【今日のロシア】山の上ホテル

2015-08-22

東京・御茶ノ水駅周辺で一際目を引く建築物といえば、やはり湯島聖堂とニコライ堂(正式名称は日本ハリストス正教会復活大聖堂。日本初の本格的なビザンチン様式のロシア正教の教会)ですが、山の上ホテル旧館もその一つです。

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△その名の通り小高い丘の上にあり、昭和の名建築と言われています。

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△アール・デコ調のクラシックな内装。ロビーには現在、ホテルの歴史を感じられる展示があります。

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川端康成、三島由紀夫、遠藤周作、松本清張、池波正太郎・・・ ここを愛し定宿にして名作を残した文豪たち直筆の貴重な品も見ることが出来ます。さすがは“文化人のホテル”!

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△ホテルの歩みを紹介する年表コーナーには、ウィーン少年合唱団が宿泊した際の写真とサイン、そしてソ連バレーボールチームが宿泊した際の記念のサイン入りボールなども!

 

私は従兄弟の結婚式で訪れたのですが、都会の真ん中とは思えない木々の緑とガラス張りの天井から降り注ぐきらきらした光、美しいステンドグラスが印象的な山の手教会は心が洗われるようでした!

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式も披露宴も、サンクトペテルブルグに住んだことのある新婦さん選曲によるロシアの作曲家の曲(日本でも結婚式の定番!チャイコフスキーの『くるみ割り人形』や『眠りの森の美女』、ラフマニノフの『パガニーニの主題による狂詩曲』で花束贈呈、そして入場シーンでムソルグスキーの『キエフの大門』は意外でしたがとても合っていました!)を中心に、大好きな曲に包まれながら、新郎新婦の幸せを願うあたたかな結婚式でした。

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△ちなみに、通称“モーツァルトの部屋“と呼ばれる601号室スイートルームは、5階から秘密の屋根裏部屋へ向かうようなちいさな階段を登っていくのですが、室内にはモーツァルトの楽譜や肖像画が飾られ、クラシックを堪能出来るオーディオセットが完備されています(モーツァルトのCDも)。

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△さて、山の上ホテルといえば、天ぷらが有名ですが、コーヒーパーラー ヒルトップもクラシカルで落ち着いた雰囲気。週替わりメニューのなかには、「14番 ビーフストロガノフ」を発見!紅茶バリエーションには、「21番 ルシアンティー」もありました。

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【今日のロシア】群像社ロシア文化通信『群』第46号

2015-08-21

群像社ロシア文化通信『群』第46号には、ロシア国営国際ラジオ放送スプートニク(旧ロシアの声)の日本語課で番組制作を担当するアーラさん(アーラ・ソロヴィヨーヴァ)による「駅」が掲載されています。番組で放送されたテキストをもとにした文章なのですが、こうやって改めて文字で拝見する機会をいただいて、耳で聴き広がる世界とは違った印象を受けました。ロシア人スタッフが制作し日本人スタッフが翻訳して完成する味わい深い番組を毎日楽しむことができたロシアの声スタイルの放送の復活が願われています・・・!

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パリ在住のリスナー唐澤実樹さんもそのおひとりです!このようなメッセージを寄せてくださいました。

ロシアの声を救おう!
スプートニク(ロシアの声)を愛するリスナーの皆さまへ。
スプートニクは5月末より、ニュースに特化した番組構成になりました。今までの音楽やトークを交えた楽しい放送が、単なるニュース通信社と化してしまいました。
私たちは、今、旧「ロシアの声」放送の復活を願い、リスナーの立場からできる限りの声をあげたいと思います。
我々はロシア大使館・大使宛てに意見・抗議文を送ったり、このような動画を作成して、
賛同者、ご協力していただける方を広く募っております。
この動画をご覧になり、YouTube上で、「いいね」をクリックして頂けないでしょうか?
この「いいね」がネット上の署名活動の代わりとなり、スプートニク上層部への訴えとなる事を願ってやみません。「いいね」は一人一回しかできませんが、動画の再生はお一人で
何回でも可能です。お一人様が何回もご覧になられ、お友達などにもお勧めいただける様、ご協力よろしくお願いします。

【今日のマトリョーシカ】とんことり

2015-08-19

筒井頼子さん作・林明子さん絵の絵本は『はじめてのおつかい』も『とん ことり』(福音館書店)も大好き!息子と一緒に読んでいると幼い頃は気づかなかった味わいもあります。

 

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お引越ししてきた主人公、幼稚園生のかなえちゃん。大事に抱えるお荷物のなかに?

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ちょこんと気になる影が…?

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この辺で気付いた方は、さすがです!

 

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しらないまち、しらないいえ、しらないこたちーーー なにもかも、かなえのしらないものばかり。
そんな心細さを癒してくれる、温もりのあるおもちゃ。

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「ともだちがいなくてつまらない」そんなかなえのおともだち!

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それから、マトリョーシカを片付けて、今度はおはじき遊び。1986年発行の絵本のなかで、和の伝統遊びおはじきと露の伝統工芸マトリョーシカ人形が、こんなにもほのぼのと競演していたなんて⁈

 

決してストーリーに絡む部分ではありませんが、それぞれのページでかなえちゃんの心情を描写する大切な役割のマトリョーシカ。いろんな角度から、つぎつぎと開けていった様子なども丁寧に描いていらして、林明子さんがマトリョーシカにご興味を持ち愛情を注ぎながら、楽しんで描いていらっしゃるご様子が伺われます。

大好きなアーティストの、知られざるロシアを見つけると、憧れの人と同じ物が好きなようで、なんだか嬉しくなります。