松本瑠樹コレクション ユートピアを求めて ポスターに見るロシア・アヴァンギャルドとソヴィエト・モダニズム」展オープニング・レセプションにて、ロシア文化フェスティバル日本組織委員会の鳩山由紀夫委員長に代わり出席された、幸夫人とご一緒に、展示室を覗いてまいりましょう!
3つの章に分かれた展示は,“色彩の魔術師”ワシーリー・カンディンスキーによる革命前ポスターにはじまり、
第1章は、インパクトのある韻文と絵を組み合わせることで民衆にとって“壁新聞“的な役割を果たした『今日のルボーク』や『ロスタの窓』など,カジミール・マレーヴィチやウラジーミル・マヤコフスキーら前衛芸術家が参加した、十月革命までのポスターで構成されています。
つづいて、ロシア・アヴァンギャルド期の映画ポスターで埋め尽くされた圧巻の第2章。ウラジーミル&ゲオルギーのステンブルグ兄弟やニコライ・プルサコフ、アレクサンドル・ロトチェンコらの手によって、1本の白黒映画がカラーポスターに凝縮されている、その大胆な構図や発想、創造性に目を奪われます!
△インスピレーションを得て、気になる作品の前でポーズをキメてくださる幸夫人。
△「あ!目が合っちゃった・・・!」『41番目の男』映画ポスターの前で。
そして第3章は、鮮烈な赤色が特徴のソヴィエト連邦の政治ポスター。地鳴りのように響き渡る足音や群衆の声、息苦しいほどの熱気が伝わってきます。
△松本ルキさんと幸夫人。「政治と芸術が融合されているのね!」
ユートピアを求めて。それぞれのポスターに込められた理想への想いは、ロシア革命前からソヴィエト連邦初期のアーティストたちも、これまで大切に受け継いでこられた松本瑠樹さんも、そして現代の私たちも,共感出来る感覚なのではないでしょうか・・・。