【トレチャコフ美術館】新館でイリヤ・レーピン展

2019-05-03

ロシア美術の殿堂と言えば、モスクワのトレチャコフ美術館とサンクト・ペテルブルクのロシア美術館です。その2大美術館の誇る世界最大のコレクションを中心に、今年最大規模の展覧会『イリヤ・レーピン展』が、今モスクワの新トレチャコフで開催されています!(会期3月16日〜8月16日まで)

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△モスクワのトレチャコフ美術館は本館と20世紀以降の作品を展示する新館に分かれています。『イリヤ・レーピン展』はこちら新館のホールで大規模に展示されています。

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△レーピンの名前は、日本はもちろんロシア国外ではそれほど有名ではありませんが、文学でいうドストエフスキーやトルストイ、音楽でいうチャイコフスキーやムソルグスキーと同じくらい、ロシアでは国宝級の画家として尊敬されています。

ロシア革命に至る激動の時代を生きた写実主義の画家イリヤ・レーピン(Илья Ефимович Репин 1877~1930)。傑作の数々は、どれも、描かれた人物の人生ドラマがこちらに迫ってくるような力を持っています。

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△こちらを睨みつけてくる『皇女ソフィヤ(«Царевна Софья Алексеевна через год после заключения её в Новодевичьем монастыре»)』は、2012年にイリヤ・レーピンの日本初となる本格的な回顧展がBunkamura ザ ミュージアムで開催されたときにも大きな話題となりました。(☆レーピンが誘う芸術の秋!

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△『ヴォルガの舟曳き』Эй, ухнем!の歌声が聞こえてきそう・・・!

トレチャコフ美術館の公式YouTubeチャンネルでは、ユニークなPR動画をご覧頂けます。

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△なんとレーピンの傑作『思いがけなく(Не ждали)』が動き出します!この1分弱の動画に、まさにレーピンの絵画をみたときの身体中に走るなんともいえない感情がうまく表現されています・・・!流刑されていた活動家が家族のもとに帰って来た・・・!

△Выставка «ИЛЬЯ РЕПИН». Официальный видеоролик

続く動画『イリヤ・レーピン展ツアー Экскурсия по выставке «Илья Репин»』では、展覧会の様子や絵画の見どころが丁寧に解説されています。ぜひ展覧会で本物を鑑賞したいです!

 

(※チケットは事前予約制。インターネット公式サイトか美術館チケット売り場にて予約購入出来ます)

☆Новая Третьяковка(トレチャコフ美術館新館)

https://www.tretyakovgallery.ru/for-visitors/museums/novaya-tretyakovka/

住所:Крымский Вал, 10

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(ロシア文化フェスティバルblog)

サーカス大国ロシアが誇るモスクワの2大サーカス劇場といえば、「Большой Московский Государственный цирк ボリショイ・モスクワ国立サーカス」と「Московский цирк Никулина на Цветном бульваре ツヴェトノイ・ブリバール・モスクワ・ニクーリン・サーカス」ですが、ほかにもここでしか観ることのできないユニークなサーカスがあります。

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△そのひとつが、ドゥロフ記念動物劇場(«Уголок дедушки Дурова»)です。動物の彫刻がいっぱいの可愛らしい建物!

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△それぞれのサーカス団専用の劇場があるなんてさすがサーカス大国ですね!

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△建物内の廊下はギャラリーになっています。1912年にこの劇場を創設したピエロで調教師、動物心理学の研究者、サーカス分野で初のソ連功労芸術家でもあるウラジーミル・ドゥロフ氏(Владимир Леонидович Дуров)をはじめ、歴代のアーティストたちの写真やポスター等・・・

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△動物と記念撮影コーナー

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△暗い客席で光るおもちゃが人気のようです。

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△ロシアの劇場や屋台ではすっかり定番人気の綿アメ。ロシア語でも“ワタ”と言います。

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△ロシアでは3度のベルで開演です。

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△まるで絵本の世界のように動物たちが人間とともにストーリー仕立てで楽しませてくれる部分と、動物とともに世界各地の民族衣装を着た男女ペアがつぎつぎに登場してショーのように魅せてくれる部分がありました。シベリアが舞台のトラのサーカスや、スイスが舞台の山羊のサーカスなど。ほかにもサル、犬、猫、ニワトリ、セイウチなど・・・さまざまな役者(動物)が登場しました。

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△モスクワの動物園でも人気者の白いオオカミ!オオカミとも抱き合ってキスしたり愛おしむようになでてやったりと絆を感じます。こちらの劇場では、調教に鞭などを使用せず、ほめてご褒美をやることで舞台を作り上げていくそうです。途中で舞台裏へ帰ってしまったり、予定通りにいかない場合もありますが、決して無理強いはせず優しさが伝わってきます。

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△ロシアのサーカスといえば熊!愛嬌たっぷりで芸達者です。

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△カバも登場!そして最後は「私たちのサーカスのシンボルにもなっている一番大きな役者を紹介します!」

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△ついに象が登場すると、会場はキャー!という子どもたちの大歓声に包まれました!!!

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△悠々とステージを一周したあとは、逆立ちなども見せてくれます。象とともに登場したのは、ナタリヤ・ドゥロワさん。創設者の玄孫(やしゃご)にあたります。古き良き伝統が大切に引き継がれていますね。

 

«Уголок дедушки Дурова» http://www.ugolokdurova.ru

住所: Ulitsa Durova, 2/1