【モスクワの街角】街の手入れ

2019-05-28

「モスクワの街がほかのヨーロッパの国に比べてもとても綺麗なのに驚いた!」あちらこちらを旅した方が、声を揃えておっしゃいます。

クラシックな街並みが魅力のモスクワ、古くからの建物も、春には清掃したり外壁のペンキを塗り直したりと手入れが行き届いているため(【モスクワの街角】春到来!)、10年ぶりのモスクワを訪れた父はクレムリンの赤煉瓦や教会の屋根が10年前と変わらぬ美しさであることに驚いていました。都心部でも公園や並木道も花壇には季節の花が咲き、緑が生き生きと茂っています。地下鉄構内もゴミひとつ落ちていません!秋は落ち葉を集め、冬には雪かきはもちろん、歩行者の安全のために石畳の上の滑って危ない氷を砕いたり、つららを落としてくださったり(【モスクワの街角】頭上注意!足元注意!雪解けのモスクワ)。

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花壇に種を蒔いていらしたので近づいてみると・・・

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△鳥にたべられないように手持ちの布とフォークでカバー!

何か作業をする時には、効率よく出来るように長期的なことも考えて計画して、必要とされる道具をきちんと準備してから、美しく完璧な仕上げを目指すのが国民性の日本人ですが、ロシアでは日本ほど形にこだわらず、思いのままに行動!なんでも手持ちの物で工夫して豊富な生活の知恵からうまくその場を解決してしまいます。結果、時間がかかっても手間がかかってもその行程も楽しんでいるかのように受け入れてあまりイライラしませんし、未来のことも「まあ、なるようになるさ」と言う思考で、何か起きたらまたそこで対処。完璧な仕上げではなくても手作りの味のある仕上がり?もロシア的です。

【ロシアの食】【ロシア土産】ボルシチの赤!ビーツとビーツチップス

ロシア料理と言えば・・・ビーツ(свёкла)の赤が美しいスープのボルシチ!そんなビーツのチップスを教えて頂きました!

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△着色料・添加物など一切使用しないヘルシーなドライチップスのシリーズが気になっていました。素材そのものの旨味を生かし、原材料はビーツ以外には塩とひまわり油(ロシアの主流)のみ。小腹が空いたときのヘルシーなおやつに、お土産にも喜ばれそう。

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△綺麗な赤!トマトの赤とは違うこの赤紫が本物のボルシチの色です。

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△ロシアではスーパーでも生ビーツや茹でビーツが必ず売られていますし、

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△郊外の菜園つきの別荘ダーチャで収穫した新鮮ビーツをロシア人にいただくことも。(関連【モスクワ郊外の村】ロシアの菜園つき別荘ダーチャで満喫する夏の一日

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△ロシアのおふくろの味ボルシチは、家庭ごとお店ごとに違う美味しさなので、ぜひいろいろ味わいたい!

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△角切りにしたビーツとジャガイモや人参等の野菜を塩やオイルでシンプルに混ぜたвинегрет(ヴィネグレット)や、

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△ビーツの毛皮を着せてケーキのように重ねた伝統サラダの“селёдка под шубой(毛皮を着たニシン)”は、どちらもソ連時代から食堂の定番サラダです。

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△ロシアのファーストフード“ブリヌイ”の人気チェーンТЕРЕМОК テレモークでも、ビーツの赤いソースのИлья Муромец(イリヤ・ムロメツ)は昔からの看板メニュー。

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△ロシアでは、野菜ジュースのなかにもピーツ!

さて、お洒落なレストランが増えたモスクワですが、ロシア料理のレストランや食堂はもちろんのこと、最近流行のロシアの素材を生かした創作料理レストランでもビーツの赤を生かした美味しいメニューにもたくさん出逢うことが出来ます。たとえば・・・

 ☆【モスクワのレストラン】ワインと火の創作料理!ミシュランシェフのADRI(アドリ)

 ☆【モスクワのレストラン】ロシア料理を変えた天才シェフ、ムーヒン氏率いるセルフィー

 ☆【モスクワのレストラン】ワイン通が通う!美食家が集う!AQ Kitchen&AQ chicken

日本ではボルシチを作ろう!と思っても、生ビーツは西洋野菜の充実したスーパーで運良く入手できるくらいで、ほとんど缶詰が主流でしたので(関連☆【今日のロシア】ワールドデリカテッセン日進【今日のロシア】свекла ビーツ【今日のロシア】ビーツ缶に注意!)モスクワへいらしたらぜひ新鮮で美味しいビーツを満喫していただきたいです。

モスクワ通信『地下核シェルターに潜入!冷戦博物館』

(ロシア文化フェスティバルblog)

ソ連時代の実際の地下核シェルターの一部が博物館として公開されているБУНКЕР-42 НА ТАГАНКЕ(冷戦博物館)。第2次世界大戦後、米ソ冷戦体制がつづき、1950年代は軍事的にも緊張が高まって核戦争が現実のものになるかもしれない恐怖にさらされていました。当時作られた地下65m広さ7000m²もの巨大シェルターが博物館として公開され、2006年の開館時から今日まで、ロシア人にも観光客にも人気があります。年齢別・体験型などさまざまなツアーがあります(要予約。外国人料金は大人1名2200R。ロシア語・英語ツアーあり)。

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△住宅街のなかに突如現れる入口!博物館として公開されるまでは、もちろん存在も入口も極秘でしたから、近隣にお住まいの方は、まさかこの普通の建物の下にこんな巨大施設が存在していたなんて驚かれたことでしょうね・・・!

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△シェルターは1950年から建設がはじまり1956年に完成。主に4つのブロックに分かれ、通路で繋がっています。公開されているのは第4ブロックのみで、残りは食料や水、燃料の備蓄などに使用されています。ちなみにソ連当時の入口のひとつは地下鉄タガンスカヤ駅(環状線)構内にあり、ツアーの途中で「この先が地下鉄に続いています」と教えてもらえます。モスクワの地下鉄はとても深く、そのためエスカレーターもとても速いのですが、地下シェルターと繋がっていたなんて!ということは、もしかしたらあの駅もこの駅も・・・!?

 

時間になると軍服姿の案内人が登場して簡単なオリエンテーション。危険なので迷子にならぬよう必ずグループで行動し、絶対に勝手に電線やボタン、スイッチなどに触れないこと!厳しい口調に緊張が走ります。

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△そして、まずは地下18階(310段)まで一列になって螺旋階段を降りていきます。エレベーターもありますが、シェルターの深さを体感するためにも基本は徒歩!歩きやすい靴での参加をおススメします。

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△世界のなかの有名なシェルターを紹介する地図。職員が水分補給出来るようにソ連時代の炭酸水の自動販売機もありました。最近モスクワのショッピングセンター等ではこのレトロなデザインの自販機が復活しています。

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△このシェルターには、常時600人もの職員が働いており、5交代制で2000人以上が任務にあたっていたそうです。極秘任務として、自身の担当場所への往復経路と任務以外のことは一切知らされていなかったそうです。暗号解読の機械なども展示されていました。通信業務には女性もいたんですね。

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△レーニンの肖像画の前に座るスターリン!案内人曰く「実際にここにスターリンが座っていたということではありません。観光客の皆さんが喜ぶので・・・」とのこと。

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△会議用の長テーブル

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△ここで、希望者を2名募り、実際の操作パネルの前で核ミサイル発射シュミレーション。架空の都市に起こったフィクションの映像とはいえ、その臨場感と投下後の絶望の世界は恐怖の一言。この博物館は、二度とこのような悲劇が起こらないように願い戒める役割を果たしています。

さて、最後には地下鉄タガンスカヤ駅に向かう通路ではドッキリも仕掛けられています!

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ここで突然、真っ暗闇になり・・・あとはぜひ実際に体感してみてください!地下18階でしかも恐怖の映像を見た後ですから、心臓が止まりそうになります。

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△グッズも販売されているチケット窓口では、毒マスク姿の顔写真がついた通行証を記念に受け取ることも出来ます。

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△そしてツアーの終点は、モスクワで一番深い場所(地下65m)にあるレストランへ続いています。ユニークな個室などもあり、ステージではソ連歌謡が、モニターではソ連映画が上映されています。(エレベーターを利用してレストランのみの利用も可能です。)

【博物館】БУНКЕР-42 НА ТАГАНКЕ  http://bunker42.com

【レストラン】http://www.banket-bunker42.ru

住所:115172, г. Москва, 5-й Котельнический переулок, д.11