2年前に日本からモスクワへ持って来た1/4サイズのヴァイオリンがすっかり小さくなってしまった息子。日本にお下がりの1/2サイズがあるのですが、帰国までの間はロシアの楽器を使うことになりました。身体に合わせて変えていく分数ヴァイオリンは、門下の生徒同士で譲り合ったりもしています。メンテナンスなどでいつもお世話になっているサンクトペテルブルクの老舗弦楽器工房Горонокへ。
△ロシアではよくあるのですが、入口がわかりにくい!普通の家のような建物の扉の奥へ、細くて暗い廊下や階段がつづき、突き当たりのなんの変哲もない倉庫のような扉の向こうに・・・立派なお店!
先生おすすめのКаденцаのヴァイオリンを弾き比べて、とりあえずこの日は選んだ2挺+弓を一時購入し、音楽学校へ。ホールで先生や先輩方、伴奏の先生など皆で響きを聴いて、最終的に1挺を購入することに。素人の私が聴いても、楽器ごとに全く違う音色・・・!そして息子によると弾きやすさも全く違うそうで。
△お店にはひっきりなしにお客様がやってきます。息子の後ろでは、新しいチェロを試す男の子。
△奥には職人さんの工房や倉庫
楽器(と弓)が決まれば、あとはそれに合わせて今度はヴァイオリンケース(футляр)と肩当て(мостик)を選びます。残念ながらこちらのお店には、サイズにあった軽いケースがなくほかのお店も見てみることに(高くて良いケースは持ち歩きには重く、お手頃ケースは1/2サイズが売り切れ・・・3/4サイズのケースは、息子が自分で背負って歩くにはちょっと大きすぎるのです)。また肩当ても、探しているメーカーのものはなく、代わりに似ている商品をおススメ頂いたので、先生に写真を送り電話で話し合った結果、とりあえず一度レンタルして見て頂くことに。まだしばらくお店通いがつづきそうです。
Горонок https://goronok.ru/
住所: Rozhdestvensky Blvd, 9