クリスマスといえば、やっぱり『くるみ割り人形』!ロシアではロシア正教の暦の関係で新年1月1日の後、7日にクリスマスがやってきますので、年末年始にかけてたくさんの劇場で『くるみ割り人形』が上演されます。
△今年はついに夢が叶い、ロシア最高峰!ボリショイ劇場の『くるみ割り人形』へ。クリスマスの1日が描かれた作曲家で“幻想文学の奇才”ホフマン(Эрнст Теодор Амадей Гофман)の童話«Щелкунчик и Мышиный король»(くるみ割り人形とネズミの王様)が原作になっています。(ホフマンの生まれたケーニヒスベルク大学についてはこちらへ。)ロシアの作曲家チャイコフスキーの音楽は世界中で愛され、『白鳥の湖』『眠れる森の美女』と並んで3大バレエのひとつに数えられています。チケットは通常、劇場のチケット売り場や公式サイトで入手できますが、『くるみ割り人形』は特に人気があり、入手が難しいプレミアチケットになっています。
絢爛豪華なボリショイ劇場!ロシアの威信をかけたこの究極の空間を創りあげる劇場とダンサー、スタッフはロシアの誇りです。(関連☆【ボリショイ劇場】元バレリーナがご案内!日本語のバックステージツアー)冬休み中ですから、目一杯おしゃれをした可愛らしい子供たちが客席にいっぱいなのも素敵です。
△雪国ロシアの作品は、いつも効果的に雪が演出されます・・・!ダイナミックな舞台全体を舞う雪の表情が、キラキラと輝く音楽とダンサーたちのこの世のものとは思えない美しさ、生き生きとした世界観と溶け合って、まさに子供の頃に夢見ていた全てが詰まった宝箱のような時間に・・・涙がこぼれました。
特にネズミ年の今年は、ネズミの王様に大歓声!
劇場内もたくさんのツリーなどクリスマスの装飾でいっぱい!劇場前も美しいイルミネーションで交通規制がかかるほどの人でした。
終演後には、ボリショイ劇場のすぐそばにあり、劇場チケットで割引サービスのあるレストラン・ボリショイでクリスマスのご馳走をいただきました。
わすれられないロシアのクリスマスになりました。
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