【今日のロシア】舞台『アンナ・カレーニナ』

2012-01-08

こちらのblogでも以前告知させて頂いた舞台『アンナ・カレーニナ』を見に行ってきました

 ロシアで最も愛されている日本人女優である栗原小巻さんが、あの文豪トルストイの名作に挑み、2009年に絶賛された舞台の再演とあって、待ち望んでいたファンで会場の熱気も最高潮
 
夫も息子も社会的地位も残して苦しみながらも愛に生きるアンナという女性の生き方について、そしてその人生そのものであるこの作品について、ロシアでも世界でも、共感できるかできないか、結婚とは宗教とは幸福とは・・・さまざまな議論がなされてきました。
 
夫への、息子への、若い恋人への、ただひたすら愛に正直に生きようとするがためにどうしようもない運命の渦にのみこまれ絶望してゆくアンナを、栗原小巻さんが、ときに少女のように伸びやかに、ときに恐ろしいほどの嫉妬の化身となって、渾身の演技で迫っていきます
 
この作品を初めて読んだのは舞台となるサンクトペテルブルクはおろか、ロシアへも行ったことのない大学時代でした。
それから年齢もアンナに近づき、ロシアで生活して、結婚して、息子のいる今、同じ女性としてアンナの選択にまた違う重みを感じました
 
おっぱいをあげてオムツを替えて、抱っこしてねんねして・・・という、とてもシンプルで動物的で健やかな赤ちゃんのお世話から離れて、久しぶりにめに見えない答えの見つからないものと対峙するひとときでした
 
これから各地で上演されるようです。
栗原さんがデザインされた衣裳がまた素晴らしいので注目です!

 

ピエタ

2012-01-07

姉妹、美味しいもの、クラシック音楽・・・が登場する小説は、なぜか手にしてしまいます。
 
久しぶりのオススメ本。
 
『ピエタ』

ピエタ(孤児院)でバイオリンを教えていたという作曲家アントニオ・ビバルディの歴史をもとに、水の都ヴェネツィアを舞台に繰り広げられるストーリー。
 
主人公であるピエタの娘エミーリアが亡きビバルディ先生の楽譜を探しながら、バロック音楽の名曲『調和の霊感』の魅力そのままに、短調→長調→短調・・・と出会いと時間を丁寧に重ねていきます。
 
 
見たことのない街の景色が、出逢ったことのない人たちが、色鮮やかに目のまえに広がり、歌い笑い泣いて、まるで自分のことのように心が震える作品でした。
 
小説もラジオも、ふとした文字や言葉から、自分だけのどこまでも無限に広がる世界に出逢えますよね。
 

открытки(葉書)

2012-01-03

毎年たのしみな年賀状富士山
いつもお世話になっているあの方に、久しぶりの近況報告なこの方に・・・いっぺんにご挨拶できる日本の素敵な伝統です鏡餅
一枚一枚が、干支の辰をテーマにしたファッションショーみたい
ロシアの声東京支局には昨年取材させていただいたいろんな方からも嬉しい年賀状が

たとえば・・・妊婦さんとして最後のインタビューとなった、六本木ベラルーシ家庭料理『ミンスクの台所』店主のウ゛ィクトリアさんからはこんな華やかな一枚が
今年もこんなハッピーな出会いがたくさんありますように