フジテレビ月9ドラマ『カインとアベル』。オープニングで流れているのは、珍しくクラシック!ロシアの作曲家ドミトリー・ショスタコーヴィッチの「交響曲第5番 『革命』第4楽章』。
聞いた瞬間から心を鷲掴みにされるような印象的なこの曲がドラマチックな始まりを期待させ、展開を盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=N25GvvHlMHU
完璧な兄と自由を愛する弟。父親、会社のブランド、恋人・・・さまざまな体制のなかで生きていくために、自分の求めるものと自分に求められるものとの間で揺れ動く主人公は、まさにショスタコーヴィチ!?素晴らしい曲のセレクトですね。
もし私がオーケストラの一員になれるなら、疾風怒濤のごとくコンサートホールを巻き込んでこんな音でいっぱいにしてみたいものです。
ショスタコーヴィチはソビエト体制に迎合して沢山のプロパガンダ曲を作曲したというイメージがありますが、本当は自らが求める音楽と体制が求める音楽との乖離に葛藤しつづけた悲劇の作曲家であったといわれています。
モスクワのНоводевичье кладбище(ノヴォデヴィチ墓地)には、そんなショスタコーヴィチのお墓をみることができます。
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