ソールズベリといえば・・・イングランドで最も高い約123mの尖塔を持つソールズベリ大聖堂(Salisbury Cathedral)。
ソールズベリー大聖堂は、1220年から1258年というわずか38年間で建設されたイギリス・ゴシック様式の傑作です。332段の狭い階段を登って、この尖塔の天辺付近から自然豊かなソールズベリーの町を楽しむことができるツアーもあります。
模型の周囲には、建築当時の様子をミニチュアでみることができます。
△現在も動いている時計のなかでは世界で最も古いものと言われています。14世紀には機械式時計が多く作られ、イギリスの古城や古い教会のものをサイエンス・ミュージアムでも見学することができます。
この美しい空間でコンサートも開催されるそう。
△ミサの時間には素晴らしい聖歌隊の歌声も。新しいメンバーは、伝統的にこの柱に頭をつける儀式があるのだそう!
△また、この高い尖塔を持つ教会の地下の土台部分はわずか1.2mしかないそうで(!)、1915年の洪水で浸水してしまったときの一枚も・・・悲惨な事態ながらあまりの美しさにしばらく目が離せませんでした。
△Arundells(エドワード・ヒース邸)は大聖堂の隣にあります。(【イギリス国内旅】ソールズベリを愛した首相&指揮者!エドワード・ヒース)
△船底のような形の天井を持つ美しい回廊は、英国の教会でよくみかけます。映画『ハリーポッター』シリーズに登場するレイコックの教会にも美しい回廊がありました。(関連☆)
△4つ現存しているマグナ・カルタ(大憲章)の原本うちの1つを見ることができます。マグナ・カルタは1215年にイングランド王により制定された憲章で、イギリスの法律の土台となっています。中央の1本の柱は、この空間を支える大黒柱で、その横に設置された薄暗いテントのなかにあります。ここに展示されているものが最も保存状態が良いのだそうで、A3くらいの紙に綺麗にぎっしりと文字が並んでいました。横に英語翻訳も。
△実際に石柱を削って彫刻を施す作業を実演してくださいました。
△お土産ショップにもユニークなものがたくさん!子供向けのパジャマや・・・
△キューガーデンのソープやハンドサニタイザーは、香りもパッケージも素敵!大好きなブルーベルのものも。(☆ブルーベル!水鳥の赤ちゃん!日本庭園の桜!春のキュー・ガーデンズ (Kew Gardens) アルバム)
大聖堂のあるソールズベリの美しさは多くのイギリスの画家を魅了し、イギリスを代表する画家ウィリアム・ターナーなどが描いています。
ところでソールズベリといえば、“英国で最も住みやすい街”に選ばれている一方で、あのスパイ毒殺未遂事件の舞台としても新聞に取り上げられました。
△エイヴォン川の支流が流れるのどかな風景のなかで・・・
△この広場のベンチで神経剤ノビチョクによる襲撃によりセルゲイ・スクリパリ氏と娘のユリアさん親娘が倒れました。
△恐ろしい事件に街は震え上がり、消毒のために一時街が封鎖される事態に・・・
△広場から歩いてすぐのピッツェリアのチェーン店Zizzi(ジジ)にて親娘は直前まで食事を楽しんでいたそうです。現在は営業再開しているようです。容疑者とされた男性2人組は、マスコミからのインタビューのなかで、ソールズベリの美しい大聖堂を観光するためにこの街を訪れたのだと話していました。親娘は一命をとりとめましたが、毒の入っていた香水瓶を受け取ってしまった女性が亡くなってしまいました。事件は迷宮入りになりましたが、BBCはこの事件をもとにしたドラマを制作しています。