ロシアで食べたい!アイスクリーム定番3選&面白アイス大集合

2024-06-25

初夏の街中にたくさんのアイスクリーム屋台を見かける季節です。

今回のブログでは、アイスクリームの美味しいロシアで昔から愛されているアイスや珍しいアイスで話題のスポットなどをまとめてみました。

【定番アイス3選!スタカンチク&エスキモー&ラジョック】

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△ファミリーに大人気!週末のモスクワ動物園の近くではアイスクリームの行列が。

 

ロシアでは昔から、このコップ型のアイス「スタカンチク」が人気です。

スタカンはロシア語でコップという意味。このアイスはコップ型のコーンが特徴で、愛情をこめて“コップちゃん” と呼んでいます。なかに入っているクリームは、こちらもロシア定番のプロムビール(生クリーム)味!ミルクともバニラともちょっと違う濃厚さが魅力です。

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△ほかにもよくあるのは、クリーム・ブリュレ味、チョコレート味、ストロベリー味やブルーベリー味、ピスタチオ味など。

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△季節やイベントごとに楽しいデコレーションで楽しませてくれる国営百貨店グムの噴水広場も、6月には巨大アイスクリームが出現してイベントも開催されます。

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△以前のブログで、出来立てのスタカンチクを食べることができる天空のアイスクリーム工場もご紹介しました。(関連☆モスクワ通信『食べ放題!天空のアイスクリーム工場がある展望台PANORAMA360』

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△こちらも定番人気「エスキモー」は、チョコレートでコーティングされた棒つきアイス。2000年頃からショッピングモール内などで人気になったお店 «O! эскимо »(オー!エスキモー)では、目の前でエスキモーにお好みのとろけるチョコレートをコーティングしてくれます。

△あの『チェブラーシカ』のお誕生日の歌のなかでも、“プレゼントに500個のエスキモー“という歌詞が出てきます。

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△傑作絵画とのコラボによるエスキモー。

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△ほかにも「ラジョック」と呼ばれる三角コーンの角形アイスも親しまれています。こちらは、子ども向けのTVアニメ «Три Богатыря »(3勇者)のキャラクターが描かれたもの。

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△モスクワの街角でよく見かけるアイスクリームのキオスクでは、「スタカンチク」も「エスキモー」も「ラジョック」も、さまざまな種類があります。

【モスクワで話題の面白アイスクリーム、大集合!】

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△まずは、ロシアの老舗ブランド«чистая линия»(チスタヤ・リニヤ)のアイスクリーム専門カフェは、クレムリンと赤の広場からのびるモスクワの目抜通りトヴェルスカヤ通りにあります。迷ってしまうほどの豊富な種類!なかには、ロシア語でも「Вата(ワタ)」と呼ぶ綿あめ味や生キャラメルのようなロシアのお菓子「Коровка(コロフカ)」味なども。お好みの味のアイスクリームを選んでコーンやカップでテイクアウトして、アイスクリームを舐めながらトヴェルスカヤ通りをお散歩する方も多いのですが、今日はシェフの一押しメニューに挑戦!

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△店員さんが目の前でフタを開けるとドライアイスの煙の中からアイスクリームが・・・!そしてなんと陶器でなくホワイトチョコレートで出来たカップに入ったベリーパフェ!シェフのアイディアが詰まっています。

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△2020年頃に流行したのは、おしゃべりロボットが作ってくれるアイスクリーム!お金を入れると自動的にロボットアームが動きだし、カップにアイスを入れてくれます。こちらはショッピングモールのアヴィアパルクの最上階、キッザニアの目の前にあったので、「こんにちは!アイスはいかが?」の声に誘われてたくさんの子どもたちに囲まれていました。

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△モスクワ市民の憩いの場のひとつゴーリキー・パークで見つけたのは、ロシアの詩人マヤコフスキーの頭像アイス!ほかにもスターウォーズ、ミッキーマウス、ジェイソンにジャッキーに、チェ・ゲバラにマリリンモンロー!?ゴーリキー記念の公園ですが、ロシアの作家ゴーリキーはいないようですね。ちなみにマヤコフスキーはツルコケモモ味のシャーベットです。

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△こちらも大流行したロールアイスクリーム «ЛЁД ‘n’ ROLL»(リョットゥンロール)

好きなフルーツを2、3種類選び、冷たい鉄板の上にアイスクリームと一緒にを流し込むと、両手に持ったへらで手早くつぶしながら混ぜます。よく混ざったら鉄板に押し付けるようにして薄く伸ばし、一列ずつ、へらで上手にくるくると巻いていきます。カップに刺すように立てて完成したら、なんだかばらの花束みたい。

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△ «BLACK STAR BURGER »では、かき氷、アイスクリーム、フルーツ、焼き菓子、マシュマロ、ソースなど・・・カラフルにたっぷりと乗って雪崩の起きそうなアイスの雪山を、黒い手袋をはめて手づかみで食べるスタイルが当時インスタグラムで話題でした。

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△ザリャージエでみつけた自動販売機で購入できるスタカンチク!

涼しげな «Русская Арктика »(ロシアの北極)味、同じく棒付きアイスのエスキモーには «Подмосковные вечера »(モスクワ郊外の夕べ)味などユニークな名前がついていました。(関連☆【モスクワ通信】現在進行形のモスクワ観光スポット!ザリャージエ

次回はロシアならではのユニークな味のアイスクリームをご紹介しますので、どうぞお楽しみに!

五感で味わう!ライラック満開のモスクワ散歩

2024-05-24

日が長くなり、生き生きと緑が生い茂って夜鳴きウグイスの声が響き始める初夏。どこからともなく妖しく甘やかな香りが漂ってきます。白色から紫色へのグラデーションが美しいライラック(Сирень)の花がモスクワの街を彩り、そよ風に吹かれて輝く白樺の葉と爽やかに踊ったり、宵闇に溶けて幻想的に映えたり・・・モスクワの最も美しい季節のひとつです。

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△ボリショイ劇場前もライラック満開!

△ラフマニノフ作曲『ライラック(Сирень)』は、ロシア文化フェスティバルのコンサートでも人気のある曲。こちらは貴重なラフマニノフ自身の演奏です。

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ラフマニノフの故郷イワノヴォの家の周りもライラックの美しい場所で、ラフマニノフの人生を描いたパーヴェル・ルンギン監督の映画『ラフマニノフ ある愛の調べ(原題はВетка сирени(ライラックの枝)』でもライラックの花は重要なモチーフになっていました。

△こちらはラフマニノフ作曲エカテリーナ・ベケトワ作詞のロシア歌曲『ライラック(Сирень)』エレーナ・オブラスツォワの歌声でどうぞ。

ロシアの芸術家たちを魅了するライラックは、音楽だけでなく絵画にも描かれています。

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△ボリス・クストージエフ『ライラック』

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△ミハイル・ヴルーベリ『ライラック』

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△この季節にぴったり!ライラックが描かれたショップバックやポスター。

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△ロシアの老舗香水専門店ノーヴァヤ・ザリャー(Новая Заря  新しい夜明け)のライラックの香りシリーズ

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△スーパーマーケットの5月号冊子の特集は、卒業式。9月に入学式&新学期がはじまるロシアの学校では、ちょうど年度末を迎えています。入学式では最初の鐘を鳴らす儀式があるのですが、卒業式なので最後の鐘の音と書かれています。卒業式を祝うおすすめのケーキと一緒に満開のライラック。

ところでライラックの花びらは4枚ですが、“もし5枚の花びらを見つけたらその花を食べると幸せになれる”という言い伝えがロシアににはあるそうです。「え!?食べるの!?」と驚く私に友人が一言「幸せのためならね。」・・・四葉のクローバー伝説にもすこし似ていますね。

ライラックの花びらを味わってみたいというあなたにはこちら。

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△ロシアの昔ながらのお菓子パスチラのお店では、この時期限定!ライラックの花の砂糖漬けが飾られたパスチラも購入できます。( 過去関連ブログ☆モスクワ通信『乙女心をくすぐる町コロムナ ドストエフスキーも愛したお菓子!パスチラ博物館』

△春の花いっぱいのマトリョーシカのように、ライラックの花束を抱えている方も見かけます。

見て聴いて、香りや味で、手で触れて心で感じて・・・まさに五感で楽しめるロシアのライラック!5枚目の花びらを探しながら初夏のライラック散歩に出かけたいものです。

ロシアでもやっぱり春は桜?

2024-04-30

サクラサク春!桜と言えばやっぱり日本ですが・・・ロシアでも春になると桜の一種であるチェリョームハ(Черёмуха)が咲きます。4月下旬〜5月上旬にかけて、白い可憐な花がふんわりと咲きほこる美しさは、若草の草原に映えてなんとも爽やか。 以前ブログで、モスクワでも日本の桜が楽しめる場所をご紹介しましたが(過去関連ブログ☆モスクワ通信『日本庭園の桜、満開!』)、ロシアの桜もいいものですね。

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△こちらは、チェーホフの戯曲と同じ”桜の園”と名付けられたモスクワ北部の公園の散歩道。 この頃から明るい時間帯もぐんぐん長くなっていきます。4月後半のある日、日の出は4時50分、日の入りは20時3分でした。そして日本の鶯とはまた違う美声を響かせる夜鳴きウグイスの声が楽しめるようになります。陽射しも強くなり、真っ青な空をみあげると、ふわふわとポプラの綿毛が飛んでいたりも。

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△こちらは春を味わうチェリョームハのケーキ。最近は都心部のケーキ屋さんではあまり見かけませんが、昔はよく家庭で作られていたそうで、友人は“ソ連時代の懐かしいおばあちゃんの家の味”と話していました。茶色のスポンジ生地には混ぜ込まれたチェリョームハのぷつぷつとした食感があり、まわりは花のような真っ白なクリームに覆われています。

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△スーパーに売られていたチェリョームハ粉の箱には、もちろんチェリョームハ・ケーキのレシピが載っていました。

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△その美しさはロシアの芸術家たちを惹きつけ、絵画にもよく描かれています。サンクトペテルブルグのロシア美術館にあるペトロフ・ヴォドキンの絵画『グラスに活けたチェリョームハ(Черёмуха в стакане)』 さて、“春は桜”のイメージはロシアでも定着してきているのか、モスクワではさまざまな場所で桜をイメージした演出も定番になってきました。

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△マヤコスフカヤ駅前。夜にはライトアップされます。

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△新アルバート通り。よくみると枝には白い鳥かごや小鳥を発見できたりも。

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△旧アルバート通り。桜の木の下は人気スポット!

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△もはや春恒例!桜の木でデコレーションされたグム百貨店の噴水。こんなふうに街中もショッピングモールのなかも、とにかく桜のディスプレイでいっぱいです。

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△なんと満開の桜の木をモチーフにしたロシア製のポストカードも発見!

「ああ、いつか日本の桜を見に行ってみたいものだわ!日本の桜はこんな感じなの?」モスクワの桜デコレーションでお花見しながらロシア人の友人に質問されましたが・・・はかなく繊細な日本の桜に比べて、華やかでダイナミック!やっぱりこれはロシア版の桜、ですよね。