【今日のロシア】修善寺の老舗旅館・新井旅館

2016-06-19

 弘法大師が修禅寺を開山してから栄えてきた修善寺温泉。前のblogでは、温泉街のなかで異彩を放つ修善寺ハリストス正教会についてご紹介いたしましたが、ニコライ大主教が湯治に訪れたこともあり、修善寺では明治時代にロシア正教の布教が盛んになりました。

文豪の泉 鏡花や芥川 龍之介、尾崎 紅葉、幸田 露伴、画家の横山大観や速水 御舟、川合 玉堂、俳人の高浜虚子や、役者の初代 中村 吉右衛門、市川 左団次などが数多くの文人墨客が滞在した宿として知られている新井旅館の創業初代 相原平右衛門氏も洗礼を受けた一人。

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1872年創業。修善寺温泉の中心に位置し、清流桂川沿いに建つ木造の純和風建築は、国の文化財にも指定されています。

明治14年にロシア正教の影響を受けて建てられたという新井旅館の青州楼

 

 

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客室として使われていた青州楼は、現在は宿泊・公開されていないそうですが、今も変わらず新井旅館のシンボルとなっています。

 

伊豆修善寺温泉 登録文化財 新井旅館 ブログ  「あらゐ日記」のなかには、の当時の貴重なお写真も。

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【今日のロシア】修善寺ハリストス正教会

2016-06-18

ひさしぶりのお休みで、修善寺の温泉に行ってまいりました。

温泉街を流れる桂川に沿って、小鳥の声を聞きながら竹林の小径を散策していると・・・和の風景のなかで異彩を放つ洋風建築が!

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修善寺ハリストス正教会顕栄聖堂は、顕栄(主の変容)祭を記憶して建てられており、明治45年に成聖されました。ニコライ大主教が病気治療のために修善寺に湯治にいらしたときに、病気平癒を祈願して、70名の信徒と職人によって3ヶ月半の驚異的な期間で完成したと記録されています。このことへの感謝の印として、神田ニコライ堂で預かっていた日露戦争の時に旅順にあった教会のイコノスタス・水晶のシャンデリア・聖母の絵などがこの聖堂に贈られ飾られています。

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また、日本人で初めてイコン画家となった山下りん作の十字架の聖像が内部の聖堂にあります。18メートルの鐘楼を揚げる聖堂内のイコノスタスは、色彩、デザインとも他の日本の正教会ではあまり類を見ないものだそうです。

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また、2004年に伊豆を直撃した台風22号の影響を受け、聖堂と信徒集会所が大きな被害を受けましたが、現在は無事に修復されました。ロシア正教の洗礼を受けたモイセイ河村伊蔵による設計で、昭和60年に静岡県の有形文化財にも指定されています。モイセイ河村伊蔵が設計し、現在国の重要文化財に指定されている豊橋ハリストス正教会聖堂函館ハリストス正教会復活聖堂にも通じるヴィザンチン建築の美しさがあります。(内部のお写真と概要は日本正教会HPから、軒下のぶどう飾りのお写真は新井旅館blogから転載させていただきました。)今は、月に1、2度、晩祷・聖体礼儀のときに司祭が訪れ内部へ入ることができます。

 

 

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弘法大師が修禅寺を開山してから栄えてきた修善寺温泉。ニコライ大主教が訪れたこともあり、明治時代にはロシア正教の布教が盛んになりました。ほかにも伊豆には、柏久保ハリストス正教会があります。

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この地区で最も古く明治13年に最初の洗礼が行われました。木造茅葺(かやぶき)の小堂から始まり、その後、現在の会堂が明治42年に建立されました。ロシアから送られたイコンと、山下りんの聖像があるそうです。

 

過去関連ブログ

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【今日のロシア】修善寺の老舗旅館・菊屋

【今日のロシア】修善寺の老舗旅館・新井旅館

 

 

【ロシア文化フェスティバル IN JAPAN】2016オープニングセレモニー&パーティ司会

2016-06-17

ロシア文化フェスティバル IN JAPANが華やかに第11回目となるオープニングを迎えました!今年2016年は、新生ロシア25年、そしてロシアと日本の国交回復60年を記念する年です。今年もセレモニー&パーティの司会を務めてまいりました!

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6月17日に東京・サントリーホールでオープニング記念コンサートが開幕。これまで初の試みとしてシベリアに特化し、ロシアが誇る世界的ヴァイオリニストのワジム・レーピンと、その妻でありマリインスキー劇場とボリショイ劇場というロシア二大バレエ劇場でソリストを務めてきたスベトラーナ・ザハロワの夢の競演『シベリア芸術フェスティバル IN JAPAN 2016 パ・ド・ドゥ for Toes and Fingers』をお楽しみ頂きました。

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コンサート開幕前のセレモニーでは、セルゲイ・ナルイシキン・ロシア組織委員会委員長と高村正彦・日本組織委員会委員長が両国を代表して挨拶。ウラジーミル・プーチン大統領と安倍晋三総理のメッセージ紹介されました。そしてパーティには、ステージを終えたばかりのレーピン&ザハロワもお祝いに駆けつけてくださいました!

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ステージでの圧倒的なオーラと圧巻の音色とはまた違う、紳士的で繊細で柔らかな物腰にうっとり。

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この世のものとは思えない完璧なるロシアの美を体現するザハロワ!このお二人がご夫婦だなんて、なんとも素敵で絵になります。こんな夢の響宴も、ロシア文化フェスティバル IN JAPANの魅力ですね!

日本でも絶大な人気を誇るワジム・レーピンが生まれ、18年間暮らした故郷のノヴォシビルスクで芸術監督を務める”Транссибирский Арт-Фестиваль“(トランスーシベリア芸術祭)。プーチン大統領をはじめ多くの著名人に支持され、世界中から多彩なゲストを招いて2014年から開催されています。

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このフェスティバルには、これまで日本からも芸術家が参加しており、1990年に史上最年少でチャイコフスキーコンクールで優勝したヴァイオリニストの諏訪内晶子さんや、9歳でロシア国立ノヴォシビルスク音楽院付属音楽学校に留学し、ワディム・レーピン基金奨学生として現在もノヴォシビルスクを基盤に活動している田中杏菜さん、そして今年は、曽祖父・服部良一、祖父・服部克久、父・服部隆之という音楽名門一家に生まれ、5歳でヴァイオリンをはじめ8歳から名教師ザハール・ブロンに師事するという、ワジム・レーピンと同じ経歴を持つ新星ヴァイオリニストの服部百音さんが登場します。

レーピンは、開催当初からフェスティバルを世界へ展開したいと願っており、ついにここ日本で、ロシア文化フェスティバル IN JAPANの枠内で実現することとなりました。レーピン&諏訪内&マイスキー&ルガンスキーの豪華競演など、いずれも聴きのがすことができません。

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ロシア代表団からお土産もいただきました!クレムリンについて紹介されたガイドブックと、大統領府が描かれた銀の名刺入れです。