ロシアでよくみかけるケーキのなかで、ソビエト時代から愛され、もっともシンプルなもののひとつが・・・Картошка (カルトーシュカ じゃがいも)!
じゃがいものような不格好さがまた素朴な魅力を醸し出すころんと丸いチョコレートボール。ねっとりと濃厚なチョコレートをメインに、そこにサクサクしたウエハースやナッツ、砕いたクッキーを加えてみたりとお店によってレシピは違うのも楽しいです。ソ連時代には、家庭でちょっと残ったお菓子などを混ぜて丸めてつくっていたそうです。
△じゃがいもの芽がついているものも!
旧アルバート通りにあった伝説のレストラン Прага(プラハ)のパティシエが考案したお菓子のひとつと言われています。ここから流行したスイーツは数知れず・・・なかでも“鳥のミルク”ケーキは有名ですね。
△2017年、またここでお店発祥の伝説のソ連スイーツを食べたい!と思っていたのに閉店してしまっていたのはとてもショックでした・・・
ソ連時代からのお菓子は、とっても甘くてコーヒーよりもお紅茶によく合うような気がします。舌がしびれるような甘さは、お砂糖が貴重だったソビエト時代にもたっぷりの砂糖を使ったお菓子でおもてなしするロシア人のあったかさなのだそうです。