勝利を呼ぶスイーツ!?Jaffa cakes(ジャッファ・ケーキ)

2021-02-02

英国のスーパーマーケットではビスケット売り場の充実度は素晴らしくて、お菓子とは別にビスケットの売り場があるほどです。一杯のミルクティーと美味しいビスケットの組み合わせは至福のひととき。さて、そんなビスケット売り場でも一際目立つのが、Jaffa cakes(ジャッファ・ケーキ)です。

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英国を代表するビスケットのブランドのマクビティ(McVitie’s)が考案した英国ならではの味なので、ちょっとしたお土産にもぴったり!

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△基本のJaffa cakes(ジャッファ・ケーキ)は3層構造で、柔らかいビスケットスポンジ生地をベースに、ママレードジャム(オレンジペースト)、そしてビターチョコレートでコーティングしてあります。

実はこのビスケットを知ったのは2018年モスクワで開催されたサッカーのワールドカップの時でした。イングランド代表チームの試合を観に出かける時に読んだ記事の中で、イングランド代表がロシアに持ってきた英国のお気に入りの食品リストの中にこのJaffa cakes(ジャッファ・ケーキ)があったのです。(他には、ティーバッグ、イングリッシュ・マスタード、ベイクドビーンズなど)

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調べてみると、イングランドプレミアリーグのマンチェスターユナイテッドのかつての名監督アレックス・ファーガソン(Sir Alex Ferguson)がチームの栄養部門のリーダーにTrevor Leaという人物を雇用したところ、カスタードクリームやバーボンやダイジェスティブ・ビスケット(こちらもマクビティ社の代表的な商品)を禁止し、代わりにJaffa cakes(ジャッファ・ケーキ)を摂取するように強く勧めたのだそうです。実際には、トレーニングの日には5枚、試合日には3枚のJaffa cakes(ジャッファ・ケーキ)を摂るように言われたそう・・・!

それからチームは16年間、勝利を続けたため、(事実関係はわかりませんが)縁起を担いでJaffa cakes(ジャッファ・ケーキ)は“成功への鍵”とか“勝利の甘い味”なんて言われているそうです。

ロシアでのワールドカップについてはこちらをどうぞ

【W杯2018モスクワ】〜まとめ〜

 

☆Jaffa Cakes

This week I focused on one of the British traditional sweets, Jaffa cakes. Jaffa cakes were introduced by the British brand, McVitie’s, in the UK. They have three layers. The base is soft cookie sponge, then a layer of orange flavoured jam and a coating of dark chocolate. 

The former manager of Manchester United, Sir Alex Ferguson, employed Trevor Lea as the leader of their nutrition experts. He insisted that players should eat Jaffa cakes instead of custard creams, bourbons and chocolate digestives. Specifically, players were recommended to eat 5 jaffas on training days and 3 before games.

After this interesting diet the team continued to win for 16 years. We don’t know if it’s related or not, but Jaffa cakes are sometimes called the key to success or the sweet taste of victory.

 In the 2018 World Cup in Russia The 3 Lions brought their favorite foods from the UK. In the list there were lots of tea bags, baked beans, English mustard and Jaffa cakes! Maybe Jaffa cakes were given a status as a superfood for football players in the UK.

 

【F&Mパトロール】白?黒?F&Mのポット入りスティルトン(potted stilton)

2021-02-01

 

英国の「スティルトン (Stilton) 」は、フランスの「ロックフォール」、イタリアの「 ゴルゴンゾーラ」と並ぶ世界三大ブルーチーズのひとつ。

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ケンブリッジシャー(Cambridgeshire)州の宿場町スティルトン村から付けられた名前なのですが、現在はダービーシャー州・レスターシャー州・ノッティンガムシャー州の3つの州で生産されたものだけが「スティルトン」と名乗ることができるそうで、スティルトン村ではスティルトンが作られていないそうです。

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△スーパーにもたくさんのスティルトンが並んでいますが、F&Mのスティルトンはまた格別に美味しい!と聞いて長いロックダウンの間の贅沢に。陶器のポットも可愛らしく、蝋の封を開けると独特の香りが広がります。特に、黒いポットのHONEY&TRUFFLESは一瞬強烈な香りにクラクラします味は香りほどきつくなくコクがあってまろやかでチーズ好きの方は癖になるかも。

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△綺麗に青カビが混ざっています。ちょうどサイエンスでカビについて実験スライドを作り、2週間かけて部屋のあちこちに温度や湿度を変えたパンを置いてカビを観察していた息子は「食べれるカビ!?うぇ〜!」と顔をしかめていました。

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「スティルトンは、寝る前に食べると奇妙な夢を見るんですって!」そう聞いてから食べたせいなのか、私は今のところスティルトンを食べると必ず不思議な夢を見ます。普段は眠りが深くてあまり夢を覚えていないのですが、クリアに覚えている長く不思議な夢の余韻に浸りながら「ああスティルトンを食べたからなのね」と目を覚ますのです。

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△F&Mのpotted stiltonはトラス貿易大臣も一押しなのだそう!

さて、一度開封したら賞味期限の短いスティルトンチーズを使って、どんなお料理ができるかしら?とネットサーフィンしていると、日本のレシピ検索サイトのクックパッドのなかに、英国大使館のページを発見!公的機関のなかには、日本の都道府県や学校給食などとともに、アメリカ、イスラエル、ドイツ、イタリアなどなど在日の大使館もエントリーしていて、各国大使館料理長のとっておきメニューの数々を楽しんでしまいました。

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△もちろんスティルトンチーズを使ったレシピもあるので、ぜひ試してみたいです。美味しいお料理が自慢のロシア大使館にもぜひエントリーして欲しいですね。ちなみに、ロシア語版のクックパッドもあります。(☆【ロシアのなかの日本】家庭レシピ検索なら!クックパッドのロシア語

乳製品が充実しているロシアでもたくさんのチーズが売られていましたが、ロシアらしいチーズといえば、やっぱり“トヴォローク”でしょうか。

【日本のなかのロシア】【ロシアのお菓子】スィロークの世界

あなたはトヴォローク派?おすすめの人気ヨーグルト!【ロシアの食】【日本のなかのロシア】

ロシアでのチーズ関連ブログ

【ロシアの食】チーズケーキに・・・ほおずき!?

【モスクワのカフェ】【ロシアのなかの日本】日本のチーズケーキもある!?I LOVE CAKE

 

【ロシアナ映画館】『ザ・クラウン(The Crown)』

2021-01-31

新しい国で生活する時に、その国を知るために、そしてもっと好きになるために、その国が舞台の本を読んだり映画を観たりするといいわよとアドバイス頂いて、いつもそうするようにしています。新型コロナウイルスの感染防止のために、ロシアで経験したロックダウンでは、ついにトルストイの『戦争と平和』の世界を堪能しました。(【ロシアナの本棚】【ロシアナ映画館】本格ソヴィエト派?現代イギリス派?それとも王道ハリウッド派?『戦争と平和(Война и мир)』)あまりの長編に、なかなか一歩を踏み出せずにいましたが、いざ飛び込むちすっかり夢中になってしまいました。

さて、英国で経験するロックダウンでは・・・ドラマ『ザ・クラウン(The Crown)』の世界へ。ピーター・モーガン原作・脚本による、イギリス&アメリカ合作のNetFlixテレビドラマシリーズです。

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英国女王エリザベス2世の生涯を描いた大河ドラマシリーズです。英国に来て、ロシアとも日本とも最も違うと感じるのは、やはり英国が立憲君主制の国で、世界に対しても国民の間でも、英国を象徴する存在として女王が君臨しているということです。英国王室御用達の証であるロイヤル・ワラントの商品にも興味を持ってしまいます。

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なかでも2020年に94歳のお誕生日を迎えられ、イギリス史上最長在位の君主となっているエリザベス女王の凛々しく品のある美しさと圧倒的な存在感は、こんなにも王冠がふさわしい方がいらっしゃるかしらと思わせます。そんな現在も王位にいらっしゃる女王を主人公に、娘として妻として母として、そして女王として、知られざる英国王室の世界がドラマに描かれるなんて“事実をもとにしたフィクション”とはいえ衝撃的です。

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父である国王ジョージ6世との絆、フィリップ殿下との出会いと新婚時代、そして戴冠式を経て女王として、ウィンストン・チャーチル首相からマーガレット・サッチャー首相まで戦後間もない1952年から現在までの激動の英国を舞台に時を重ねていきます。ダイアナ妃の結婚式のドレスに本物を忠実に再現されたドレスが使用されたり、バッキンガム宮殿が再現されたり、ウィリアム皇太子の戴冠式で実際の場所が使われたり。迫力のある美しい映像にも虜になります。英国を代表する俳優たちの演技も素晴らしく、本物そっくりにかつ人間味溢れる描かれ方に驚きます。

エリザベス女王もこのドラマを楽しまれたという噂もあるほど・・・ここから少しずつ時間をかけて英国王室の歴史を紐解いていきたいですし、ロックダウンがあけたらバッキンガム宮殿をはじめドラマにまつわる場所も改めて訪れてみたいと思っています。

ちなみに、ロシア関連では、女王がガリーナ・ウラノワの踊るジゼルをロイヤル・バレエに観に行くシーンがあったり、スエズ運河を巡ってのエジプト、イギリスそしてソ連の関係なども描かれています。