【英国のなかのロシア】鏡の国のアリス像!ルイス・キャロルが眠るギルフォード

2022-07-12

『不思議の国のアリス』に出会う旅のラストは・・・ロンドン郊外の城下町ギルフォード(Guildford)へ。『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』の作者ルイス・キャロル(本名Charles Lutwidge Dodgson)の家族の家があり、キャロルが息を引き取った場所。キャロルが眠るお墓もここにあります。ロンドンのウォータールー駅から南へ電車で約40分。日帰り旅にぴったり。

とても珍しい『鏡の国のアリス(ALICE THROUGH THE LOOKING GLASS)』像。鏡を通り抜けるシーンです。

△アリスが手を伸ばす先に・・・ギルフォード城。銅像は、敷地内のアリス・ガーデンにあります。

美しい花壇で囲まれた城内は、ピクニックやお散歩を楽しむ人でいっぱい。ウィリアム征服王によって建てられたノルマン様式のこのお城の姿は、ウィンザー城やロンドン塔をおもわせます。

△芝生で楽しむスポーツが似合うイギリス

古い城壁が迷路みたい・・・

△お城の敷地を出てすぐの場所Castle Hillには、ルイス・キャロルの家族の家 The Chestnutsも残っています。8ベッドルームの家で、未婚の姉妹が住んでいたそうです。門扉にキャロルが住んでいたことを記した記念碑があったようですが、今は見ることができません。現在、改装工事中・・・博物館になったりするのかしら?オックスフォード大学の数学の教授だったルイス・キャロルは、よくクリスマス休暇をこの家で過ごしており、『鏡の国のアリス』もここで執筆されたのだそう。1898年1月14日、インフルエンザをこじらせた肺炎により、ここで息を引き取りました。

△すぐ近くにはギルフォード博物館もあり、ここでもアリス関連の展示を見ることができるそうです。

△キャロルのお葬式が行われたという教会St Mary’s Church

教会から川沿いをゆっくり歩くと・・・

△小舟に揺られて休日を楽しむ人がたくさん。ルイス・キャロルも、オックスフォードで友人家族と一緒にボートに乗りに行き、少女アリスに「何か面白いお話をして」とせがまれて思いついたのが『不思議の国のアリス』でした。

△川沿いには、お姉さんが本を読みきかせている横で白うさぎに気をとられているアリスを再現した『不思議の国のアリス』冒頭シーンの銅像も。

△読んでいるのは・・・『不思議の国のアリス』!テニエルの挿絵もある芸の細かさ。

△その横を、不思議な国につづく穴にむかって飛び跳ねていく白ウサギ!

△本物のアリス!?

△『不思議の国のアリス』にちなんでパブ『三月ウサギ(The March Hare)』でランチ

 

△サンデーロースト

 

△ほかにも街中には、帽子屋さん『マッド・ハッター(The Mad Hatter)』も

△ハイストリートから丘を登って、最後はルイス・キャロルのお墓へ・・・

△Guildford Cemetery到着!

△ここにルイス・キャロルが静かに眠っています。

墓地の教会をぼんやりと眺めていると・・・ん?

△ちいさな玉ねぎ屋根とロシア正教の十字架が!?

 

こうして、予期せず、ルイス・キャロルの眠るお墓でもロシアに出会ったギルフォードの旅でした。

ギルフォードは、2017年ノーベル文学賞を受賞した日系英国人作家、カズオ・イシグロが少年時代を過ごした街でもあります。日本・長崎に生まれ、海洋学者のお父様のお仕事で5歳で英国ギルフォードへ移住。この落ち着いた静かな城下町でロック音楽とクリエイティブライティングをこよなく少年時代を送ったのですね・・・!

【夏の自由研究】イギリスで『不思議の国のアリス』&『鏡の国のアリス』ゆかりの地を巡る

『不思議の国のアリス』(ロシア語:Алиса в Стране чудес )は、絵本で、童話で、そしてディズニーアニメや映画でも、世界中で親しまれてきた1冊です。では、その著者ルイス・キャロルが、『不思議の国のアリス』を出版した約1年半後の1867年にロシアを旅していたことはほとんど知られていないのではないでしょうか・・・!

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『不思議の国ルイス・キャロルのロシア旅行記』(☆【ロシアナの本棚】不思議の国ルイス・キャロルのロシア旅行記

イギリスとロシア、ふたつの不思議の国を探検してその魅力を発信したルイス・キャロルは、わたしにとって特別な存在です。イギリスで大好きな『不思議の国のアリス』&『鏡の国のアリス』ゆかりの地を巡りました!

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△ロンドン滞在中にV&Aで開催された思い出に残る展覧会のひとつ!BIRD FASTAではソ連版アリスもご紹介しました!

好奇心旺盛なあなたと一緒に『不思議の国のアリス』の世界へ・・・@V&A

BIRD FESTA ON LIVE 2021!今年のテーマは鳥の羽ばたき

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アリス、ハリーポッター、そしてあの人物も!大学の町オックスフォード旅 後編【英国のなかのロシア】

【イギリス旅】鏡の国のアリス像!ルイス・キャロルが眠るギルフォード

△少女アリスのモデルになったアリスが眠るお墓を訪れました。【イギリス国内旅】不思議の国のアリスのモデルが眠る!ニューフォレストの古き良き田舎町リンドハスト

【イギリスの学校生活】ディスコにDJ、ドレスコードは1920年代!?卒業パーティとセレモニー!

2022-07-11

(2022.07.08)日本ともロシアともまた違う、英国の学校生活の締めくくりは、卒業式!息子が通う現地校では、Y6まで共学で、Y7&Y8は男子校になり、その後はつぎの学校へと進学していきます。そのため、Y6(女子全員+受験して他校へ進学する男子)、Y8(男子全員)が卒業式を迎えます。

卒業パーティ&謝恩会にあたるLeaver’s Galaも、卒業式にあたるLeaver’s Ceremonyとアカデミックイヤーの最後を飾る終業式を兼ねたPrize Dayも、またとってもユニークでした。

【卒業式 Leaver’s Ceremony&終業式 Prize Day】

△プライズ・デー(Prize Day)は、校長先生のお話や生徒会長の挨拶、合唱などは日本と同じですが・・・とにかく明るい!校庭に設置された巨大テントMarqueeのなかに全校生徒と先生、保護者が一堂に会し、中央ステージには華やかなドレスに身を包んだ校長先生(Headmistress)。たくさんの賞がプレゼントされていく形式なので、名前が呼ばれるたびにワァーっと歓声が沸いて、抱き合ったり肩を叩き合ったりして喜び、ステージに登壇して校長と握手し、記念品やカップをもらいます。映画『ハリー・ポッター』でお馴染みですが今年のハウス・ポイントの順位はもちろん、学業面では各学年のアカデミックやミュージック、スポーツ、各教科で受賞する生徒、生活面での成長や学校への貢献などで受賞する生徒も。

△卒業式にあたるLeaver’s Ceremonyでも、ひとりひとりの名前とともに素晴らしさを皆の前で校長が紹介し、ステージに呼び込まれます。英語の響きもありますが、呼び込み方もノリノリで、「(フルネーム)、あなたはいつもどの教科にも積極的な態度で臨み、この一年も学業分野で能力を思う存分に広げました。彼は言わずと知れたイングランドのクリケットのスターで、我が校のチームのキャプテン。正真正銘のジェントルマン、来年からは○○学校へ進学します、Well done, ・・・・(ファーストネーム)!!!!」ヒューヒューと口笛や声援に包まれてにっこりステージへ。がっしり握手をしたら片手でさっと記念品を受け取り席へ戻ります。

△音楽学校に通う同級生が作曲した曲「Journeys」を演奏。それぞれの道に幸あらんことを!

名前を呼ばれたら「はい!」左手、右手の順で両手で卒業証書を受け取り一礼をして、会場はしんと静寂に包まれあちこちらからすすり泣きが聞こえ・・・流れるは感動的な仰げば尊しというあの卒業式とは大きくイメージが違いましたが、私はプライズデーの雰囲気、大好きでした。

ちなみに、壇上で受け取ったのは卒業証書ではなく、ギフト・カード!お祝いのご馳走を囲むレストランで?それともなにか記念に残るものを購入する?

みんなで記念写真を撮り、イヤーブック(卒業アルバム)にサインやメッセージを交換し合って、あとは大好きなハムステッド・ヒースでおともだちと最後の時間を過ごします!

【卒業パーティ Leaver’s Gala】

△卒業パーティにあたるLeaver’s Galaは、19時集合。今年のドレスコードは1920年代!

先生も生徒も保護者も(!)みんな思い思いにドレスアップ!出しものも、歌にマジック、ラップ、スタンドアップコメディ、楽器、先生たちが仮装してのクイズなど・・・大盛り上がり!息子も急遽、一曲披露。

△素敵な小物を身につけている方にどこで購入したのか尋ねると「Amazonよ!」

お庭ではバーベキュー(お肉とヴェーガン用のハロウニチーズが用意されているのがまたイギリスらしい)とサラダ・バーが用意され、乾杯しながら楽しみました。

夜が更けてくると、DJが流す音楽に合わせてダンス!ダンス!ダンス!0時過ぎまでつづきました・・・!