漫画家の細川貂々さんがが2006年に出版し、2011年に映画化された『ツレがうつになりまして』。鬱病を“宇宙風邪“と呼んで、独特のやさしいキャラクターでその症状や闘病生活を描き、当時まだ精神的に弱い人がなるというイメージを持っていた鬱病について紹介したこの作品。
映画では、宮崎あおいさん演じる漫画家ハルさんと鬱になってしまうスーパーサラリーマン役の堺雅人さんのお宅にマトリョーシカが!リビングの大切なものを飾っているスペースに並んでいるのは何度も登場します。
ほかにも、たとえば、寝床の奥!マドの横にちょこんと置かれていたり・・・。古道具が好きだという設定のハルさん、きっとこのロシアの手づくりのお人形の可愛らしさが好きなんですね。
さらに冒頭シーン!手前のペットのイグアナの横に一部分だけ映っている雑貨、これも、ロシアの人気のお土産雑貨で、柄の棒を持って揺らすと、下に吊られた木のボールが重しになって、円形に並んだ小鳥たちが次々にえさをついばむ仕組みになっていますよ。同じ仕掛けを使った木の玩具がロシアのお土産市場にはたくさんあります。
△Богородская игрушка «Курочки на кормушке»
https://www.youtube.com/watch?v=I2i8L6xxLo0
△Деревянные богородские игрушки
実際に細川貂々さんのご自宅にロシアが?原作コミックエッセーにも描写が?それとも映画ならではの演出なのでしょうか・・・?