【今日のロシア】ロシア極東連邦総合大学 函館校

2016-09-11

仲良し夫婦が手をつないで坂道をくだっていくチャーミーグリーンの洗剤TVCMでも知られている八幡坂。その坂道の上、函館湾を一望できる絶景地絶にあるロシア極東連邦総合大学 函館校

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同じ建物内には、在札幌ロシア連邦総領事館函館事務所や一般財団法人北海道国際交流センターがあり、周辺にはハリストス正教会や旧ロシア領事館、ロシア人墓地などもあり、まさに函館とロシアの交流の中心地ともいえます。

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文部科学省にも指定されたロシアの大学の日本校で、このウラジオストク市にある極東連邦総合大学 Дальневосточный федеральный университет は帝政ロシア時代の1899年に創建されてから116年の伝統と歴史を持つ大学です。東洋学研究に関しては特に定評があり、現在の学生数は約33000人、9つの学部と、函館校を含む8つの分校があります。2012年にルースキー島で開催されたAPEC首脳会議の会場が新キャンパスになっているそうです。

 

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 △入り口の両側には、夏休みのマトリョーシカ体験絵付け教室の案内やかんたんな挨拶や数のロシア語が紹介されていました。エンブレムのRはRussiaの頭文字、Яはロシア語の私を意味し、二つの文字を結ぶ曲線が“微笑み”をイメージしているのだそうです^^

 

そんなロシア極東連邦総合大学の函館校は、ロシア通の国際人育成を目指す日本で初めての学校として1994年開校。2014年で20周年を迎えました。昼2年制のロシア語科と昼4年制のロシア地域学科があり、それぞれウラジオストク本学への留学実習も経験することが出来ます。

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入り口脇に、レトロな趣きの電話ボックスを発見!

この日は夏休み期間で校内は閑散としており、教室内に立ち入ることは出来ませんでしたが、入り口から奥の職員室までの廊下を歩いて、ドア越しにお教室を拝見させて頂きました。

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△図書室

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△ロシア民芸品がたくさん置かれています。

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△ロシア料理メニューもあるという食堂

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△ビーツのようなロシアらしい美しい赤を基調にしたロシアセンター。

 

 

 

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△オープニングにはラヴロフ外相も来校されたそうです。

 

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廊下には、ロシア正教会総主教の来校など、これまでの函館校の軌跡が展示されています。

年間行事のなかでも華やかで目を惹くのが「はこだてロシア祭り」。

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毎年マースレニッツア(ロシアの祝日で冬を送り春を迎えるバター祭り)を、同じく雪国のここ函館でも、函館校が中心となって盛大に開催しているのです。

 

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△歴代ポスターも力作揃い!

 

2016年の第2回オープンキャンパスは、まもなく!9月25日です。入学希望者の施設見学・授業見学も随時受け付けているそうです。

 

【今日のロシア】函館ハリストス正教会

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異国情緒溢れる街歩きが魅力の函館を代表する建築物のひとつ、函館ハリストス正教会

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信者の心のよりどころとして神聖で荘厳でひっそりしたイメージのある教会ですが、こちらはも観光スポットとして人気があり開かれた雰囲気です。夏休み期間ということもあり、この日もたくさんの人が訪れていました。

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日本初のロシア正教会の聖堂は、漆喰の白壁と緑の銅板屋根の対比が美しい外観です。1859年、初代ロシア領事ゴシケヴィッチが現在の教会所在地にロシア領事館の敷地を確保しました。翌1860年、領事館付属聖堂として創立されたのが、初代の聖堂です。1907年に起きた大火で建物を焼失しましたが、1916年にロシア風ビザンチン様式の聖堂として再建され、1983年に国の重要文化財に指定されました。

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小塔が6つあり、それぞれに十字架があります。

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 八角形の鐘塔から内部へ入ることも出来ます。

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内部は写真撮影禁止ですが(日本正教会と北海道庁のHPより転載)、左右の壁には『十二大祭図』が飾られるなど山下りんの描いたたくさんのイコンを見ることが出来ます。薄暗い建物の中で蜜蝋に灯をともし、香炉から漂う甘やかな香りを胸いっぱいに吸い込んでイコンと対峙すると、信者ではなくても心が洗われるような敬虔な気持ちになります。

 

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1861年に来函した青年司祭ニコライが、この聖堂を拠点に日本で初めてロシア正教を布教しました。

△週末には美しい鐘の音色が響きわたります。市民には“ガンガン寺”の愛称で親しまれているそうで、この鐘の音は「日本の音風景100選」にも認定されています。

 https://www.youtube.com/watch?v=aQKfz78Ys08

 

△ロシア正教会の鐘つきは手足を使う独特なものです。過去関連ブログ☆♪♪鐘の博物館♪♪

 

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△緑溢れる敷地内には、司祭さまのお宅や、ロシア連邦名誉領事就任記念みちのく銀行会長 大道寺小三郎氏 平成13年と書かれた記念碑や函館市・ユジノサハリンスク市姉妹都市提携1周年記念植樹1998年と記された白樺などもありました。

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△信徒会館

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 函館市を一望できる見晴らしの良い場所にあります。

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夜には美しくライトアップされた姿が浮かび上がり、函館の街を幻想的に彩ります。

 

 

過去関連ブログ

【今日のロシア】イコン画家 山下りんとエリザヴェータ・フョードロヴナ

日本のなかのロシア〜茨城・山下りんの白凛居〜

日本のなかのロシア〜修善寺温泉とハリストス正教会〜

【今日のロシア】仙台ハリストス正教会

【今日のロシア】函館 旧ロシア領事館

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坂の多い街 函館。外国人墓地から、大きな声で歌をうたったり追いかけっこをしたりしながら幸坂を登っていくと・・・

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赤煉瓦づくりの旧ロシア領事館があります。日本最初のロシア領事館として、この場所に1906(明治39)年竣工。現在の建物は大火後の1908年に再建されたものです。煉瓦の赤と窓枠や漆喰の白が織りなすコントラストが印象的ですが、玄関には寺院風の唐破風や組物を見せる柱頭などが取り入れられ和洋折衷の魅力があります。

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ペリー来航をきっかけに国内初の開港場となった函館(当時は箱館)。日本とロシア間で1854(安政元)年に和親条約が交わされ、その4年後に在箱の初代領事としてゴシケビッチが着任します。当初は、現在の弥生小学校(市内弥生町4)付近にあった実行寺内に仮領事館を開設。1860(万延元)年、ハリストス正教会の敷地内に正式な領事館を構えるも、1866(慶応2)年に起きた火災で焼失し、一時は民家などで執務を行っていたそうです。1903(明治36)年、現在地で始まった新築工事は、翌年の日露戦争で中断され、完工したのは1906(明治39)年のこと。それも束の間、1907(明治40)年に大火に見舞われます。その直後から進められた再建工事によって、1908(明治41)年に完成した建物が現在の建物です。
 
ロシア革命後にはソ連領事館となりますが、1944(昭和19)年に最後の領事が本国へ引き揚げると閉館されてしまいます。その後、所管していた外務省から1964(昭和39)年に建物を購入した函館市は、その翌年から1996(平成8)年まで青少年宿泊研修施設として一般開放されていました。(函館市公式観光情報サイトはこぶらより転載)
 
現在は、門の外から外観のみの見学なのがとても残念です。内部は異世界へタイムスリップするような帝政ロシア時代の豪華な雰囲気が残っているのでしょうか。それとも、函館ならではの和洋折衷の不思議な雰囲気なのでしょうか。
 
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旧ロシア領事館の屋根を左下に見下ろす坂の上には、小さな公園があり、赤いブランコがあります。
 
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