(ロシア文化フェスティバルblogより)
いよいよ今年2014年オープニングも近づいてまいりました。
4月にはロシア組織委員会代表団も来日し、今年初めてオープニングが開催される新潟を視察しました。
△4,843本のパイプオルガンも見応えがあるステージ
6月21日に国立モスクワ音楽院室内合唱団コンサートが開催される『りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館』のコンサートホールは、客席が舞台を360度囲むアリーナ型になっています。すべての椅子の座席部分内に音響シャッターが組みこまれ、また壁や天井が曲面でデザインされるなど、どこまでも美しい響きにこだわって設計されたホールを実際に訪れた代表団は「とても感銘を受けました!素晴らしいホールにふさわしい演奏をきっとご用意できるでしょう!」と担当者と力強く握手を交わしました。
さらに、りゅーとぴあ 能楽堂では、 20日に全ロシア音楽コンクール優勝者コンサートが開催されます。日本の伝統美とロシアの未来に輝く音楽家たちとの異色コラボレーションが生み出すプログラムにも大注目です。
△ロシアの3都市と積極的に姉妹都市交流をつづけている新潟には、ロシア語観光ガイドも用意されていました。
このほか、“柳都”新潟の理想郷をめざして作られた『りゅーとぴあ』のギャラリーでは、『コケーシカ(マトリョーシカ&こけし)』展覧会なども予定されています。空中回廊で信濃川へとつづいている屋上庭園や空中庭園、展望レストランやカフェもあり、ゆったりと文化的なひとときをお過ごしいただけそうです。また全面ガラス張りの開放的なロビーから外へ出ると・・・
新潟の総鎮守として千年余りもの歴史を持つ白山神社があります。しばしフェスティバルの成功を祈願する一行。
池、築山、花木を配したオランダ風の回遊式庭園で知られる白山公園では、明治期の大商家である斎藤家の邸宅で歴史的な価値を有する燕喜館を訪れたジェネラルディレクターのベススドノフ氏。さすが古美術にも造詣が深くていらっしゃるため、お抹茶を頂く時間も惜しんで掛け軸や欄間の細工についてなど質問されていました。
△桜の名所としても知られる白山公園。ちょうど満開でした!
右からベススドノフ氏、通訳の鍋谷真理子さん、長塚英雄事務局長
このほか、記者会見や市長表敬、夜にはオープニング記念レセプションが開催されるホテルオークラ新潟にて決起集会が催されるなど多忙なスケジュールをこなし、新潟でのフェスティバルに益々期待をふくらませて帰国されたのでした。