【今日のロシア】久保田一竹美術館レポート

2012-07-10

念願だった河口湖の久保田一竹美術館へ、ついに行ってまいりました。

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ここは、富士山に臨み日本美を堪能出来る場所であり、そして芸術が日本とロシアとの友情を繋いだ証でもあります。

産休明け初のVOR東京特派員レポートで取材したのが「ロシア富豪が日本の宝を救う!」でした。
「辻が花」と呼ばれる絞り染めで何枚もの着物を組み合わせ、富士の姿を描いてきた染色工芸家の久保田一竹氏の美術館が倒産。競売にかけられた作品が世界中にばらばらになってしまう危機を救い、この美術館と作品を守ったのが、一竹の作品を心から愛し、この美術館へ何度も足を運んだロシア人のショディエフ氏でした。

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2011年に久保田一竹の世界を世に広めるための展覧会を東京で開催。さらにその後、モスクワでも開催し大きな反響を呼びました。写真はその展覧会で、ショディエフご夫妻と。

その展覧会があまりにも素晴らしかったので、ぜひとも訪れてみたかった久保田一竹美術館。インドの古城に使われていたという門から、一竹ワールドのはじまりです。

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展示はもちろん、建造物、そして豊かな日本の四季を感じさせる庭園にいたるまで、一竹の究極のこだわりが感じられます。

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この眺めでピンとくる方も多いことでしょう!美術館の新館は一竹が好きだったというスペインの建築家アントニオ・ガウディのグエル公園を模して作られたそう。

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館内のインテリアは、インドや東南アジア、アフリカなどのアンティーク家具で品よくまとめられ、不思議な統一感といごこちの世界のどこにもない一竹のお城になっています。

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 △茶房「一竹庵」では龍門の滝が流れおちる池に、黄金のヤマメが悠然と泳ぐのを眺めながら、お抹茶をいただくことができます。ほかにも骨董商だった父の影響で幼い頃から魅入られ、古代人たちの美意識が凝縮した小宇宙として生涯コレクションしていた蜻蛉玉(とんぼだま)のコレクションギャララリーやミュージアムショップ、カフェなども素敵でした。

 そして、いよいよ本館。樹齢1千年を超すヒバの大黒柱16本を使った建築物は、まさに和製ピラミッド!

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 △本館写真は美術館公式サイトより。

たとえばモスクワのトレチャコフ美術館やサンクトペテルブルグのエルミタージュ美術館は、展示されている建物、窓からの景色も含めて絵画を楽しむことができますが、ここは、和の芸術を和の空間で堪能できる日本が誇る美術館です。一竹が富士山を描いた染色工芸シリーズが連なる様は本当に涙が出るほど美しく、実際に染色に使われた道具類なども展示されていましたが、この場所で富士を眺めながら一糸一糸想いを込めて染色して行ったのだと思いを馳せると、ショディエフ氏のおかげでこの富士山に臨む場所が残されたことに日本人として改めて感謝の気持ちでいっぱいでした。

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人、自然、芸術、三位一体。四季四装まとう奇跡の館。というキャッチフレーズにふさわしい美術館です。

【今日のロシア】TRAVEL CAFE BLISS&島ごはん

2012-07-08

$いちのへ友里のブログ

年に一度、所属事務所FMBIRDファミリーが集合する「鳥会」でした。

 

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「え、鳥会だけに・・・鳥ごはん!?
開催場所は、鳥ごはんならぬ(TRAVEL CAFE BLISS&島ごはん)さん。

99年旅カフェの元祖として原宿に誕生し、
このたび10周年を記念して中目黒にリニューアルオープン。
沖縄&離島の「島ごはん」が楽しめます!

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世界各地の調味料などがさりげなくディスプレイされているのですが・・・ロシアのチョコレートも発見!!左端はМишка косолапый(ロシアの画家シーシキンが描いた熊の絵が使われています)を、中央は«Алёнка»(アリョンカというのはこの赤ちゃんの名前アリョーナちゃんの愛称)、右端は«Красная шапочка»(あかずきんちゃん)

スーパーやお菓子屋さんでバラで量り売りもされているロシアのチョコレートは、ソ連時代のスターリン建築やトレチャコフ美術館の絵画、ロシアの森の動物やボリショイ劇場のバレエなど・・・絵柄もロシアらしくて、詰め合わせてお土産にするのもお勧めです。

tokuhain.arukikata.co.jp

 

特にこれらのモスクワКрасная Октябрь社のものは有名です。

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【今日のロシア】三谷幸喜版『桜の園』

2012-06-09

日本が誇る人気喜劇作家の三谷幸喜さん。

その上質なコメディはもちろん、
コミカルで独特の存在感を発揮される三谷さんご自身も
舞台はもちろん、TVや映画などでひっぱりだこの人気です

そんな三谷幸喜さんが初めて他人の脚本を演出
しかも、それは外国作品の翻訳もので、
なんとロシアのチェーホフ作「櫻の園」
これはロシアナとして取材にいかないわけにはいきません。

初日の開演前、お忙しい時間にも関わらず、
とても紳士的でどの質問にも丁寧に答えてくださる三谷さん。 

実は前から著書のなかでマトリョーシカを登場させたり、
CMで手にマトリョーシカをのせていらっしゃったり、
作品にも、その名も「マトリョーシカ」があったり・・・と
ロシアにご興味があるのではと思っておりました。

 

上演前アナウンスを担当するロシア人セルゲイさんをご紹介したご縁もあり、
記者会見後になんと「ロシアの声」独占インタビューを録らせてもらえることになったのですが、
チェーホフやその作品への熱い想いはもちろん、
ロシアで上演された「笑の大学」を観にロシアを訪れたエピソードや
得意のロシア語スピーチ等も披露して下さり、
素晴らしいインタビューになりました

たくさんの魅力的なインタビュー記事を読むことのできる三谷さんですが、
ロシアの声だからこそ聞ける知られざる“ロシアな一面”をひきだすことができ、リスナーの皆様に喜んでいただけたら、ロシアナ冥利に尽きるインタビューです

インタビュー音源はこちらからどうぞ