ロシアの夏は暦の上では6月~8月。
日差しは強いものの、湿度は低く、爽やかな夏真っ盛りです。
モスクワ中の公園では5月末から噴水がスタートし、
あちらこちらにビアガーデンがオープン。
この時期、朝は4時頃から、夜は22時過ぎまで、
まるで昼のように明るい白夜のロシアでは、
1年分のお日様を浴びようとするかのように半裸で寝そべる人や、
遠くの海に代わって、川や噴水のなかで水遊びに興じる人を見かけます。
白夜、噴水、そして人々の手にはビール!
ソ連時代には♪この海がビールだったら・・・という歌が大ヒットしたそうですが、
ロシアでも若者を中心に最近はビールが人気。
一番よく見かけるのは “バルチカ”
その名の通り、北の都サンクトペテルブルク生まれの“バルト海”という名のビールです。
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面白いことに0~9まで番号がついていて、
0は“ノンアルコール”
1は“ライト(39キロカロリー)”
2は“白ビール”
3は“クラシック”
4は“オリジナル”
5は“ゴールデン”
6は“黒ビール(66キロカロリー)”
7は“輸出用”(アルコール度数5.4%)8は“小麦のビール”
(大麦麦芽からでなく小麦から製造されているそう)
9は“アルコール度数の高い(8%)ビール”
といったところ。7番はときどき日本でもみかけますよね。
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ほかにも、“ネフスコエ(ネヴァ河の)” “ザラタヤ・ボーチカ(黄金の樽)”
“シビリスカヤ・カローナ(シベリアの王冠)” “クリンスコエ(地名:クリンの)”
・・・などなど種類も沢山あります。
逆に日本のビールはどうか・・・といいますと、
日本食ブームのモスクワでは、“キリン”“サッポロ”もありますし、
バルチカ社は今年“アサヒ”と提携し“スーパードライ”の販売も始まります。
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さて、おつまみにぴったりのチップスは、ロシアらしくこんな味も!
そして、黒パンをラスク状にした“スハリー”もお手軽おつまみとして人気があります。
スメターナ(サワークリーム)&ウクロップ(ウイキョウというハーブ)味
キャビア味やイクラ味、“煮こごり”味
なんかもロシアらしいですね
寒い冬が長く、冷やすことに抵抗があるのか、ソ連時代は、お水も、ジュースも、
もちろんビールも常温で飲まれていたロシアですが、
最近はようやく冷たいビールが出てくるようになりました。
ちなみに、ロシアではアルコールは18歳からとなっています。
バルチカ社HP