【今日のロシア】オルゴールの小さな博物館

2011-09-30

日本でロシアを感じられるスポットとしても推薦したいオルゴールの小さな博物館

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世界中から収集されたアンティークオルゴールの音色を歴史からじっくり聴き比べて味わえる「演奏会コース」、オートマタ(からくり人形)やストリートオルガンなど日本で初!そして唯一のオルゴールを博物館の企画展&常設展を巡りつつ堪能できる「博物館コース」、そして館長がマンツーマンで案内してくれるマニアにおすすめ「館長コース」から選んで見学できます。

博物館コースの最後にはお茶が用意されており、ロシア人ピアニスト、ラフマニノフ本人の演奏が録音されたという自動ピアノ演奏をリクエストできました

実はこの日、学芸員の方とおしゃべりしているうちに、オークションで購入したもののキリル文字で判別が難しいというオルゴールの話になり、しばしその謎に挑みました。

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オルゴールには“オデッサ(ウクライナの都市名)”と書いてあり、曲名リストはロシア語でなくウクライナ語。けれどもロシアの曲はいろいろ入っておりましたので、いつかその音色を聴く日を楽しみ博物館を後にしました。

オルゴールのちいさな博物館blogでもこのストリートオルガンが紹介されています。そのルーツを辿っていったら、きっととても興味深いドラマがひそんでいそうです。

ロシアのストリート・オルガン

ロシアのストリート・オルガン続きの話し

ロシアには芸術家の家をそのまま残した「家博物館」や、それぞれのテーマを深く掘り下げ、それを愛する生きた百科事典のような方が館長を務める質の良い博物館が街中に沢山あります。そんなガイドブックにも載っていないような小さな美術館・博物館めぐりもとても楽しみだったのですが、まさにそんな趣きの博物館でした。

【今日のロシア】NHK名曲アルバムコンサート

2011-09-24

産休明け初の司会は、11月の『NHK名曲アルバム』コンサート。ロシア人ピアニスト、ピョートル・ドミトリエフさんを迎えてお届けします。

おんぷ『ピアノ名曲ベストコレクション』

~数ある作品のなかから厳選された名曲で辿る、楽器の“王様”ピアノ300年の歴史~

日時:11月15日(火)午後1時30分~
全席指定3,800円
会場:横浜みなとみらいホール

芸術の秋を美しいピアノの音色でご一緒できたら嬉しいです

 

【今日のロシア】ユーリー・ノルシュテインとラピュタ阿佐ヶ谷

2011-09-21

台風が接近中とのこと。こんな日はお家でDVD鑑賞なんていかがでしょう?

本日のおすすめは、ロシアのアニメーション作家ユーリー・ノルシュテインの作品集です。

世界がドキドキワクワクに満ちている子供心に一瞬にして引き込んでくれる
『霧のなかのハリネズミ』や、幼い頃の記憶の断片が深く語りかけてくる
『話の話』、ロシア式暖炉ペーチカや民族楽器バラライカなど、
あったかなロシアの雰囲気たっぷりの『うさぎときつね』
小粋で繊細なラブストーリー『あおさぎとつる』など、
どれもこれも傑作揃いです

 

日本でノルシュテインといえば、杉並区阿佐ヶ谷にある映画館ラピュタさん。ロシアでもなかなかスクリーンでは観る機会のないノルシュテイン作品を上映してくださったり、『ラピュタアニメーションフェスティバル』を開催し、ロシアを含む東ヨーロッパなどまだ日本であまり紹介されていない世界中の優れたアニメーション作家の作品を特集したり、実際にノルシュテイン氏を招いてワークショップ等を実施するなどしていらっしゃいました。

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公式サイトには、ユーリー・ノルシュテイン情報サイト「ユーリー・ノルシュテインの仕事」も開設されています。ノルシュテイン関連の出版物もとても魅力的で、たとえばノルシュテイン氏の助手 兼 スタジオの買い物係であるターニャ・ウスヴァイスカヤさんが、巨匠の知られざる日常をコミカルにイラストで綴ったノルシュテイン氏の優雅な生活』は素敵な一冊です。

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ユーリー・ノルシュテインの仕事

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 親日家としても知られ何度も来日しているノルシュテイン氏が、2003年には松尾芭蕉の連句を作品にした『冬の日』は私ももちろん見に行きました!映像の詩人と言われるノルシュテインと、和の詩である俳句はとても相性がよく、しみじみとした季節の美しさや色や表情で紡がれるリズムのようなものが感じられました。そういえば、あの『霧の中のはりねずみ』でも、葉が舞うシーンでロシア語でЕжик!と言う場面があるのですが、これが絶妙な音感で感動したのを思い出しました。現在は、晩年をかけて挑む超大作ゴーゴリ作『外套』のアニメーションを製作中でいらっしゃいます。

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ラピュタ入り口を入ったロビーの壁面には、ノルシュテイン氏が2001年に来日した際に、ささっと描いたという絵とサインが残されています。“また会う日まで!“