【夏の自由研究】ロンドンのなかのモーツァルトを訪ねて〜まとめ〜

2022-06-06

作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Вольфганг Амадей Моцарт)は、35年の短い生涯のなかで600曲以上もの美しい音楽を作曲し、今も世界中で愛されています。そんなモーツァルトがロンドンを訪れていたのはご存知でしょうか?モーツァルトを聴きながらモーツァルトゆかりの地を訪ねてみましょう。

4歳から作曲を始め神童と呼ばれたモーツァルトを連れて、その才能を披露してお金を稼ぐために父親レオポルトは世界ツアーを企画します。ザルツブルグ、ウィーン、ミュンヘン、ブリュッセル、パリ、ロンドン・・・17都市を巡ったそうです。ロンドンはそのツアーの最後を飾った都市で、1764年4月から約15ヶ月暮らしました。モーツァルト8歳の時のことでした。

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△ロンドンを訪れた当初、1764年4月から8月まで、BarbarのJohn Couzin の屋敷で暮らしていました(☆【英国のお気に入り】ロンドンのなかのモーツァルト 2)9 Cecil Court, WC2N 4EZ(注:息子が読んだ伝記では、Cecil Courtにある宮廷音楽師アーベルの屋敷に暮らしていたとありました)。しかし、都会の空気が合わなかった父親は、田舎の雰囲気の残るPimlicoへ移りました。

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Victoria Railway Stationから徒歩数分の場所にあるOrange Squareは、かつてマーケットとして開かれた場所だったようですが、現在も毎週土曜朝にはthe farmers marketが開かれています。ここに可愛らしいモーツァルトの銅像があります。

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△銅像の近くには、モーツァルトが暮らしていた家もあります。1764年にここでモーツァルトが最初の交響曲を作曲したことが記されています。(関連☆【英国のお気に入り】ロンドンのなかのモーツァルト 1)180 Ebury Street

△1764−5年にここに住み、ピアノを弾き、作曲をしたことが記されています。20 Frith Street W1

当時のこのエリアの様子、そしてここでどんな曲を作曲したのか、詳しく調べてみたら面白そうです。

△ロックダウン中にモーツァルトの伝記を読んだ息子によると、ロンドンではヨハン・クリスティアン・バッハ(Johann Christian Bach)と出会っています。大バッハと呼ばれるヨハン・セバスチャン・バッハの末息子(11番目!)で、たくさんのバッハの子孫は区別するために活躍した地名がつけられていますが、“ロンドンのバッハ(the London Bach)”と呼ばれています。モーツァルトの2年前1762年に26歳でロンドンへ。the King’s theatreで2つのオペラを作曲するために招かれました。

バッキンガム宮殿に招かれた神童モーツァルトは、国王ジョージ3世(George III)の前で、初見でバッハやヘンデルの曲を弾いたのだそう!このことがきっかけでモーツァルトとバッハは、20歳の年齢をこえて親しい友人となります。バッハとこの時代のロンドンは、モーツァルトのその後の音楽人生にたくさんのインスピレーションを与えました。同時代の音楽家たちに対してあまり良い評価を与えることがなかったというモーツァルトも、バッハのことは“I love him with all my heart, and I have the highest regard for him”と書き残しているのだそう。

また、イタリアのカストラート歌手ジョヴァンニ・マンツォーリ(Giovanni Manzuoli)の歌声と劇場で観たオペラ(バッハ作曲の『Adriano in Siria』)に感激し、いつか自分もオペラを作曲したいと夢見るシーンもありました。

ロンドン滞在中には、世界最古のロンドン動物園で象やロバなどの珍しい動物を見て楽しんだり、美味しい英国の紅茶&スコーンも楽しむシーンもありました。(現在のロンドン動物園(ZSL LONDON ZOO)は1828年開園なので、もし伝記のエピソードが本当だとすれば、モーツァルトが訪れたのは動物たちがロンドン塔にいた頃でしょうか・・・!?☆くまのプーさんに会える!ハリーポッターの爬虫類館がある!ロンドン動物園)☆世界遺産ロンドン塔を満喫!おすすめレストランと夜の鍵のセレモニー

さて、残念ながらワールドツアーのなかでロシアを訪れることはなかったモーツァルトですが、ロシアの作曲家たちにも大きな影響を与えました。例えば、チャイコフスキーの家の本棚にもモーツァルト!(☆【モスクワ郊外クリン】 チャイコフスキーの家博物館

モスクワで聴いたモーツァルトのなかでは、チャイコフスキー・コンクールで受賞した藤田真央さんの名演奏は記憶に新しいところです。(☆藤田真央&ゲルギエフ!チャイコフスキー・コンクールの感動ふたたび!!【コンサートホール】【新名所ザリャージエ】

参考文献

The London Bach finally gets his London revival

☆子どもの伝記『モーツァルト』

【プラチナ・ジュビリー】英国といえば馬!エリザベス女王といえば馬!

2022-06-05

エリザベス女王の即位70周年を祝うプラチナ・ジュビリー でお祝いムードのロンドン。4日、エプソム競馬場(Epsom Downs)では第243回エプソム・ダービー(Epsom Derby)が開催されました。馬を心から愛するエリザベス女王は、英国の伝統的なダービーのなかで唯一このエプソム・ダービーだけ勝っていないのだそうで、プラチナ・ジュビリーの今年こそ!と注目されていましたが、残念ながら体調を考慮されてご欠席となりました。

これに先駆けて5月13日には、ウィンザー城近くで開催されるロイヤル・ウィンザー・ホース・ショーに登場!

△最終日のパレードThe Platinum Jubilee Pageantでも戴冠式で使用された美しい金色の馬車the Gold State Coachに乗り手を振りながらご登場・・・!?まるで戴冠式に向かう女王が乗車しているかのようなホログラム演出にびっくり!

△女王は一生の仕事とおっしゃるエリザベス女王、プラチナ・ジュビリーの幕を閉じるこのパレードの最後にもバッキンガム宮殿のバルコニーにサプライズ登場して英国民を喜ばせました!

さて英国では、ホースガーズの交代式もとても見応えがあり観光名所になっていますし、パレードでは趣ある馬車も見かけます。あちらこちらで騎馬警察をみかけますし、趣味で乗馬を楽しむ方も。ポロは人気スポーツですし、馬のサーカスにも出かけました。野生の馬に出会える森もあります。英国伝統の行事では、ロイヤル・ウィンザー・ホース・ショーやエプソム・ダービーにつづき、英国王室が主宰する競馬の祭典ロイヤル・アスコットもまもなくです!

イギリスといえば馬!関連ブログ

伝統的なイギリスのサーカスGIFFORDSへ!イギリスとロシアのサーカスあれこれ

イギリスは馬、ロシアは・・・熊?それともチェブラーシカ!?

【イギリス国内旅】野生の馬に出会えるニューフォレストへ

【イギリスのお気に入り】これぞイギリス玉取!ポロ観戦

一方ロシアでも、サッカーの試合などではよくスタジアムの周りで騎馬警察を見かけました。2018年日露交流年には、ロシアの競馬場で初めてやぶさめが披露されて話題にもなりました。(☆【日露交流年】モスクワ中央競馬場にて、ロシア史上初の流鏑馬)日本には、1975年エリザベス女王の来日を記念して創設された『エリザベス女王杯』もありますね。

【英国のお気に入り】ホリブル・ヒストリーズで楽しむテムズ川クルーズ

エリザベス女王の即位70周年を祝うプラチナ・ジュビリー でお祝いムードのロンドン。昨日2日(木)はトゥルーピング・ザ・カラー(TROOPING THE COLOUR (THE QUEEN’S BIRTHDAY PARADE)のバルコニーと点灯式に女王が登場。

今日3日(金)はセント・ポール大聖堂で礼拝がありましたが、女王は体調を考慮してご欠席となりました。(関連☆鳩に餌を・・・♪桜満開のセント・ポール大聖堂

どこからセントポール大聖堂を眺めようか・・・と相談していて、息子の親友が提案してくれたのがこちら。

△人気テレビ番組『ホリブル・ヒストリーズ(HORRIBLE HISTORIES)』のクルーズ『テリブル・テムズ(TERRIBLE THAMES)』!

△学校のヒストリーの時間にも見るのだそうで、笑いながらみているだけで英国の歴史が頭に入ってくるという先生も親も太鼓判のBBCの子供向け教養番組。

△出航とともにでこぼこコンビが登場し、テムズ川両岸の見所を紹介しながら、その場所にまつわる歴史をまるでテレビを観ているようにユーモアたっぷりに物語を展開していきます。

 

△タワー・ブリッジやロンドン・ブリッジをはじめ、テムズ川にかかるたくさんの橋をくぐりぬけていくのも楽しい!(☆【英国のなかのロシア】タワーブリッジで開運祈願!海運でロシアから届いたものは?

英語の授業で習ったシー・シャンティ(Sea Shanty)をみんなで歌う場面も。ほかにも歌う場面で、大人も子供も親友も声を合わせて歌っていたので、きっとイギリスの方にとってお馴染みの曲なんでしょうね♪

△以前よりも石の白さが際立っているように見えるロンドン塔(☆世界遺産ロンドン塔を満喫!おすすめレストランと夜の鍵のセレモニー

△グローブ座

△テート・モダンとミレニアム・ブリッジ(【テート・モダン Tate Modern】企画展☆【英国のなかのロシア】ロシア巡業も!彫刻家ロダンのミューズになった日本人女優の花子【英国のなかのロシア】テートモダン〜常設展〜

 

△(左)OXO Tower(右)観覧車ロンドン・アイはこのあとUターンしてすぐ真下を通ります。

△ビックベン (☆4年ぶりに響くビックベンの鐘!日本は除夜の鐘、ロシアはスパスカヤ塔の鐘

△国会議事堂(☆世界遺産のウエストミンスター宮殿!夏季限定のイギリスの国会議事堂を見学

△ボリス・ジョンソン首相が新型コロナウイルスに感染した際に入院したセント・トーマス病院と新型コロナの犠牲者に捧げるメモリアル・ウォール(☆【新型コロナ】ハートで埋め尽くされた犠牲者に捧げるメモリアル・ウォール

△クレオパトラ・ニードルとサヴォイ・ホテル(☆モネの定宿サヴォイ・ホテルとクレオパトラ・ニードル

△そして、セント・ポール大聖堂が見えてきました!

 

△船の上からテムズ川沿いの地図上にエカテリーナ(Katharine)の名がつく場所とその周りにエルミタージュ (Hermitage)の名がつく通りが多いエリアが。偶然!?それとも何かロシアと関係があったりするのでしょうか・・・!?

△タワーブリッジに戻ってクルーズ終了!船を降りた後は、船から見て気になった川沿いを散策・・・

たくさんの船が停泊していて、また新しいロンドンの顔を発見!

 

△ちょうど小さな赤い跳ね橋があがっていきます。『将軍』なんて名前がついたクルーザーも。

 

△ジブリ映画に出てきそうな建物The Dickens Inn。

△テムズ河に浮かぶ軍艦HMSベルファスト号。

△ヘイズ・ガレリア(Hay’s Galleria)のなかにある彫刻The Navigators