ロシアから芸術の秋風が吹いてきました。
激動のロシア革命期に民衆の姿を写実的に描いた
画家イリヤ・レーピンの日本初となる本格的な回顧展、
Bunkamura ザ ミュージアムでただいま開催中です!
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オープニングセレモニー・レセプションには、
“ロシア絵画の殿堂”国立トレチャコフ美術館の
イリーナ・レベデワ館長もお祝いに駆けつけました。
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キュレーターのスヴェトラーナ・カプィリナさんが
プレス向け内覧会で見どころを熱くレクチャー。
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レーピン自画像から始まる5つの展示室には、
ロシア民謡♪Эй ухнем!(ヴォルガの舟唄)が聴こえてきそうな
『ヴォルガの船曳き』誕生までの作品群やパリ留学後の“印象派”の顔、
革命をテーマに隠された謎に思いを巡らす『思いがけなく』、
そして絵の奥にその人生までを凝縮した肖像画の数々…
ところで、学生さんはガイドブック片手にどうぞ。
オリジナルキャラクターのトレちゃん・チャコちゃん・コフちゃんが
わかりやすく案内してくれます。
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モスクワのトレチャコフ美術館でも、
授業の一環として鑑賞している子供たちの
キラキラした瞳によく出逢います。
ロシアの大自然、人々の生活、宗教や歴史的な出来事や人物……
扉を開けてから出口まで、まるでタイムトラベラーのように
ロシア人の生きてきたロシアを感じることができます。
こんなふうに歩くだけで日本を知ることができる国立美術館、
日本にもあったら素敵ですね!
国立トレチャコフ美術館所蔵レーピン展 2012.8.4(土)-10.8(月・祝)
公演詳細についてはこちら
BunkamuraHP http://www.bunkamura.co.jp/
※開催期間中はBunkamura全体がレーピン色に!レストランでは展覧会開催記念メニュー、フラワーショップではレーピン×ロシアのアレンジメント、そしてロシアブックフェアも開催中です。