【日本のなかのロシア】ショパン・コンクールで快挙!ピアニスト反田恭平さん

2021-10-23

ポーランドの首都ワルシャワで行われた第18回ショパン国際ピアノ・コンクール(the 18th Chopin Piano Competition)で、日本人ピアニストの反田恭平さんが第2位、小林愛実さんが第4位を受賞!

反田恭平さんは2014年にモスクワ音楽院に入学し、3年半ほどミハイル・ヴォスクレセンスキー教授に師事して研鑽を積み、その様子はTBS『情熱大陸』でも特集されました。どこまでも情熱的な心と冷徹に俯瞰する目を持ち、ボクシングで鍛えた指から繰り出される誰よりも遊び心ある奔放さと、鍵盤の上に涙が1粒こぼれ落ちたかのような繊細さとを兼ね備え、歳を重ね変化していく音にも、いつもその時にしかない魅力があり目が離せないピアニストのおひとりです。 数年前に反田さんの演奏に出会って、その後モスクワ音楽院へ留学されることを知った日には、好きなものと好きなものが繋がったような幸せな気分になり、ここからまたどんな演奏が聴けるのかワクワクが止まりませんでした。反田さんの演奏スタイルは、きっとロシアの聴衆の魂を打つものだたと思っていました。

そういう音楽家との特別な出会いもコンクールの楽しみですよね。

幼い頃から天才少年として注目を集め、モスクワジュニアカレッジ(モスクワ音楽院のロシア人教師が指導)やくらしき作陽大学とモスクワ音楽院によるモスクワ音楽院特別演奏コース(モスクワ音楽院本校と同じカリキュラムを、ロシア以外では世界で唯一受講できるモスクワ音楽院公認のソリスト育成コース)などで研鑽を積んできた牛田智大さんとの出逢いは、YouTubeでみたピアニストLang Langさんのマスタークラスでした。優しく易しい言葉で音楽を子どもたちに伝えてくれるLang Langさんのマスタークラスが大好きなんですが、まだ幼い牛田さんが登場して、憧れのランランさんの一言一言で水を得た魚のように変化していく瞬間は奇跡を目にしたようで忘れられませんでした。

ファイナルでは、ロシア・アルメニアのEva Gevorgyanさんが出場したほか、モスクワ音楽院付属中央音楽学校に在学中の進藤実優さんなど、ロシアとつながりの深い日本人ピアニストも多く、予選からとても楽しませていただきました。目の前で一期一会の演奏が繰り広げられるコンクール独特の緊張感、心技体の超絶技巧、そしてクラシックに息を吹き込み血を通わせると、本当に10人弾いたら10通りでその演奏家の人間そのものが感じられます。

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“ショパン生誕200年“の記念すべき2010年に開催された第16回コンクールでは、ロシア人のユリアンナ・アヴデーエワ(Юлианна Авдеева)さんが優勝。ロシア人の優勝はスタニスラフ・ブーニンさん以来25年ぶりで話題となったのが記憶に新しいところです。グネーシン音楽学校のエレーナ・イワノワ先生のもとで学んだユリアンナさんと同じ門下には、ロシアを拠点に活躍している松田華音さんもいらっしゃいます。

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なお、ショパンコンクールは、ベルギーの『エリザベート王妃国際音楽コンクール』やロシアの『チャイコフスキー国際コンクール』と並んで「世界三大コンクール」と称されています。

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ロシアが史上初の宇宙での長編映画撮影に成功!前澤友作さんもスペースXの前にソユーズで

2021-10-22

ロシアの映画監督で脚本家、プロデューサー、俳優のクリム・シペンコ(Клим Шипенко)さんと女優のユリア・ペレシルド(Юлия Пересильд)さんが史上初の宇宙での長編映画撮影に成功!アントン・シュカプレロフ(Антон Шкаплеров)飛行士とともに、シベンコ監督とペレシルドさんが搭乗した3人乗りのソユーズ宇宙船は、10月5日に、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、国際宇宙ステーション(英語:ISS ロシア語:МКС)へのドッキングに成功。12日間の滞在中に撮影を終えて、17日に地球に無事帰還しました。映画の題名は『挑戦 «Вызов»』で、宇宙で生命の危機に瀕した宇宙飛行士を救うために奮闘する女性医師が主人公だそう。

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△プロジェクト詳細、そして訓練から帰還まで、インタビューなどの貴重な動画はこちらから(Вызов. Первые в космосе

スクリーンショット 2021-10-27 20.04.27

どんなときも美しいその類い稀な容姿はもちろん、過酷な訓練も飄々とこなす体力と知力、そしていつも笑顔でポジティブなエネルギーに満ち溢れているユリヤさん。天は二物を与えず、なんていいますが、ロシアを代表する女優とロシアが誇る宇宙飛行士となりました!1984年プスコフ生まれのユリヤさんは、幼い頃から女優を目指して演劇を学び、モスクワの劇場や映像で活躍、数々の賞を受賞してきました。

私生活では、映画監督のアレクセイ・ウチーチェリ(Алексей Учитель)監督との間に2人の娘がいる母親でもあり、2009年にАннаちゃん、2013年にМарияちゃんを出産。

Вызов_(первый_в_мире_фильм_из_космоса) kinopoisk.ru

△クリム・シペンコ監督は、1983年モスクワ生まれ。ロサンゼルスで研鑽を積み、2004年にロシアに帰国。数々の映像作品で受賞しており、2007年の「サリュート7(Салют-7)」など宇宙をテーマにした作品でも注目されてきました。

実は宇宙での映画撮影については、アメリカの人気俳優トム・クルーズさんが企画を発表していましたが、なんとロシアが先に実現してしまいました・・・!スペースシャトルの退役以来、ソユーズ時代がつづきましたが、ついにアメリカが新型宇宙船スペースXを開発!その大成功を受けて、2大宇宙大国として黙っていられないロシアです。きっと今、さらにすごい新型宇宙船の開発が急ピッチで進んでいるのでは!?

 

さらに、日本の通販サイト「ゾゾタウン」創業者でスタートトゥデイ社長の実業家、前澤友作さんと、カメラマンを務める平野陽三さんが、ロシアのソユーズ宇宙船MS-20に搭乗して12月に宇宙旅行を行い、国際宇宙ステーションに約12日間滞在するという計画を発表しています!日本の民間人が宇宙に行くのは、1990年にTBSの社員だった秋山豊寛さんが成功して以来、31年ぶり。前澤さんもアメリカのスペースXでの宇宙旅行を発表していましたが、その前にまずはロシアのソユーズで宇宙へ旅立つことになります!

【日本のなかのロシア】前澤友作さん(MZ)、ロシアのソユーズ宇宙船で宇宙へ!

いよいよ訓練が始まり、ここが見てみたかった!ここまで見ていいの!?という訓練シーンや(【経過報告】ロシアでの訓練生活を一部公開!【Progress Report】See a Glimpse of MZ’s Training in Russia!)、前澤さんにしか見せることのできない!?モスクワでのゴージャスな家探しなどもYoutubeチャンネルで公開。(【衝動買い】前澤、ロシアに豪邸を買う!?

訓練も佳境に入り、あの訓練もこの訓練も、話には聞いていましたがまさかVlogでみられるなんて・・・!ずっと宇宙飛行士を夢見ていたという前澤さん、8G訓練につづき(【超絶体験】前澤、8Gに耐える! 【Extreme Experience】MZ enduring 8G-Force!)、無重力もなんのそので、さすがの適応力!しかもとっても楽しそうで見ているこちらまで嬉しくなってしまいます。(【衝撃映像】無重力訓練で浮いてみた!

【ロンドンの街角】アンティークカラー!秋の紫陽花

2021-10-20

雨の多い初夏にも、イギリスのお花屋さんに綺麗な紫陽花を見かけましたが(☆規制緩和!イギリスとロシアのふわふわのパンケーキ)・・・秋にも店先に紫陽花が並んでいます。

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これがアンティークカラーでとっても綺麗!イギリスの古い赤煉瓦の街並みによく似合います。

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先日訪れた秋のチェルシーフラワーマーケットでも紫陽花を購入しましたし、『不思議の国アリス』をテーマにした展覧会へ足を運んだ秋のV&Aの中庭もぐるりと美しい紫陽花に包まれました。