ロシアでは2月14日「バレンタイン」は愛する人たちと過ごす日です。
日本の「バレンタイン」のように、女性が男性をお祝いする日といえば
2月23日の「祖国防衛の日(男性の日)」。
チョコレートに限らず、お花やちょっとしたプレゼントを贈るのが一般的です。
一方、男性が女性をお祝いするのが、3月8日の「国際婦人デー(女性の日)」。
恋人たちはもちろん、愛する人たちと過ごすバレンタインの季節、赤やピンクのハートをモチーフにしたディスプレイが目立つモスクワから、
今回は話題のラブストーリーを2つご紹介しましょう!
まずは昨年末に劇場公開された「運命の皮肉2」、
そして今年のバレンタインにDVD発売された「オフレコで口づけて」です。
「オフレコで口づけて」は、なんとプーチン大統領とリュドミラ夫人のラブロマンス。若きKGBスパイが客室乗務員と恋に落ち、やがてはロシアの大統領になる__というこれまであまり語られなかったプーチン大統領の私生活がテーマとなっています。
「運命の皮肉2」は、大晦日に必ずTV放送されるロシアの人気映画「運命の皮肉」の続編で、同じような地名や同じような建物が多かったソ連時代、同じ住所を持つモスクワの男性とサンクトペテルブルグの女性が、ひょんなことから大晦日に出会い、恋に落ちて一緒に新年を迎える、というストーリー。
「恋人たちの日」から「男性の日」、そして「女性の日」へと、沢山のラブストーリーが生まれるモスクワから愛を込めて。
冬から春へと変わるこの時期、黄色くて丸い太陽みたいなミモザを
女性への花束に入れることが多いんです。
<ミニ情報>
☆ロシアはDVDが100~150P(約500-700円)で買えてしまうため、レンタルビデオは一般的でなく、購入して鑑賞する人が多いようです。
道端や地下鉄の駅でもよく販売しています。ただし、吹き替えには要注意!なんと1人で全員分吹き替えているものも多いんです!!
☆「男性の日」に最も売れた花はカーネーションだそう(23日に25ルーブル・約125円)。
一方「女性の日」に最も売れた花はもちろんバラ(8日に150ルーブル・約750円)。
日本と違って3倍返しの「ホワイトデー」はないようですが、男性の日に比べ女性の日は、お花の値段も3倍以上。日本以上に女性が強いロシアなのです。