ソ連時代にタイムスリップできる食料品店オープン!

  • URLをコピーしました!

モスクワの中心地、赤の広場に面するグム(国立総合百貨店)の1階に、
“ガストロノムNO.1(ノーメル アジン)”がオープンしました!
一歩足を踏み入れると、そこはまるでソ連時代の“食料品店 第1号店”。
70年代の人気歌謡曲が流れる店内には、豪華なシャンデリアがきらめき、つんとすました売り子たちがカッサ(レジ)の前に立っています。
 けれどもその品揃えは当時とは比べ物になりません!
ソ連時代の有料食料品から海外ブランドの輸入品まで、ありとあらゆる食料品が所狭しと並んでいます。
同じような食料品店でも、ソ連時代と今とでは、こんなにも違うのだということが一目瞭然です。
さて、店内を見回すと・・・

生鮮コーナー脇では、瓶入りで売られていたソ連時代のジュースのスタンドに行列が出来ています。
健康にいいという透明の白樺ジュースや、カキ氷シロップのような色合いのレモネードを注文すると、目の前でシュワっと炭酸割りにしてくれます。
パンコーナーのガラスケース前には、最もパンの種類が多い国であった帝政ロシアを彷彿とさせる様々な種類の焼き立てパンが勢揃い。
ロシアブランドの魚卵コーナーには、宝石のように光る高級キャビア・イクラが陳列され、注文する旅行客で賑わっています。
一方、ソ連ブランドのコンビーフやコンデンスミルクの缶詰は、社会主義時代そのままのパッケージで山積みにされ、当時を懐かしむ“懐ソ派”を喜ばせています。

モスクワでほぼ唯一とも言われる日本食材コーナーもあり、調味料や米、お煎餅や羊羹などが約3倍の値段で売られています。
惣菜コーナーには、今やモスクワでも一般的なメニューとなった寿司がならび、ちょっと珍しいところでは薄いきゅうりで巻いた軍艦寿司なんていうものも・・・。

ソ連時代を味わいつつ、今のロシアで満腹になれる、ここはまるでロシアの食料品テーマパークです。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次