鬼才ケラリーノ・サンドロヴィッチがロシアの文豪チェーホフの四大戯曲に挑むシリーズ<KERA meets CHEKHOV>。2003年の「かもめ」につづき、ただいま第2弾「三人姉妹」が絶賛公演中です。
2003年の『かもめ』上演時には、インタビューでチェーホフ作品への想いをたっぷりと語っていただきました。
☆KERA meets CHEKHOV 「かもめ」上演ケラリーノ・サンドロヴィッチ氏インタビュー – The Voice of Russia
過去関連ブログ☆チェーホフ生誕150周年★
さて、そんなKERAさんがTV TOKYO ドラマ24で演出なさっているのが、三人姉妹ならぬ三人娘が活躍する『怪奇恋愛作戦』。#9 乙女☆純情奇譚では、「シベリア」という名前のお菓子も登場しました。
「昭和のこどもたべたいお菓子No1に選ばれた!」「かつてミルクホールでシベリヤを食すのがお洒落だった!」なんて言われているこのお菓子は、カステラに羊羹をはさんだもので、もちろんロシア・シベリヤ地方のお菓子ではなく日本で考案されました。いつどこでだれがはじめたのか、そしてなぜシベリヤと名付けられたのかは謎で、羊羹部分をシベリアの永久凍土に見立てたという説、白いカステラに2本線の羊羹部分がシベリア鉄道の線路に見立てたという説、シベリア出兵にちなんだものだからという説、日露戦争に従軍していた菓子職人が考案したという説など諸説あるようです。
ロシアでも上映された宮崎駿監督『風立ちぬ』でも登場しましたね。ひさしぶりに羊羹とカステラの絶妙な組み合わせ、食べたくなりました!(過去関連ブログ☆【今日のロシア】風立ちぬ!ロシアで公開中)
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