ドキュメンタリー映画『ユーリー・ノルシュテイン《外套》をつくる』

2019-04-05

ロシアのアニメーション作家ユーリー・ノルシュテイン(Юрий Борисович Норштейн)のドキュメンタリー映画『ユーリー・ノルシュテイン《外套》をつくる』が、公開されています。

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「話の話」「霧の中のハリネズミ」など数々の傑作を世に送り出し、あの手塚治虫や宮崎駿監督も影響を受けたと公言し、世界のアニメーション作家に神様と崇められているノルシュテイン。 

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 親日家としても知られ何度も来日しているノルシュテイン氏が、2003年には松尾芭蕉の連句を作品にした『冬の日』«Зимние дни» は私ももちろん見に行きました!

https://www.youtube.com/watch?v=3Q_Yalx13Kw

映像の詩人と言われるノルシュテインと、和の詩である俳句はとても相性がよく、しみじみとした季節の美しさや色や表情で紡がれるリズムのようなものが感じられました。

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△日本でノルシュテインといえば、杉並区阿佐ヶ谷にある映画館ラピュタ。ロシアでもなかなかスクリーンでは観る機会のないノルシュテイン作品を映画館のスクリーンで楽しめます。ロビーの壁面には、ノルシュテイン氏が2001年に来日した際に、ささっと描いたという絵とサインが残されています。“また会う日まで!“『ラピュタアニメーションフェスティバル』では、ロシアを含む東ヨーロッパなどまだ日本であまり紹介されていない世界中の優れたアニメーション作家の作品を特集したり、実際にノルシュテイン氏を招いてワークショップ等を実施。公式サイトにはユーリー・ノルシュテイン情報サイト「ユーリー・ノルシュテインの仕事」が開設され、ノルシュテイン関連の出版物も魅力的です。

そんなノルシュテイン氏がロシアの文豪ニコライ・ゴーゴリの小説『外套』をもとにアニメーション制作を続けて30年・・・!

△予告編。

長年ノルシュテインと親交を持つラピュタ阿佐ヶ谷の館主でもいらっしゃる才谷遼氏が監督を、児島宏子さんが通訳・翻訳を務め、モスクワにあるノルシュテインのスタジオを訪れ、製作や作家に迫るドキュメンタリーです。

いつか観たことのない新しい『外套』がラピュタ阿佐ヶ谷で上映される日を心待ちにしています!

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チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院 大ホール 2019

いよいよ今年2019年6月、世界三大コンクールのひとつに数えられるチャイコフスキー・コンクールが4年ぶりに開催されます。ロシアを代表する作曲家ピョートル・チャイコフスキー(Пётр Ильич Чайковский 1840-1893)が教鞭をとっていたチャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院では、今もロシアをはじめ世界中からの学生たちが音楽を学び、偉大な演奏家を輩出しています。

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△チャイコフスキー像

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△背景には五線踏とハープ、春にはライラックの花が満開に咲き甘やかな香りが漂います。

音楽院の大ホール、小ホール、ラフマニノフホーでは、毎日たくさんの魅力的なコンサートが開催されており、ここがチャイコフスキー・コンクールの舞台にもなります。

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△ロビー正面のチャイコフスキー像

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△大ホールには世界の音楽家たちの肖像画が並びます。

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△ステージ正面上にはニコライ・ルビンシテインのレリーフ。1862年には兄アントンがサンクトペテルブルク音楽院を創設し、つづく1866年に弟のニコライがモスクワ音楽院を創設しました。

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☆チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院(Московская государственная консерватория имени П.И.Чайковского)http://www.mosconsv.ru

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«Кофе мания» コフェ・マニア 2017

【モスクワ郊外クリン】一年中、ロシアの新年!もみの木のオーナメント博物館

2019-04-04

クリンの見どころはチャイコフスキーの家博物館だけではだけではありません!ロシアの新年&クリスマスに飾られるもみの木ツリーに飾られる伝統的なガラスのオーナメントの博物館があります。

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昔のクリンの民家が再現されており、そこでどんな風にガラス製品が作られ、発展していったのか、当時の作業道具や暮らしぶりもあわせてせつめいしてくださいます。

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次の展示室では、古いもみの木の飾りものが紹介されていました。ロシア正教の暦の違いによって、ロシアでは新年のあとの1月7日にクリスマスが祝われます。そのため、もみの木は門松のように新年を祝う前に用意されます。

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時代はさらに、ソ連時代へと進んでいきます。その時代を象徴するもみの木がオーナメントとともに下戯れれています。

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△乗り物や、サモワール(ロシア製湯沸し器)などロシアらしいテーマに惹き込まれます。

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△ガラス張りの展示室の奥では、職人さんが実際に作業しているところを見ることが出来ます。

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△こちらが作業工程です。

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△ロシア版サンタクロースのジェド・マロース(寒波おじいさん)とスネグーラチカ(雪娘)。ロシア各地や旧ソ連圏で作られた人形の貴重なコレクション。

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△干支をモチーフにしたオーナメントの隣には、アジアをテーマにしたツリーも!

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△フィナーレを飾る巨大シンボル・ツリー!♪«В лесу роди́лась ёлочка»の歌が流れ、雰囲気はもう新年&クリスマス!ここには現在販売されているあらゆるオーナメントが飾られています。

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△子どもたちに人気のマスタークラス

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△人形劇場の演目のなかには和風の作品もあるのだそう!

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△ミュージアムのあとはショップへ・・・。館内に展示されていたオーナメントも実際に購入することが出来ます。モスクワ市内デパートや本屋さんでも新年が近づくとこちらの商品をよく見かけます。故郷がクリンだったとは知りませんでした! 

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△てっぺんに星でなくこのロシア正教のような形の飾りがついているとぐっとロシアらしいツリーになりますね。

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△名前のついているオーナメント。年末年始の贈り物にもぴったり!

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△こちらはチャイコフスキーの『くるみ割り人形』×オーナメント!まさにクリンならではの特別セットです。

ガラス製なので壊れやすく注意が必要ですが、ロシアらしい形のツリー飾りはお土産にも喜ばれますね!

Клинское Подворье http://www.klinvk.ru

住所:Ulitsa Staro Yamskaya, 4, Klin, Moskovskaya oblast