【ロシアナの推しごと】積水ハウス2021年カレンダー『芸術家や文化人たちの幸せ住まい』

2022-12-01

そろそろ来年のカレンダーをいただく季節になりましたね。

外国暮らしの間に届いたさまざまな資料を、ありがたく少しずつ開封しています。コロナ禍でなかなか一時帰国が叶わず、郵便物のやりとりも控えていたため、「ああ、こんな素敵なことがあったなあ・・・」とタイムカプセルみたい!

こちらは、積水ハウスさんから依頼を受けて、ロシアの文豪トルストイの邸宅について情報を提供したもの。2021年カレンダー『芸術家や文化人たちの幸せ住まい』です。

△可愛らしい小箱を開けると・・・くるくるっと巻物のように細長いカレンダーが登場!家の柱にかけて使えるようにと1975年に考案されたものだそうです。

大黒柱のある一軒家、憧れます。こどもたちの身長を測っては印をつけたりして・・・

△「芸術家や文化人たちはどのような住まいで暮らしたのでしょうか。それは、アトリエや庭で思索を重ねたり、家族や友人ともふれあいから活力を得たりなど、自分らしく暮らすことができたしあわせな住まいでした。住まいとはそのように、心豊かに幸せな人生をおくるための場所だと私たちは考えます。」

“わが家を世界一幸せな場所にする”をグローバルビジョンに掲げた積水ハウスさんのカレンダーは、世界の芸術家や文化人たちの幸せ住まいを、安田泰幸さんの水彩画で紹介されています。

 

ブログ写真をご紹介させていただいたロシアの文豪トルストイのお宅訪問は、2月でした。さらに詳しく!という方はこちらへ。

【ロシア文化フェスBlog】モスクワ通信『家族の想い出がそのままに!トルストイ邸博物館』

芸術家の足跡をたどり家博物館を訪ねる旅が大好き。ロシアでもイギリスでもたくさんの幸せ住まいをまわりました。あの天才の素晴らしい作品が生み出された場所にいる感動!一方で、天才もわたしたちと同じように、食べて、寝て、笑ったり泣いたりしながら家族と毎日を過ごしていたことを感じられる特別な場所でもあります。

2021年カレンダーのなかでは、イギリス 湖水地方にある、詩人ワーズワースやピーターラビットのベアトリクス・ポターも忘れられない思い出です。

【イギリス国内旅】ピーターラビットの世界へ!湖水地方1〜ベアトリクス・ポターの家ヒルトップ〜

スペイン旅では時間切れで行きそびれてしまったダリ邸、母と私の憧れのターシャ・テューダー邸、谷崎潤一郎邸など・・・訪れたい場所も広がり、その暮らしの1ページに想いを馳せて、ちょっぴりわが家に置き換えてヒントになったりも。

2022年はどんな幸せ住まいが選ばれたのでしょうか・・・?毎年楽しみになる、毎日が楽しみになる、素敵なカレンダーです。

【ロシアナの本棚】『夜明けか黄昏か』ガリーナ・ドゥトキナ著

2022-11-25

航空便、船便、、、とリビングに山積みになっていた段ボールがようやくなくなって(寝室へ移動しただけ?)、時間をみつけては外国暮らしの間に届いたたくさんの郵便物を少しずつ開封しています。

こちらは、ロシア文化フェスティバルINJAPANより出版されたガリーナ・ドゥトキナさんの新作『夜明けか黄昏か』。

『夜明けか黄昏か』ガリーナ・ドゥトキナ著・荒井雅子訳

『ミステリー・モスクワ ガーリャの日記1992』ガリーナ・ドゥトキナ著・吉岡ゆき訳

ロシアナとして勤務していたロシア国営国際ラジオ局「ロシアの声」(モスクワ放送)では、伝説のDJ西野肇さんとツインナビゲートでお送りしていた『リクエスト音楽のべ夕べ』が人気だったガーリャさん。

先日のモスクワ 放送創立80周年記念イベントでも、お祝いコメントを寄せてくださいました。

関連☆【日本のなかのロシア】シークレット・ゲスト出演⁉︎神奈川県日本ユーラシア協会創立60周年&モスクワ放送(ロシアの声)創立80周年記念イベント

【日本のなかのロシア】芸術の秋!コンサートあれこれ

2022-11-23

芸術の秋!たくさんのコンサートにお誘いいただいて、嬉しい再会がつづきました。

△モスクワ音楽院大ホールで聴いたプロコフィエフ(☆【モスクワ音楽院】日本の心フェスティバルオープニング)、あの熱狂以来の田中正也さんのピアノ。

今年2022年は、2月のあの日からずっと、心が晴れることはありませんでした。いつもぐるぐると言葉にならない想いが渦巻いて、なるべくみないように蓋をして、なるべく考えないように前をむいて、今目の前のことに注意をむけて日常生活を過ごすようにしていないと、恐ろしいものに飲み込まれてしまいそうな、2度とベッドから出られないようなそんな気分になることも。

そんな私の根雪のようにふりつもってずっしりと固まった心は、このコンサートを通して田中正也さんの魔法のピアノで少しずつ流れを取り戻して(♪プロコフィエフのサルカズム。やっぱりプロコフィエフを演奏する正也さんは水を得た魚!)、ちょろちょろとした流れは雪解け水くらいの小川になり(♪ドビュッシーの喜びの島)、やがてスノードロップの花が雪の下から顔を出し(♪亡き王女のためのパヴァーヌ))、勢いよく川が流れ出すとどんぶらこどんぶらこと向こうからおいしそうな桃が流れてきたような気がするほど元気をもらいました(♪展覧会の会)。

△同ホールでは11月26日にエリソ・ヴィルサラーゼ ピアノリサイタルも。

△11月5日、モスクワ国際音楽コンクールで優勝したヴァイオリニストの田島奈央子さんのコンサートへ。舞台に大輪の花が咲くような華やかさと、ヴァイオリンを演奏するときの幸せそうな微笑みに吸い込まれそう。ピアニストのお母様、小林由幾さんとのまるで親子漫才⁉︎のような仲良しのかけあいが、演奏間のアクセントに。

△「第1回 藤舎花帆リサイタル 月を愛でる」では、英国で出逢った作曲家の武智由香さんの新作、小鼓とチェロの為の『帆』初演に立ち会うことができました。小鼓の演奏会は初めて伺いましたが、生の小鼓の清らかな音色を堪能できる長唄や邦楽、そして意欲的な現代曲やほかの楽器とのコラボレーション、そして舞台芸術も素晴らしかった「竹取物語」や「古事記」・・・!

△藤間蘭黄さんが日本舞踊の可能性に挑む『鳥獣戯画』と『変身』のご案内も。モスクワで観た『信長』は今も鮮烈な印象が残っています。

【日露交流年】感動ふたたび!『信長 SAMURAI』ロシア公演(国立クレムリン宮殿 小ホール)

「置かれた場所で咲きなさい」は国民的ベストセラーになった渡辺和子さんの著書です。

「雨の日、風の日、どうしても咲けないときは

 根を下へ下へと 伸ばしましょう。

 次に咲く花がより大きく、

 美しいものとなるように。」 

芸術家のみなさまが、それぞれの場所で美しい花を咲かせつづけていらっしゃることに、そして下へ下へと力強く根を伸ばしていらっしゃることに、感銘を受けます。