【ロシア文化フェスBlog】プーシキン美術館展のロシア的楽しみ方2:絵をとりまく人々

2013-07-11

(ロシア文化フェスティバルblogより)

ロシア国立プーシキン美術館が収蔵する西洋絵画のなかでも、約700点ものフランス絵画コレクションの素晴らしさは、本国フランスも羨むほどと称されています。そのなかから時代を象徴する名品66点で、17世紀~20世紀にかけての300年を辿っていく今回の展覧会。

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横浜美術館の松永真太郎主任学芸員はこんなふうに教えてくださいました。

「今回の展覧会のもうひとつのテーマは“人“です。出品作品の多くに描かれているのは人物です。神話に登場する人々、ロシア皇帝が自ら発注したという聖母画、ルノワールが背景にまで愛を込めて描いた肖像画・・・人の描かれ方の変遷にぜひ着目してみてください。そして、ロシアの皇帝や貴族、大商人などのコレクター、描いた画家と、描かれたモデル・・・一枚の絵の背景にある人の繋がりやその想いによって受け継がれてきたことに想いを馳せると、また違った楽しみ方ができるのではないでしょうか。」

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1枚の絵が誕生するまで、そしてフランスで誕生してからロシアへやってくるまで、そして開催延期から2年間を経て今日まで、いったいどれほどの人々がこの絵に関わってきたことでしょうか!

そして今、2013年横浜で、あなたはどんな想いを受け取るのでしょうか・・・。

【ロシア文化フェスBlog】プーシキン美術館展のロシア的楽しみ方1:コレクター

2013-07-09

ロシア文化フェスティバルblogより)

今日7月6日からはじまる「プーシキン美術館展 フランス絵画300年」

その見どころを探るべく、内覧会&記者会見に潜入してきました!

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まずは横浜美術館の逢坂恵里子館長がご挨拶。「2011年の東日本大震災、そして原発事故によって、やむなく中止となってしまったこの展覧会が、2年という時を経て、ついに今日という日を迎えられたことは大きな喜びです。多くの個人コレクターによる優れたコレクションからなるプーシキン美術館展と、そして横浜美術館のコレクション展も合わせて、絵画への情熱や献身を感じていただけたらと思います。」

そう、今回の展覧会のロシア的楽しみ方のキーワード、それはコレクターです。

会場パネル展示には、ロシア人コレクター列伝が!

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▲サンクトペテルブルグのエカテリーナ2世やニコライ・ユスーポフ、アレクサンドル2世。モスクワのセルゲイ・トレチャコフやセルゲイ・シチューキン、イワン・モロゾフなど。

それぞれの人物の肖像と経歴、そして絵画が飾られていた個人邸宅と合わせて,その実物のコレクションを眺めていると・・・「ふむふむ、これはまさに、あなた好みの絵画ですね!」なんて、まるでコレクター仲間になって会話しているような気分も味わいつつ鑑賞できますね。

→つづく

【今日のロシア】岡田敬介さん、スパシーバ!

2013-07-04

1日、ロシアの声編集顧問の岡田敬介さんが87歳でお亡くなりになったとの訃報が届きました。
家族に見守られての最期だったそうです。
今年にはいってからあまりお加減が良くないと聞いて心配しておりましたが…悲しいです。

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ソ連~ロシアで生きていても、モスクワ放送~ロシアの声で働いていても、日本人としての気概を忘れずにいた岡田さん。
背筋をぴしっと伸ばし、リスナーの皆さまからのお便りに、一通ずつ達筆でお返事をしたためてきた、縁の下の力持ちでした。

休日にダーチャ(郊外の菜園)で育てた美味しい日本のニラを、いつも日本人スタッフみんなにお裾分けしてくださいました。

東京でもちいさな追悼の会を催したいねとOB会長 西野肇アナと話しております…。

ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

いちのへ友里

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