち!中身は肉類だけでなく、ジャガイモ、きのこ、キャベツ・・・そしてさくらんぼなど甘い果物のヴァレーニエはお子様にも人気。

さて、ロシア人は夏の間、ダーチャで獲れた自然の恵みをたっぷりいただくのですが、同時に果物のヴァレーニエやコンポートや野菜の酢漬け・塩漬けを瓶詰めにして、冬の間の保存食にしています。(関連ブログ☆モスクワ通信『郊外の菜園付きの別荘ダーチャでくつろぐ初夏の一日』

IMG_6081 IMG_6083

△みんな手持ちの瓶を殺菌して利用するため、スーパーやホームセンターでは、さまざまなサイズの瓶のフタもずらり・・・!初めて見たときには驚きました。ロシアの冬を描いた可愛らしい瓶のフタのセットも。

いつも身近にヴァレーニエがあるロシアの食卓なのです。

【ロシアナの本棚】ロシアの小学生

2021-11-15